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かつて【黄金時代】と呼ばれ文明が繁栄を極めた頃、それを突然に終わらせた世界の荒廃。
モンスターの跋扈や異常気象の多発により世界は滅亡寸前の危機に立たされた。
それを見かねた【神】は自分の神力を出し切って対処したが、神は消滅。
これを堺に、繁栄を極めた人間こと【真人】たちもほぼ絶滅に等しいほど数を減らし、現生人類とモンスター・低級神の世界となった。
…というのが一般的な言い伝え。
しかし真相はというと、黄金時代という言い伝え自体が脚色甚だしい暗黒時代そのものであり、文明の根源になった【クリスタル】が混沌の性質を持っていたため真人たちは心を汚染され、悪魔のような実験を繰り返すに至った。
上記の荒廃は全てそれが過ぎるあまり発生した結果に過ぎず、混沌の支配者【カオス・ルーラー】が現世に現れるのは当然の結果と言えた。
世界そのものが吞み込まれることを危惧した神の手によって相討ちに近い形でカオス・ルーラーは混沌の世界へと押し戻された。
その際に大規模な文明破壊も行われたようで、正気を失っていた真人たちもそれに巻き込まれてほぼ滅亡。
この真相を知る者は【銀の少女】など真人の生き残りや【イスカンダール】ぐらいしかいない。