CFW【カスタムファームウェア】には、メーカー保証は一切ありません。壊れたとしても、サポートが受けられなくなろうが「大丈夫だ。問題ない」という人だけ導入するように。完全に自己責任でお願いします。 ![[tip]](https://cdn.wikiwiki.jp/to/w/common/image/face/tip.gif?v=4)
SONYに修理依頼を送っても「だが断る。CFWは受け付けん」と言われるだけです。
なお、CFWを入れた本体を売却する行為は違法です。当然、販売も違法です。
CFW、HEN、LCFWとは?
- CFW…カスタムファームウェア(Custom FirmWare)の略称
- PSPを改造しているユーザーの間では公式FWはOFW(Official FirmWare)と呼ばれている。
- OFWでは不可能なバックアップしたゲームの起動やHomebrewと呼ばれる自作ツールやプラグイン(拡張機能)をサポートしている。
- 現在主流のCFWは6.60ME-1.8 QuickFix,6.60 PRO-C2で、一昔前のCFWは5.50GEN-D2,5.50GEN-D3,5.50 Prometheus,5.00M33-6などがある。
- HEN…ホームブリュー イネーブラ (Homebrew Enabler)の略称
- PSPのexploit(脆弱性)を利用して自作ソフトを起動できるようにするためのものである。
- 無改造の状態からある特殊な操作をすることにより、擬似的なCFWの環境を作り出す事ができる。
- ただし、CFWとは違いUMDバックアップ起動や外部モジュール読み込み機能は無い。
- 一旦電源を切ってしまうと元のファームウェアに戻ってしまう。
- HENを利用して対策前のPSPにパンドラバッテリーなしでCFWを導入する事もできる。
- LCFW…ライトカスタムファームウェア(Light Custom FirmWare)の略称
- CFWを導入できないPSP-2000(後期型)やPSP-3000、PSP-GO用に作られた、半導入式CFWのこと。
- HENシリーズの進化版で、現在は無改造の状態から導入することが出来る。
- HENシリーズとの大きな違いは、ISOファイルをXMBで直接読み込むことができる事だ。
- 基本的には一旦電源を切ってしまうと元のファームウェアに戻ってしまう。
- Infinity等を利用し永続化を行えば電源を切った状態でも維持可能。
を使用すれば回避可能)。 - 現在主流のLCFWは6.60LME-1.8 QuickFix,6.60 PRO-C2である。
CFW、LCFW集
- M33シリーズ
OEシリーズの作者でもあるDark AleX(DAX)氏が作成したCFW
最新版は5.00M33-6
詳細→M33シリーズ
- GENシリーズ
GENチームが作成したCFW
最新版は5.50GEN-D3
詳細→GENシリーズ
- Prometheusシリーズ
GENチームが作成した5.50GEN-D3,5.03GEN-Cにliquidzigong氏が改良を加えた物。
最新のゲームのUMD起動に対応している。
最新版は5.50 Prometheus-4
詳細→Prometheusシリーズ
- PROシリーズ
PROチームが作成したCFW、LCFW
パッチ等を当てること無くほぼ全てのゲームを起動させることが出来る。
最新版は6.60PRO-C2
公式ページ(procfw)
- MEシリーズ
neur0nが作成したCFW、LCFW
パッチ等を当てること無くほぼ全てのゲームを起動させることが出来る。
最新版は6.60ME-1.8 QuickFix、6.60LME-1.8 QuickFix
公式ページ(neur0n)←Twitterへ飛ばされる模様
Twitter
純正FWとの違い
CFWにより大きく違うが、主にこのようなメリットがある。
- ゲームをメモリースティックから起動させる事によりローディング時間を大幅に短縮させる事が出来る。
- MHP2Gなどでも見られるメモリー起動を事実上全ゲームで可能にしてくれている。
「シュイ~~~~ン…」と言う音もなくなり、高速ローディングにより快適にプレイできる。 - またゲームディスクを持ち歩く必要がないため荷物を軽量化+ゲームディスク破損を
防ぐなどがある。 - UMDドライブよりメモリースティックの方が物理的な稼動部分が無く信頼性が高い上に消費電力が少なくバッテリーにも優しい。
- MHP2Gなどでも見られるメモリー起動を事実上全ゲームで可能にしてくれている。
- PS3を仲介することなくPSソフトをプレイできたり、またエミュレータなどにより
PSPでスーパーファミコンやゲームボーイ、N64などをプレイする事が出来る。- 一部は実機並とまでは行かない。
しかし、CFWを導入した事によるデメリットもいくつかある。
- 公式サポートが受けられなくなる。
- うまい事騙せて修理できたとしても純正品になって帰ってくる可能性がある。
- もしかしたら対策基盤になって帰ってくる事も・・・。
- CFWをインストールしたPSPを売る事は違法となっている。
- 逮捕者も出ているのでオークションなどで売る行為はやめた方がよい。
- 下手するとゲーム機が故障する場合がある。
- しかも上記理由により直して貰えない事が多いらしい。
- この場合修理業者に修理を依頼するしかなくなる(有料)
上記の事を踏まえたうえでCFWを導入してください。
下手すれば壊れてしまう可能性があることも忘れずに。
もしCFWを導入した状態で、物理的な破損(液晶割れ等)があっても公式サポートが受けられなくなるので
良く注意する事。
PSPVer別 CFW/LCFW導入手順 or DownGrade手順
全Ver共通
現在は全てのPSPにおいてCFW、あるいはLCFWを導入することが出来ます。
ただし、CFWとLCFWのどちらとも導入できるのはPSP-1000と一部のPSP-2000(基盤がTA-088v3より前のもの)だけです。
他のPSP-2000、3000、goはLCFWを導入することは出来ますが、CFWを導入することは出来ません。
PSP-2000の場合は一度LCFWを導入してからPSPidentというアプリを使えばCFWを導入できるかどうか判断することが出来ます。
また、CFWを導入したPSPの販売を行っていた人が逮捕された事件以降
導入屋と呼ばれる人達もほぼ店じまいしてしまい、ネットで導入依頼はかなり困難となっています。
PSP-1000
PSP-1000はダウングレード、CFW共に、ほぼ全基盤で導入できます。
TA-082 基板の一部と TA-086 基板の PSP では 、FW1.50へダウングレードした際に輝度不具合が発生します。輝度調整が反転し、最低輝度がバックライトOFFになってしまいます。
起動不能に陥る、導入できないなどの致命的欠点なども特にありません。
初めての導入をするなら一番やりやすいVerだと言えます。
- パンドラ不使用で直接CFW導入
- MEシリーズの場合
- 6.60ME installer for OFW6.60を使えば、バージョンが6.60なら無改造状態から6.60ME-1.2を導入することができます。
その後、現時点で最新版である6.60ME-1.8 QuickFixにアップデートすれば導入完了です。 - また、このインストーラは同じフォルダにある「ME.PBP」を起動させるためのランチャーとなっています。
ME.PBPを、最新の6.60MEシリーズのアップデータをME.PBPとリネームしたものと置き換えれば一気に最新版をインストールできます。
- 6.60ME installer for OFW6.60を使えば、バージョンが6.60なら無改造状態から6.60ME-1.2を導入することができます。
- PROシリーズの場合
- 6.60 PRO-C2も同じくバージョンが6.60の無改造状態から導入できます。
- ただしこれだけではLCFWのままなので、同梱されているCIPL_Flasherというアプリを使うことでLCFWからCFWにします。
- パンドラ使用で直接CFW導入
- OFW X.XX→CFW X.XX
パンドラバッテリー(ジグキックバッテリー(Jigkick Battery)とマジックメモリースティック(MMS))が必要です。
- OFW X.XX→CFW X.XX
PSP-2000
1.基板がTA-088v3以降、または基板が分からない場合
- CFWは導入できませんが、LCFWを導入することはできます。
基板が分からない方はとりあえずこちらを導入してください。
LCFWを導入すると、PSPidentというアプリを使うことでCFWを導入できるかどうか判断できます。
- MEシリーズの場合
- バージョンが6.60なら無改造状態から6.60LME-1.8 QuickFixを導入することが出来ます。
- PROシリーズの場合
- 6.60 PRO-C2も同じくバージョンが6.60の無改造状態から導入できます。
2.基板がTA-088v3より前の基板の場合
- パンドラ不使用で直接CFW導入
- MEシリーズの場合
- 6.60ME installer for OFW6.60を使えば、バージョンが6.60なら無改造状態から6.60ME-1.2を導入することが出来ます。
その後、現時点で最新版である6.60ME-1.8 QuickFixにアップデートすれば導入完了です。 - また、このインストーラは同じフォルダにある「ME.PBP」を起動させるためのランチャーとなっています。
ME.PBPを、最新の6.60MEシリーズのアップデータをME.PBPとリネームしたものと置き換えれば一気に最新版をインストールできます。
- 6.60ME installer for OFW6.60を使えば、バージョンが6.60なら無改造状態から6.60ME-1.2を導入することが出来ます。
- MEシリーズの場合
- PROシリーズの場合
- 6.60 PRO-C2も同じくバージョンが6.60の無改造状態から導入できます。
- ただしこれだけではLCFWのままなので、同梱されているCIPL_Flasherというアプリを使うことでLCFWからCFWにします。
- パンドラ使用で直接CFW導入
OFWからパンドラバッテリーとマジックメモリースティックを使用し、CFWを導入します。- OFW X.XX→CFW X.XX
PSP-2000をCFW化するためには、パンドラバッテリー(ジグキックバッテリー(Jigkick Battery)とマジックメモリースティック(MMS))が必要です。
◆パンドラのセットを所持
問題なくCFWを導入できるはずです。
◆Jigkick Batteryのみを所持
MMSをPCで作成してください。
◆MMSのみを所持
Jigkick Batteryを購入するなどで入手してください。
◆両方無し
▲CFW導入済みPSPを所持
CFWを導入してあるPSPでJigkick BatteryとMMSを作成してください。(PSPがパンドラ対策基盤なら作成できない場合があります。)MMSはUniversal Unbrickerで作る事をお勧めします。
▲CFW導入済みPSPを持っていない
Jigkick Batteryを購入するなどで入手してください。MMSはPCでも作れます。
- OFW X.XX→CFW X.XX
PSP-3000
FW 6.61までのPSP-3000は全てLCFWを導入できます。
導入方法は基板がTA-088v3以降のPSP-2000と同じです。
ただし、共通して
- 電源を切ると元(純正FW)に戻る
- 壊れる可能性あり(お約束と言えばお約束か…)
と言う条件が存在します。
- 導入方法
- MEシリーズ(LME)の場合
- バージョンが6.60なら無改造状態から6.60LME-1.8QuickFixを導入することが出来ます。
- MEシリーズ(LME)の場合
- PROシリーズ(PRO-C)の場合
- 6.60 PRO-C2も同じくバージョンが6.60の無改造状態から導入できます。
- LMEとPRO-Cのデュアルブート環境
- 念のためバッテリーを80%以上に充電してから通常の手順でLMEとPRO-C2を導入、使いたい方のランチャーを起動。
- ProSwitchLME(プラグイン/ProSwitcherLME.prx)を使うとXMB画面(LRボタン)でPRO-C2とLMEの切り替えができる。
- 自作アプリケーション起動時の挙動
- PSP-2000以降はメインメモリが32MBから64MBになりUMDキャッシュ機能が追加されましたが、これをOFFにすることで32MB空きます。
- これによりRemote joy lite(転送モードTYPE0)や自作アプリ等のメモリ消費量の多いものも安定動作させることができます。
PS VitaのAdrenaline
- 機能
•XMBの復活
•PSP向けのHomebrewの起動
•PSPゲームのバックアップ(ISO/CSO)起動
•PSP向けのプラグインの使用
•PS VitaのアプリケーションとしてXMBを起動できる
•複数の種類のグラフィックフィルタリング
•PS Vita標準のスクリーンショット機能が使える - 導入
まず、動作環境を確認してください
•FW3.65以下のPS VitaまたはVita TV(HENkakuを導入できること)
- HENkakuとVitaDeployのインストール
ブラウザを起動し、「deploy.psp2.dev」と入力する。
「HENlo – a Playstation Vita Jailbreak」というサイトが表示されたら、「Unlock my Vita」→「Unlock」の順にタップして進む。
HENkakuのインストール画面が表示されたら、「Install henkaku」を選び、✖ボタンを押す。
これでHENkakuがインストールされるが、CFW状態は再起動で解除される。再度ブラウザからHENkakuのインストールを行う。
CFW状態を保ちたい場合は、後半で説明するensoの導入を行う。
3. VitaDeployのインストール:
VitaDeployを起動する。
もしVitaShellが起動してしまった場合は、「リスクのあるユーザープログラムを有効化」する手順を忘れているため、有効化してから戻る。
「App downloader」→VitaShellにチェックをつけ、「Download the selected apps」をタップしてダウンロード、インストールする。
4. 3.65へのダウングレード:
VitaDeployで、「Install a different OS」→「Quick 3.65 Install」の順に進み、3.65のFWダウンロードを開始する。
ダウンロードが完了するとmodoruの画面が表示され、ダウングレードを開始する。
×ボタン→(20秒待機)→再度、×ボタンでダウングレードを開始する。
データチェック後、システムアップデートが自動的に開始される。
アップデートが終了すれば、3.65にダウングレードが完了する。
5. 設定の変更:
設定を開き、「HENkakuの設定」→「リスクのあるユーザープログラムを有効化」にチェックを付ける。
「偽装バージョンの確認」を開いて、3.74以上に偽装バージョンを変更する。
「システムソフトウェアのアップデートファイルをダウンロードする」のチェックを外す。
6. VitaDeployから各種導入:
VitaDeployを起動する。
もしVitaShellが起動してしまったら、「リスクのあるユーザープログラムを有効化」する手順を忘れているので戻って有効化する。
「App downloader」→VitaShellにチェックをつけ、「Download the selected apps」をタップするとダウンロード、インストールされる。
7. 3.65へのダウングレード(再掲):
VitaDeployで、「Install a different OS」→「Quick 3.65 Install」の順に進むと、3.65のFWダウンロードが始まる。
FWのダウンロードが完了するとmodoruの画面が表示され、ダウングレードを開始する。
×ボタン→(20秒待機)→再度、×ボタンでダウングレードを開始する。
データチェック後、システムアップデートが自動的に開始され、アップデートが終了すれば3.65へのダウングレードが完了する。
- Adrenalineのインストール
こちらの記事を参照
https://osakablog.info/2021/05/03/%E3%80%902021%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E6%9C%80%E6%96%B0%E7%89%88%E3%80%91psvita%E3%81%ABadrenaline%E3%82%92%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%97%E3%81%A6psp%E3%81%AE%E3%82%B2/
コメント
※下記 導入方法の間違いやコメントを書き込んでください。
- 失礼、ちゃんとした手順を踏んで導入するもんだ。メモステ替えれば導入できるなんてことはない -- 2015-01-27 (火) 13:04:43
- ↑3 もしLCFWのことをいってるなら、LCFWの入ったメモステさえあれば導入はできる -- 2015-01-27 (火) 13:07:29
- PSP-3000のOFW v6.61にも導入可能。 -- 2015-07-31 (金) 18:09:11
- ↑補足: LCFWの話 -- 2015-07-31 (金) 18:10:25
- 「6.61 Infinity」が来ましたね! -- aaa? 2016-03-08 (火) 17:15:27
- CFW5.00m33-6から直接CFW6.60 me-1.8は導入できますでしょうか -- popo? 2016-07-20 (水) 17:49:12
- CFW6.60はMVSPSPのキャッシュ読み込みでハングするので、一番良いのはCFW6.39だと思います -- G? 2016-10-12 (水) 00:21:56
- 場違いかな、ここにAdrenalineについて詳しく書いてあったら嬉しいんだけどね -- 2017-06-08 (木) 18:01:38
- 保守。 -- 2017-09-16 (土) 19:33:40
- CFWを導入したPSPを売り渡すことは違法と書いてありますが、何法に違反していますか? -- 2023-02-08 (水) 15:33:14