【メグダッセ辺境州】

Last-modified: 2019-03-20 (水) 21:33:47

SSG

テキスト複数の遊牧部族が暮らす草原地帯。それよりも
謎の地上絵の存在の方が有名な辺境州。弱小部族
だったワロミル族が覇権を握りつつある。

概要

高原かつ乾燥しており地形のアップダウンも多く、広々とした大草原とは違う。様々な部族が各地に点在しているのが特徴で、ヤクサルト辺境州の同族の支援を受けたニュウ族が支配的だが、数的には中央部を占めるハイシャ族が最多、北方にはノルム人系のカイコウ族、最西武には黒髪長髪のワロミル族がいる。帝国時代には全部族が統一的に帝国の統治下に置かれていたが、帝国崩壊後は部族ごとに分裂した。地上絵が点在しているが、多くは形状が判別できないほど傷んでいる。これは、かつての冥魔との戦いのなかで意図的に破壊されてきた名残である。冥魔の力が増してくると、地上絵もハッキリとした形を取るようになる。そうなる前に破壊できるよう、帝国によって監視塔や監視村が設置され、監視の負担は住民に負わされていた。帝国崩壊後、監視の義務は無くなった。地上絵を各部族の守り神と捉え、地上絵の破壊を帝国による部族支配の道具として認識する論も少数ながら存在し、各部族の正統派の長老はこの考えを否定しているが、若者や少数派には熱烈に支持する者もいて、冥魔こそ部族の神と言い切る異端も存在する。