【赤天馬】

Last-modified: 2025-05-17 (土) 21:04:00

SF2(PW)

【チャールズ】に付けられた愛称。
PW設定の【第四次南方遠征】で赤いマントを付けていたのが由来。
わずか11歳でギュスターヴ13世と共に戦場に出た結果、尊大で好戦的な性格はすぐさま13世の助けとなる。
 
石橋を取り返される形でラウプホルツ軍に敗れることが確定的となったギュスターヴ軍だったが、その報を聞いたチャールズはすぐさま軍を率いて退路へ攻め込もうとするラウプホルツ軍の前に立ちはだかる。
まだ若かった年齢ながらも、それに似合わぬ剣技で敵軍を狩り続ける姿は、意気揚々と追撃するはずのラウプホルツ軍にとってまさかの恐怖であった。
恐れ慄くラウプホルツ軍の前になおもチャールズは単独で剣を構える。この異様な状況を前にしたラウプホルツ軍は完全に足並みを乱すと、隙ありと見たチャールズは一気に前進し、敵部隊の隊長を一撃で倒す。
以来この戦いの姿が、周辺諸侯から恐れをもって語られることになり、その恐れの象徴こそが「赤天馬」という呼び名である。
 
伝説はこれだけではなかったらしく、その後も具体的な描写こそないが武勲を挙げ続けたチャールズ。個人としてはまさに一騎当千の猛将である。
彼は武人としては優秀でありその武勇にちなんだ愛称だが、一方で軍をまとめ上げる軍人としての評価は最後の最後まで受けることはなかった。
ケルヴィンの大義名分にこだわりすぎるやり方でカンタールにしてやられたことの歯がゆさから焦りが生じた彼は、カンタールという宿敵を倒せなかったことで名将としての評価を受けられなかったとも言える。
 
後に深刻な失言があったことでしばらく覇権を逃すが、それに関連していたショウ王の死によって彼は東大陸の最有力者となる。
その直後で彼はまさかの戦死という結果に終わるのだが、詳細を見ると最後は自ら突撃していた様子。
彼は最後の最後まで一介の武人としての生き方で突っ走ったようだ。