■PGスク・“WJ”、特級刑務所を語る■

Last-modified: 2009-11-28 (土) 09:55:21
■PGスク・“WJ”、特級刑務所を語る■

「この刑務所、実はそこまで警備が厳しくねえ。そりゃ特級と名が付くだけのもんは揃えてるがな。
 囚人のLvは下手すりゃニューアルカトラズも凌ぐのに、あっちと比べて驚くほどザルだ。
 なんでか? 理由は簡単、あっても無駄だからだ。
 ここに収められてる連中は2種類ある。
 1つが普通の警備でも脱走なんて不可能な奴。もう1つがどんな厳重な警備だろうがムダな連中だ。
 そりゃ警備に金かけんわな。看守の昼休みの賭けポーカーに使った方がよっぽど有意義だ。
 じゃあどそんな連中がなんで出て行かないのか。これもまた単純。出て行く必要が無いからさ。
 ここに収監されてんのは、言ってしまえば他人を傷つけるしか能の無い、コミュ不全の連中だ。
 ここにいれば飯も寝床もあるし、欲しいもんは大概融通して貰える。
 何より他人と触れ合う必要が無い。わざわざ外に出て他人に忌み嫌われる必要がどこにある?
 つまるところ、ここにいるのは世界中の誰よりも弱い連中なのさ。勿論俺も含めてな、ヒヒヒッ」