PartyParrot

Last-modified: 2021-04-03 (土) 01:08:35

PartyParrot(パーティーパロット)は、虹色に光るオウムが頭をグルグル回すgifアニメのこと
parrot.gif

発祥

2009年9月4日にイギリスBBCのテレビ番組「Last Chance to See」で放送されたニュージーランド固有種で絶滅危惧種にも指定されているオウム カカポ の特集(この動画の0:59~)が元ネタ。

番組内のカカポの交尾シーンで、カカポが男性の頭の上で変な表情をしながら荒ぶるダンスをしながら交尾するシーンがあったが、これが海外のネット住民にウケて、この姿を元にゲーミングカラーのgifが作成され、Slackなどで流行。
例のgifの最初の作成者は不明だが、_KorbenDallas_氏を筆頭とするカスタムgif製作者によって多くの改変版が作られ、2016年の時点でもgifを集めたサイトが作られていたなど、海外では日本での流行以前からそれなりの盛り上がりを見せていた。

日本国内では2018年9月30日に#ITSUMOFUCKというハッシュタグを付けてFlashアニメ臭のするPartyPattotの動画を投稿する「ファック」と名乗る人物が現れ、彼の投稿が日本国内での後述の流行につながった。

日本での流行

2020年4月10日にこの人物(表示名:ファック 氏)がTwitterでPartyParrotの動画を上げたところ、このツイートがバズったのがすべてのきっかけである。

https://twitter.com/FUCKDESUNE/status/1248815824946651137

4月14日にはこのフォーマットを踏襲しつつも黒板を使った改変シリーズ(俗に黒板動画とも)をネッコ氏が投稿し、これもバズったことで、「下ネタで盛り上がる鳥」のイメージがTwitter民など日本のライトなネット民に定着していく。

工夫次第でさまざまなシチュエーションで使いやすいという汎用性や、最後で強引に下ネタに繋げればなんでも面白くなるという簡単さからこのシリーズはブームとなり、2020年のTwitterを代表するネタの一つにまでなったが、下ネタで盛り上がるイメージだけ独り歩きしたので、SlackやDiscordなどのブーム以前からPartyParrotに親しみが深かった層からは困惑の声も聞こえたが、発祥は交尾なのでさほど間違いでもない。が、先述の事情や「ファック」氏の動画自体が例のものを除けば、元々そこまで下ネタ要素を含むものでなかったので、PartyParrotの下ネタ系動画は「ファック」氏オリジナルの#ITSUMOFUCK ではなく、#TINTINparrotを付けることが推奨されている。

余談

cultofthepartyparrot.comの冒頭にある「PARTY OR DIE(パーティーしないと死)」という言葉には、単なる勢いの他にカカポの絶滅を危惧するという意味も込められている。
ちなみに、このサイトにはカカポの保護活動を行うニュージーランドの保護団体への寄付のリンクが貼られている。

なお、PartyParrotの動画で主に使われている声はGoogle翻訳の英語の声に日本語を読ませたものである。

関連ページ

  • 棺桶ダンス? - 同時期に流行したネットミーム

外部リンク