【ついにきたか ゆうしゃよ やくそくはおぼえているな?】

Last-modified: 2025-11-29 (土) 21:52:41

サガ2/サガ2DS

【バルハラ宮殿】へ到達するまでの旅路で味方パーティーが1回以上全滅している場合の【オーディン】のセリフ。
 
蘇生のため彼と面識を得て、再び戦うという約束をしているため、彼は【主人公】に誓いを果たすべく戦えと宣言。
主人公たちは彼を万一のときに蘇生させてくれるバックアップとして倒すことを躊躇する。
倒すことで得られる利益があるとは考えにくい。バックアップがあれば秘宝を集めて父を見つけ、故郷へ帰るという目的を低いリスクで成し遂げられるためであった。
 
それに対してオーディンは、理由を敢えて告げずに戦いをはじめようとする。
教えてほしければ勝てというのは、主人公の前提を根底から崩す姿勢であり、加えて新しき神としての自信を付け加えて主人公の闘争心を巧みに煽る。
 
ちなみにここで全滅経験がない場合、無言で戦いになり、無言で主人公たちは彼の秘宝を奪っていく。
面識も生き返る能力も知らない常勝の冒険者にとっては、ただの障害に過ぎなかった。

サガ2DS

セリフが若干増えており、「戦う理由」という観点からの問いや、自分に勝たなければ秘宝は手に入らないという追い込みで、より主人公を戦いへ引き込もうとするようになった。
蘇生時にも彼は「永遠に戦うことを軽く考えているな」という内容を言っており、より「誓いの重み」を感じさせる会話にアレンジされた。
 
今回は一度も全滅していない場合にもやりとりが加わったが、この場合は蘇生など知らないし、オーディンからしても死者の国に土足で上がりこんだ闖入者。
両者は最悪の雰囲気のまま矛を交えることになるのだった。

全文

オーディン「ついに来たな、勇者よ。なんじの誓い、わすれてはおるまいな?」
主男「もちろん、覚えてるさ。でも、どうしてあんたと戦わなきゃならないんだ!」
主女「もちろん、覚えてるわ。でも、どうしてあんたと戦わなきゃいけないの!」
オーディン「勇者であっても、戦いには理由が必要か。ならば理由は与えてやろう。わしは新しき神。わしを倒さねば、秘宝は手に入らぬぞ!さあ、わしと戦うのだ!」