対応機種 | プレイステーション |
発売・開発元 | スクウェア |
発売日 | 1997年6月20日 |
定価 | 7,140円 |
概要
見たまんまタクティクスオウガ+ファイナルファンタジーを足して2で割ったゲーム。
ちょうどFF7の世界観があっちの方面へ行ってしまった時機だったため
従来ファンタジー路線を望む懐古層にも需要があり
結果としてはニッチ市場のSRPG作品としては唯一ミリオンセラーを達成するソフトとなった。
育成はアビリティシステムを順当に拡張させた形態なので、
FF5のシステムが完成形とか言っちゃう懐古さんは一度やっておくべきである。
新鮮さはないが大過なく作られた佳作
セーブタイミングを間違えると詰んだり後半がパワープレイになりがちなどの欠点も
同ジャンルに非常によくありがちなパターンでありあえて突っ込む気も起こらないほどである。
よく人が死んだり広げた風呂敷をロクに畳まないシナリオもいつもの事である。
育成マニアのために
膨大なアビリティをコンプしたりパラメータ吟味したりするやりこみが好きな人向けに
いつでも再吟味できるようにわざわざレベルを下げるトラップまで用意されている。
時間は掛かるが最終形が決まっているためむしろ味気ないという人もいる。
過大評価
WikipediaにSRPG初心者に受け入れられたなどと意味不明な記述があるがそもそも
数十分もかかるチュートリアルを読まなくてはいけない時点でどう考えても初心者向けな訳がなく、
そのくせジョブチェンジ条件やセーブ詰みなどの肝心の情報がマスクされているなど
SRPGという免罪符がなければいつ叩かれてもおかしくない初見殺し仕様が満載である。
本作のような痛い信者の多いゲームは何かと「敷居が低い詐欺」が多いので注意が必要である。