世界の法則

Last-modified: 2021-10-09 (土) 22:53:18

世界の簡略概要

この世界では、現実と違い「魔法」と言った概念があります。これは現実における私たちの知る「魔法」という言葉とは少しニュアンスが違うので、気を付けてください。
詳しくは用語解説で記載しますが、「魔法」は現実の現象の中に含まれる一般的な出来事で、「魔術(魔法を人為的に発動・制御しているものを指す)」は地球における「科学」の一種として扱われています。

また、この世界では、「創作主体年代の科学技術力」を15~17世紀と位置付けています。「科学」はもちろん魔術を含むもので、魔術のおかげで現実17世紀よりここが発展している!というところと、魔術のせいで現実17世紀より遅れている!と言った場所も存在します。お気を付けください。

魔力には「正の魔力」「負の魔力」があります。
それぞれ魔法発動時に違いは有しませんが、唯一違う点として「正の魔力」と「負の魔力」はそれぞれ磁石の極のような性質、すなわち正は正と、負は負と弾き合う性質を持つのです。逆に正と負は引き合います。
また、この世界は基本的に正の魔力で動いています。負の魔力は何故か、空から落ちる石からしか入手できません。
理由はすぐ下に、後述します。

全世界的な地学

この創作の舞台となる惑星は「クライナーセ(ケルツァス語"世界")」と呼ばれています。朝の空に浮かぶ光るものは「」です。
「世界」は夜になると、大きな虹を空に浮かべます。クライナーセの住人は"夜虹"と呼んでいます……私達、前宇宙文明の言い方では、「"クライナーセ"と呼ばれる惑星には環がある''」といったところでしょうか。

"夜の虹"

"夜の虹"はこの世界と言う惑星に存在する環で、光魔石を多量に含んでいます。
また、夜の虹は「羊飼い」と呼ばれる大き目の衛星、そのまんまリングを維持する「羊飼い衛星」ですが……を持ちます。これらは純度の高い光魔石の結晶と思われます。
"羊飼い"は夜、淡く光ります。イメージとしては私たちの世界で言う所の「月光」くらいの明るさで光ります。
ただ、この光をリングは反射します。リングに含まれる光魔石は純度が低く、当てられた角度によって色を変えて空に移ります。

この色の移り変わりは周期的かつ規則的で、暦にも使えます。
この色に応じて生物はある程度の行動指標を決めている場合も多いとされています。

また、このリングは「負の魔力」で動いています。負の魔力はリングに収まりきらないほど蓄積されており、"世界"の大気よりはるか上に降り立ち、ある程度の高度で「負の魔力の力場」を生成しています。
これは世界的な自然現象、とくに潮汐に関わっており、また宇宙からの負の魔力、特に太陽風や隕石、放射能などをはじき返しています。
また、恒星の活動や隕石、地上の大規模魔法の影響で惑星の"負の魔力の力場"は力を失ったり強めたりすることがあります。これらは環の彩度や色相で確認できます。
また、力の増減は主に恒星活動や環の光の当たり方で周期的に変わります。これらも、やはり自然現象へ影響を与えています。

潮汐

基本的に、"環"を持つ惑星は潮汐が発生しません。しかしながら、この惑星ではそれが発生しています。

マントルあたりの層では大量の正の魔力が自転軸の方向らへんに高速循環しており、マントルの含有魔力にはムラがあります。
魔力が濃いあたりが海底(or地中)の水魔石や熱魔石に当てられると、魔石は圧倒的な出力で魔法を発動、その周辺の海水が「正の魔力の力場」を帯びます。

先ほど、惑星の環は惑星を覆うように「"負の魔力の力場"」層を作っていることを説明しましたね。
正の魔力の力場を帯びた海水は、負の魔力の力場へ引き寄せられます。

また、"負の魔力の力場"は周期的力を失ったり強めたりすることも先ほど説明しました。
結果として、周期的に水が持ち上げられたり沈んだりするため……それこそ衛星が海をかき混ぜるかのような、潮汐が発生するのです。

用語詳細解説

魔法 -魔力によって発生する出来事のこと

「魔力によって発生する出来事のこと」。といった意味で、これらは自然魔法災害や人為的な魔術、自然現象、人為的現象、非知的生命体による現象などすべてをひっくるめた言葉です。
なので、仮に後で解説する「魔石」が自然発火したとしたら、それは"魔法"です。
逆に、人間が術式魔石に基づいて魔石を発火させた場合、それは魔術とされます。
魔力は空気中にわずかながら充満し、特殊な場所に集まる傾向があります。理由はよくわかっていません。特殊な場所の良い例として「古いもの」に蓄積する傾向があります。例えば200年生きた大樹、300年前の本、生物のような形をした石などなど……
これらは「魔法燃料」と呼ばれ、魔力を取り出し使用することができます。

魔力 -魔法を発動する際に必要になる概念-

これらはこの世界の人間から見ても「魔力と言う何かが必要になっていることはわかるが、それが何かわからない」といった状態で詳しく判明していません。
理解できるのは、「魔法が発生する際に魔力が必要になる」ことです。現実における「エネルギー」とニュアンスは近いかもしれませんね。
魔力の入手方法は"古くなったものから取り出す"がメインです。例えば地下に眠っていた金貨、例えば100年生きた樹木、例えば200年生きた魔女の魂など。
これらから魔力を取り出すことで魔法を行使できます。この世界の魔術師がミスリルの輪を多数括り付けたローブを着ている理由はそれです。

魔術 -魔法のうち、人為的に発生させたことがら-

つまり、人間?などが意思を持って意図的に発生させた魔法のことです。例えば野生のイノシシの使う筋力強化しかり、ゴブリン?の使う石飛ばし魔法しかり。
基本的に魔術には「人為的に発生させた」かつ「術式によって制御されている」ことが重要です。
術式については次で話しますが、大規模な竜巻魔術が実行者の言うことを聞かなくなったとしたらそれは「魔法」になります。

術式 -魔術において、魔法を制御する際の命令文

要するに、「魔力」が電力で、「魔石」がコンピューターで、「術式」がプログラミングの構文です。術式はありとあらゆる形で成立し、世界には数えきれない種類の術式が存在します。
故に、創作者はオリジナルの術式を創作することが可能です。

魔石 -魔力を通すと、それを消費して何かを発生させるもの-

要は魔石に魔力を通すと、魔石が特性通りの魔法を発生させます。

自然に算出する魔石は水分、岩石、土壌、空気、熱気、冷気、光明、闇黒の8属性(八大元属性と呼ばれる)の魔石が産出します。
これらは単体では「火をつける」「水を出す」「ちょっと光る」のような自然現象しか執り行えません。しかしながら、魔石は半透明の金属のような物質である故に、溶かして別種のものを合成し属性を組み替えることが可能です。
なので、違う属性同士の魔石を合成することで様々な魔法を発生させる魔石を作り出し、術式と組み合わせて様々な魔法を取り行うことができます。これの組み合わせもどんどん作ってください!

魔力生物

魔力生物群は魔力をエネルギーとした生態系です。
酸素をエネルギーとする我々光合成生物群や、硫化水素などをエネルギーとする化学合成生物群などのように、魔力を代謝に取り入れてエネルギーとする生物の生態系を指します。
これらはまず、何らかの形で魔石を摂食する植物や真菌類などが生産者となって魔石が含有した養分"魔導養分"を作り出し、動物などの消費者が摂取して増幅、腐肉食動物や菌類などの分解者が消費者の死骸を分解して魔導養分が環境に還元していくことで魔導養分や含有魔力の循環サイクルが成り立っています。また、魔導養分となった魔石成分や魔力が生態系の営みに合わせて拡散し、魔力生物を育む環境が拡大することもあります。
魔力生物群は魔力を代謝に組み込んでいるという体質上、その身体……特に魔導系と括られる特殊化した器官や体組織には魔法燃料に適した高い魔力含有量や合成魔石を匹敵し凌駕する機能を有しているなど、魔法魔術の素材として極めて有用で高価であると期待できます。
一方、魔力をパワーソースを利用しているために普通の生物(光合成生物相)よりも遥かに強力な生命となる。つまるところ……

・早い成長スピード
・暴力的な繁殖速度
・絶大な身体サイズと特殊な能力
・高度な魔法を操る者もいる

……を兼ね備えているため、条件が揃えばあっという間に環境を塗り替え、人の街をも飲み飲む危険性を持っています。
特に脅威となる動物群は『モンスター』などとも呼ばれています。これらを生物資源として利用するのは極めて高いリスクを孕み、それを乗り越えて運用できる国家はそうはいないでしょう。

モンスター

モンスターとは、人からして脅威となる生物の総称です。つまりは「人から見て脅威、凶悪」という共通点で纏められた人為的で雑多、本来の生物学的な意味を持たない分類です。地方によっては『魔獣』『魔物』『怪物』『怪獣』などとも呼ばれています。
多くの場合魔力生物群集に属しており、主な分布域において天敵が少なく生態系においても上位に位置するとみられる種であることが多いです。

できないこと

基本的に地球17世紀より明らかに「進んでいる」と認識できるものは拒否されます。
蒸気機関、燃料エンジン、電気などがそれにあたります(エレキテルや気球、グライダー程度は問題ないですが……)
これは「創作上パワーバランス」のような世界全体の技術力に影響を及ぼし、世界観を崩壊させかねません。

単純に、技術チートやら軍事チートやらなんやら、「うちの国はここが他の国が絶対に追いつけないくらい強いです」ってやらないでください。「世界で一番進んでいる」や「世界で初めて」を作る際は必ず全員の許可を取ってください。

暦について

環をベースに考える「環彩歴」がメジャーです。
1"秒":4.35リアル秒
1"分":36"秒" 2.61111111111111...リアル分
1"時間":36"分" 1.566666666666667リアル時間
1"日":18"時間" 28.2時間リアル時間
1"月":59"日" 1,663.8リアル時間 69.325リアル日
1"年":5"月"  295"日" 346.625リアル日 8,319リアル時間

うるう年法則
4年に1度追加(295.25日になる)
100年に1度減らす(295.24日になる)
1000年に1度減らす(295.239日になる)

295.239日

重力、大気構成について

重力は基本的に地球のそれと同じとして考えます。
大気構成についても基本的に同じですが、大気分子構成とは別に大気中には魔力が含まれることとします。
これは地域によって濃度が異なります(魔法系気候では魔力濃度が濃いが、ケルツァス王国首都などの一般的気候ではほんの少し)

一覧系

  • 魔石合成レシピの一覧?
  • 術式の一覧?
  • スキーレで体系化された魔法の一覧?