世界辞典

Last-modified: 2023-04-01 (土) 17:44:00

キャラクター

ライザリン・シュタウト

明るさと勢いに溢れた、クーケン島の若き錬金術士。
かつては平凡な村娘だったが、今や錬金術士として胸を張れるまでに成長した。
フィーとの別れ以降、寂しさから熱意を失って抜け殻のような日々を送っていたが、今は切り替えてクーケン島を維持するための研究を続けている

クラウディア・バレンツ

聡明なやり手の仕事人であり、バレンツ商会の令嬢。
小規模だった部署を注目の成長株にまでのし上げる商才の持ち主で、ライザの親友。
旅を重ねることで、親友とどれだけ離れても、同じ時間を過ごせなかったとしても、変わらぬ絆があると信じられるようになった

レント・マルスリンク

愚直に剣の腕を磨き続ける流浪の戦士。
粗暴だった父を反面教師に、誠実に育った。
心の迷いが剣を鈍らせないよう、精進を続ける。
かつては名声を求めて焦り、空回ることもあったが、仲間との交流が彼を変え、少しずつではあるが確実に、彼を良き大人へと成長させている

タオ・モンガルテン

王都で学生を続けつつ、遺跡研究にも変わらず精を出す学者見習い。
これまでの度で得た経験に加えて専門的な教育を受けることで、日々見聞を深めている。
カーク群島という人生最大の未知と出会い、タオは胸を高鳴らせる。
持ち前の知識を駆使し、群島の謎を解き明かすため、仲間とともに冒険をする

パトリツィア・アーベルハイム

王都に在住する貴族の令嬢で、タオの家庭教師の生徒。
世間知らずの箱入り娘だったが、かつてライザたちと旅をともにしたことで、様々な経験を積んだ

アンペル・フォルマー

元王宮務めの錬金術士。
過去の錬金術士たちが犯した罪の象徴である「異界の門」を閉ざすために旅をしている
ライザの錬金術士の師匠

リラ・ディザイアス

アンペルの用心棒を務めるオーレン族の女戦士。
王宮を追われて失意の放浪の中にあったアンペルと出会い、それ以降行動を共にしている

ボオス・ブルネン

ライザたちの故郷ラーゼンボーデン村の有力者であるブルネン家の跡取り息子。
かつては些細な行き違いでいがみ合ったが、今は和解し生真面目な青年となった。
王都ではともに旅をすることはなかったが、彼はそのことを少し気に病んでいる。
仲間たちと並び立つため、今は自己鍛錬に励んでいる

カール・シュタウト

ライザの父親。
一般的な農家を細々と営んでいる。
穏やかで優しく、ミオには若干尻に敷かれ気味

ミオ・シュタウト

ライザの母親。
農家であるカールの家に嫁いできた。
ライザのことは大事にしているが、いつまでもあの頃のまま子供だと思っている節がある

ルベルト・バレンツ

クラウディアの父親であり、一代でバレンツ商会をここまで成長させたやり手の商人。
厳格だが合理的な性格で、実力をつけたクラウディアにも、今はある程度裁量を与えている

ザムエル・マルスリンク

レントの父親。
戦闘に長けており、かつては傭兵として名を馳せた。
しかし、もともと粗暴な性格もあって引退してからは酒に入り浸り、荒れ果ててしまった。
現在は妻とも別居中

モリッツ・ブルネン

ラーゼンボーデン村一番の資産家でボオスの父親。
高圧的な面が目立ちはするが、もともと優秀な人物で、水源を失ってもなお村の顔役として仕事をしている。
今はカーク群島出現の混乱を収めるため奔走中

ランバー・ドルン

剣をとり、村のために働く青年。
かつてはボオスの子分として引っ付いているだけの腰巾着だったが、ボオスの成長に感化されたのか、自身のあり方を見つめ直した

アガーテ・ハーマン

護り手という、ラーゼンボーデン村の専属戦士。
幼い頃からライザたちの成長を見守ってきた。
カーク群島の出現に伴った混乱を収めるため、慌ただしく仕事をこなす

キロ・シャイナス

精霊術に長ける霊祈氏族の女性。
聖地と呼ばれる異界の貴重な水源地を守る使命を持っていた

フィー

王都での冒険中、光る石のようなタマゴから孵った小動物。
本来は異界に生きる種族で、異界の魔力がないと生きていくことができない。
どれだけ離れていても、結ばれた絆は決して消えない

セリ・グロース

異界の森や自然を守る使命を持つ緑羽氏族の女性。
森を浄化するための植物をさg氏、かつてライザとともに旅をした

ヴォルカー・アーベルハイム

パトリツィアの父親で、王都の貴族。
騎士として名を馳せて爵位を獲得した背景もあって、パトリツィアにも剣技を教えた

クリフォード・ディズウェル

かつてライザとともに旅をしたトレジャーハンター。
浪漫を追い求める陽気な青年。
財宝を求めて今もどこか冒険している

古老

ラーゼンボーデン村のお偉方の一人。
村会で、村の方針などにあれこれ口を出す。
前ほど酷くはなくなったとはいえ、依然として凝り固まった考え方が抜けきっていない

用語集

クーケン島

ロテスヴァッサ王国の辺境、エリプス湖に浮かぶ島。
ライザの故郷で、「何もない」が特徴。
少し前までは、非常に排他的で、閉じた場所だった

ラーゼンボーデン村

クーケン島で唯一の人里。
複数の区画に分かれており、最も賑やかなのはボーデン地区で、商店や薬屋などがある

護り手

アガーテを中心とした、いわゆる自警団。
クーケン島内と対岸のごく限られた地域を警備対象にしている。
住民の困りごとなどにも対応してくれる

ブルネン家

代々クーケン島の顔役を務める一族。
島外からの来訪者とのやり取りを務めるなど、リーダーとして島民からの信頼も厚い

淡水化装置

汽水湖であるエリプス湖の貴重な水源で、旧時代の装置。
ライザの錬金術によって修理され、生活の中心に存在している

錬金術

複数の物体をかけ合わせ、まったく異なる物を作り出す秘術。
才能がなければ扱えない、忘れられた技法

錬金術士

物体を根源まで理解し、錬金術を扱う者。
旧時代では一般的な職業だったが、今ではごくわずかな者だけがその存在を知っている

エリプス湖

クーケン島が浮かんでいる湖で、汽水湖。
複数の湾口に繋がっていて、水産資源が豊富

秘密の隠れ家

ライザたちの隠れ家であり、ライザのアトリエ。
ライザたちが子供の頃に見つけた廃屋を利用している。
大人になった今でも、仲間たちが集う大切な場所

調合

錬金術を使って、新しい物を生み出すこと

レシピ

錬金術で物を作るための素材を記録したもの。
錬金術士ごとに異なるレシピを持っており、同じ物を作る場合でも異なるレシピになることもある

虚ろの鍵

ライザが閃いたレシピを試し、調合された謎の鍵。
扉に対して使うものではないこと以外、一切不明。
強い錬金術の力を感じさせる

島の心臓

人工島クーケンの動力炉。
数年前、動力切れの危機にあったがライザによって解決され、しばらくの間は安定した動作が保証されている

浮上装置

人工島クーケンを浮かせる装置。
クーケン島は湖面に浮かんでおり、正しくは島ではなく、高度な錬金術による旧時代の遺物

バレンツ商会

世界各地に販路を広げる巨大な商会。
数年前にクーケン島を訪れ、旧市街に商会を開いた。
島の特産である、クーケンフルーツを扱う

王都アスラ・アム・バート

王国中の人や物が集まる巨大な都市。
様々な文化が混ざり合い、常に変化の中にある。
タオやボオスの通う学院がある

人工島

クーケン島のこと。
クーケン島は、旧時代に建設された人口の島で、本来は湖ではなく空に浮かぶ島の想定で建造された

王都の遺跡

王都の周辺に点在する複数の遺跡。
クリント王国があった旧時代よりもはるか昔に作られたもので、正確な年代は不明

フィルフサ

異界を汚染した、侵略生物の総称。
大地の生命力を吸い取り、枯れさせ、汚染する。
王種を中心とし、無差別に大地を蹂躙するが、水を嫌う

クリント王国

旧時代、錬金術によって栄えた時代の王国。
高度な錬金術を持ち、異界の門を建造して異界から資源を略奪していたが、フィルフサとの戦いで衰退した

異界の門

2つの世界を繋ぐ出入口。
世界各地に存在し、世界を超えることができる場所。
旧時代による人工門、自然に開いたものがある

異界

ライザたちの世界の隣に存在する、近くて遠い世界。
クリント王国によって水を奪われた結果、フィルフサがはびこる世界となってしまった

フィルフサの王

王種と呼ばれる強力なフィルフサ。
太古から存在し、下級フィルフサを従え群れをなす。
それぞれがユニークな個体で、強大な力を持っている

大侵攻

フィルフサの大群が新たな餌を求め、目的の場所に向けて一斉に移動すること。
通り道にあるものはすべて食い尽くされ、消滅する

オーレン族

異界に住む原住種族で、非常に長命。
複数の氏族に分かれており、それぞれが異界において重要な使命を持っている

白牙氏族

鉄爪と精霊魔法によって、高い戦闘力を持つオーレン族の戦士一族。
リラはこの白牙氏族の戦士の生き残り

古代フィルフサの王

ライザたちが王都の遺跡で倒した、古のフィルフサ。
あまりに強大すぎる力を持つため、古代の民によって遺跡ごと門を封印されていた

蝕みの女王

異界の『聖地』と呼ばれる場所を巣にしていた王種。
ライザたちが初めて対峙した王種で、苦戦の末撃破した

王立学術院

ロテスヴァッサ王国において、最高の信頼と権威を持つ学術研究機関。
圧倒的な知識を持つ者のみ、入院を許される