設定をレジストリを使わないでiniファイルで保存する方法は?
環境設定(Preferences) > 全般(General) / 設定を.iniファイルに保存する(Store settings to .ini file) をチェック |
デフォルトではレジストリを使用しますが、設定をiniファイルとして保存することもできます。
設定iniファイルは(ポータブル版でない限り)Windows7なら以下の場所に固定されます。
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\PotPlayerMini\PotPlayerMini.ini
(実行プログラムによって Mini がなかったり 64 が付加される)
起動時にこのiniファイルが存在すればレジストリよりも優先され、また設定画面から「iniで保存する設定」をオフにした瞬間このiniファイルは削除されます。(切り替え動作は設定を失うリスクを考慮してください)
DVB Support版の安定版アップデートでインストーラーを実行すると、強制的にレジストリ設定に戻され設定iniファイルは拡張子をbakに変えてバックアップされるので注意が必要です。
設定はレジストリ保存とiniファイル保存どちらがいい?
レジストリ変更が許される状況ならレジストリ保存が有利 |
PotPlayerは設定画面下のプリセット保存(Export Presets)から簡単にreg形式のバックアップファイルを任意のフォルダに出力できます。
regファイルは保存だけでなくregedit.exeへの関連付け実行で簡単に読み出しもできる(iniファイルなら切り替えにファイル名変更などが必要)ので、レジストリ変更が許される状況ではアクセス速度の点からしても実用上レジストリ保存が便利かもしれません。
インストーラーでバージョンアップすると設定が書き換えられて困る
インストーラーを実行しないで解凍した中身を使う |
アップデート時にインストーラーは動作エラーを起こしかねない設定を推奨値に書き換えてくることがありますが、一方でユーザーの意向に反する設定をされることもあります。
そんな時はアップデート前に設定画面下のプリセット保存(Export Presets)でバックアップのreg設定を出力しておけば、アップデート完了後すぐにregファイルをダブルクリック(regedit関連付け実行)で元に戻せます。
またPotPlayerの最初の導入時にインストーラーを実行してフォルダやファイルの構成を確かめたら、次回からのアップデートではインストーラーを解凍して取り出した中身を上書きするというのもよくやる手。
DVB Support版を使用している場合インストーラーはサンプル用のプリセット(Built-in XXX Decorder)を初期化するので、これらのプリセットにカスタマイズした設定を保存しないようにしましょう。
設定を変えても保存されない時があるのはなぜ?
個別の設定状態で複数のPotPlayerを起動している場合、設定保存動作を最後にしたプレーヤーの設定が残ってしまうため |
保存のタイミングは設定ダイアログでOKまたは適用ボタンを押すか、プリセットを切り替える時、プレーヤーを終了する時です。
残したい設定をしたPotPlayerを最後に閉じるようにしましょう。
また、大部分の項目はプリセット毎に違う設定を持つので、目的のプリセットを操作しているか確認すること。
設定操作するプリセットは環境設定ダイアログ左上のドロップダウンコンボから切替できますが、そこで表示されているものが現在適用中のプリセットとは限りません。
適用中のプリセットは環境設定ダイアログのタイトルバーに表示されている方です。
スキンの登録と入れ替え方法は?
拡張子.dsfのスキンファイルはインストールフォルダ下のSkinsフォルダへコピーして登録 |
dsfをPotPlayerへドラッグ&ドロップしてもOKです。
登録されたスキンは環境設定の全般 > スキンからリアルタイムに切り替えできます。
切り替え時に描画が不安定になったらスキンのOSC制御(透明化・次の質問を参照)をいったん無効にしてください。
スキンを半透明にしたい
スキンのオーバーレイ(オンスクリーン制御)を変える |
環境設定(Preferences) > 全般(General) > スキン(Skin) > OSC / 画面のオーバーレイ(On Screen Control) > メソッド(Method) >> Direct3D 9(またはレイヤーウィンドウ) にする
必要に応じて不透明度(Transparency)も調整できます。
Direct3D か LayeredWindow かはスキン側の対応によります。
PotPlayer全体の描画が不安定化した時はこのOSC制御を無効にすると解決するときがあります。
また、Direct3D の安定性は次の設定と関連します。
環境設定(Preferences) > 映像(Video) / Direct3D 9Ex
環境設定(Preferences) > 映像(Video) / 排他的全画面モード(Fullscreen exclusive mode)
スキンの改造ってどうするの?
dsfファイルはzipそのものなので、解凍して中身を編集 |
Skinsフォルダにあるdsfをコピーして拡張子を.zipに変えてからそこに解凍します。
含まれているxmlファイルとpng画像を好みで編集してください。
解凍したフォルダのままでもPotPlayerに反映させることができます。
編集し終わってdsf化するには逆にzip圧縮しますが、この時フォルダ構成を含めないようにフォルダ内のファイルだけを選択して圧縮してください。
xmlの各要素や属性はSkinSupport.txtに書いてあるのですが、詳しいことは不明なので他のスキンを参考に試行錯誤するしかありません。
起動してもタスクバーにアイコンが現れず、タスクトレイに隠れてしまう
トレイアイコン表示の設定を変える |
環境設定(Preferences) > 全般(General) / トレイアイコン(Tray icon) >> 使用しない(Do not show) にしておく
ウィンドウを小さくしても動画を開くと毎回大きなウィンドウになってしまう
再生ウィンドウサイズを等倍にしない |
環境設定(Preferences) > 再生(Playback) / 画面サイズ(Window size) >> 境界なし(Fit to aspect ratio) にします。
ここで「デフォルトサイズ(Don't change)」に設定してもかまいませんが、その場合 Daum版インストーラーはアップデート時にその設定を等倍に強制変更してしまいます 全画面時での動作が少し違います。
サイズの大きな動画を開いてもウィンドウが小さいままなんですが
再生ウィンドウサイズを等倍にする |
環境設定(Preferences) > 再生(Playback) / 画面サイズ(Window size) >> 画面サイズ x1.0 (100%)(Video output size) にします。
関連付けしているファイルをダブルクリックで開いてもすぐに再生されない
複数起動の設定を変える |
設定上プレイリストに追加されるだけになっていることがあります。
環境設定(Preferences) > 全般(General) / 複数起動時(Multiple instances) >> 選択ファイルを再生リストに追加(Disable: Add files to playlist of existing PotPlayer instance) 以外にしておきます。
急に映像の明るさや色合いがおかしくなった
キーボードに触れて気づかずに映像設定を変えていないか確認する |
QWERTYUIOのキー列は標準で映像調節になっています。
環境設定(Preferences) > 映像(Video) > 色空間(Colorspaces) / 映像制御(Video Control)
で明るさ(Brightness)やカラー(Color)の値がデフォルトから動いていないか確かめましょう。
または
メインメニュー(Main Menu) > 映像(Video)
で調整項目にチェックが入っていないか確認。
Qキーで標準に戻すことができます。
普通に再生しても変な音の鳴り方がする
気づかずに音声設定を変えていないか確認 |
環境設定(Preferences) > 音声(Audio) >
の下にある項目で有効なものを調べます。または
メインメニュー(Main Menu) > 音声(Audio) > 音声処理(Audio Processing)
のチェックを確認してください。
再生速度を変えると音が割れて変なエコーがかかる
音声速度モードを低品質に変える |
環境設定(Preferences) > 再生(Playback) / 音声の速度(Audio speed mode) >> 低品質速度調整(Low quality)
デフォルトの高品質は音ズレをなるべく抑えたモードと考えられます。
低音質は変速再生時に一定の音ズレと引き換えに原音に近い音質を保ちます。
音がずれてリップシンクが合わない
EVRフレームドロップ機能を使用 |
音声速度モードの設定で低音質の場合、音ズレを補正するには再生速度を0.1倍上げる毎に同期を -0.1秒ずらす必要があります。 (←安定版1.6.51480以降補正の必要がなくなりました。)
また再生して行く内にどんどんズレ幅が大きくなってくる場合は設定を見直す必要があります。
デフォルトのEVRレンダラーを使用している場合、次の項目がチェックされていることを確認します。
環境設定(Preferences) > 映像(Video) / EVR再生時にフレームドロップ機能を使用(Use EVR Frame Drop feature)
キーの割り付けをしようとしても、あるはずのコマンドが見当たらない
現在の再生状況で使えないコマンドは隠れているものがあるので、実行できる再生状況にする |
環境設定(Preferences) > 全般(General) > ショートカット(Keyboard) / ユーザ定義(Hotkeys)
例えばブックマークのない動画を再生中はコマンドリストに「次のブックマーク/チャプタ(Prev Bookmark/Chapter)」は現れません。
とりあえず再生中のメディアにブックマークをひとつ打つか、ブックマーク/チャプタ付きのメディアを再生すると見えるようになります。
右クリックしたメインメニューに DVD Control が出てこなくなった
DVDを再生すれば現れる |
キー設定したらPotPlayer以外のソフトでもそのキーでコマンドが実行されてしまう
キー割り付けでグローバル(Global)が設定されていないか確認する |
これはすべてのウィンドウで有効なグローバルホットキーです。
DVDの自動再生を設定しても反映されないんですが?
Windowsの自動再生設定でPotPlayer使用の「DVD ムービーの再生」を選ぶ |
PotPlayerの関連付け設定でDVDの自動再生をチェックしてシステムに適用させると、Windowsの自動再生メニューには通常次の二種類のPotPlayer項目が現れます。
DVD ムービーの再生 | 表示されない場合は、Windowsの再起動などでWindows側に認識させる必要があります。 |
DVDを再生(またはDVD playback) | DVD-VideoでないDVDデータディスク内のメディアを探して再生するもの(?未確認) |
ランダム再生ができない、またはプレイリストの上の方の曲をダブルクリックしても再生されない
シームレス再生を設定していれば無効にする |
環境設定(Preferences) > 再生(Playback) > シームレス再生(Seamless Playback)
を有効にしていると決まった下方向への順番で再生され、プレイリストで再生開始位置より上にあるファイルは読み込まれなくなります。
レジュームをオフにしてるのに曲の途中から再生される
プレイリスト内の位置を覚える設定ならそれもオフにする |
環境設定(Preferences) > 再生(Playback) / 最新の位置から再生(Play from the latest point)
がオフであっても
環境設定(Preferences) > 再生(Playback) > 再生リスト(Playlist) / 再生リスト内での再生順を保持(Remember played position)
が有効であれば、PotPlayerを一度終了しない限りやはりレジュームされるようです。
ビデオ制御関連の設定(リサイズや映像処理)が反映されない
ビデオデコーダーでDXVAを有効にしていたり外部レンダラーを使用している場合有効にならない |
各フィルターをPotPlayer内部のものにしてDXVAをオフで試してください。
3D機能が使えない
PCでGPUサポートが必要 |
古いPCでビデオボードを搭載していない、ピクセルシェーダのバージョン(またはDirectXのバージョン)が対応できない、などの条件では使えません。(具体的にどこから対応しているのかは不明)
起動がとても遅いです
Prefetchファイルを削除してみる |
メディアプレーヤーはシステム側との連携で動くので、ビデオデバイスなどドライバは常に最新の状態に更新しておきましょう。
また最初にインストールした時点では速くても、使っている内にもたついてきます。
WindowsではPrefetch機能の先読み動作が裏目に出て、かえってアプリケーションの起動に時間がかかることがあります。
C:\Windows\Prefetch の中の POTPLAYERMINI.EXE-xxxxx.pf の削除で一時的に起動時間が短縮されることがあります。
Prefetchはレジストリを操作してずっと無効にすることもできますが(アプリケーションとシステムの2種類)、全てのソフトやシステム全体にかかわりますので無効化は慎重に行ってください。
参考:http://freesoft.tvbok.com/tips/optimise_vista/prefetch.html