右四間飛車対策

Last-modified: 2015-01-30 (金) 13:24:55
右四間飛車基本図ポイント
64g_015_2937KE_B.png・飛車先を突き越されるまで△3三角と上がらない
 (△3二飛と寄ったときに利きを遮らないように)
・左銀の動きはできるかぎり保留する
 (角交換に△同銀と応じられるように)
 

▲7六歩△3四歩▲4八銀△4四歩▲4六歩△4二飛

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 3手目は▲4八銀より▲2六歩の方が多いと思いますが、まずは右四間飛車側が一手の無駄もなく攻撃態勢を整えてきたらどうなるのかを見ていきたいので、3手目は▲4八銀としています。▲4八銀に△8四歩と突かれたらどうするんだろうという疑問は右四間飛車側の問題なので、ここでは扱いません。
 △4二飛と回ったことで、▲6五角(2一の桂馬と8三の歩の両取り)と打たれる隙が生じています。四間飛車側は、常に▲6五角の角打ちを警戒しなくてはいけません。なので、ここで▲4五歩と仕掛けられたらどうなるのかを見ていきたいと思います。

▲4五歩△4五同歩▲2二角成△2二同銀▲6五角△3三角▲2一角成△9九角成

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 ▲6五角には△3三角という返し技がありました。飛車の横利きが取っていないので、▲8八銀と上がって受けることができません。お互いに馬を作る展開になりますが、自分だけ馬を作れると思っていたかもしれない相手にとっては、面白くない展開だと思います。▲4五歩とは仕掛けにくいということで、▲4五歩の仕掛けは見送って、▲4七銀と上がるのが自然かと思います。

▲4七銀△6二玉

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 ▲4七銀と上がったことで飛車の横利きが通りました。そして、▲6五角(2一の桂馬と8三の歩の両取り)と打たれる隙はまだ消えていません。なので、ここで▲4五歩と仕掛けられたらどうなるのかを見ていきたいと思います。

▲4五歩△4五同歩▲2二角成△2二同銀▲6五角△7四角▲7四同角△7四同歩▲5五角△7三角

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 ▲6五角には△7四角という返し技がありました。4七の銀が浮いているので、▲2一角成と桂馬を取ってしまうと、△4七角成で銀を取られてしまいます。よって、△7四角には▲7四同角と応じるよりありませんが、4筋の歩が伸びてきそうなので、右四間飛車側には面白くない展開だと思います。ここでも▲4五歩とは仕掛けにくいということで、▲4五歩の仕掛けは見送って、▲5六銀と腰掛けるのが自然かと思います。

 

▲7六歩△3四歩▲4八銀△4四歩▲4六歩△4二飛▲4七銀△6二玉▲5六銀△7二銀▲4八飛△7一玉▲3六歩△5二金左▲6八玉

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・後手番初手△3四歩の原則
・飛車先を突き越されるまで△3三角と上がらない(△3二飛と寄ったときに利きを遮らないように)
・△7一玉型美濃囲いで待機(▲5五角が王手にならないように)
・左銀の動きはできるかぎり保留する