仕様
まだ人間が、この世に生まれて間もないころ
悪しき三柱の兄弟神がおりました
長兄のデス 弟のサルーイン 末妹のシェラハ
彼らは、恐ろしいモンスター達を率いて
神々の王エロールと人間達に戦いを挑みました
激しい戦いでした
デスとシェラハはエロールと神々の力に屈し
最後には降参しました
しかし、サルーインだけは戦いをやめませんでした
エロールは、サルーインを封じ込めるため
10種の力の宝石を作り
人間達の選んだ一人の英雄に与えました
その戦士ミルザは見事に役目を果たしサルーインを封じました
彼も命を失いましたが
その名前と宝石の物語は伝説として世に残りました
| 対応機種 | スーパーファミコン |
|---|---|
| メディア | 8MbitROMカートリッジ |
| 発売・開発元 | スクウェア |
| 発売日 | 1992年1月28日 |
| 定価 | 9,500円(税抜) |
| セーブデータ | 3個 |
概要
『ロマンシング サ・ガ』とは、スクウェアが1992年に発売したフリーシナリオを売りにしたRPG。
サガシリーズの4作目で、ロマサガシリーズの1作目である。
RSシリーズとしては初なせいか、所々にGB時代のような台詞回しが見られる。
下記のリメイクも同様だが、実は「破滅が迫っている世界を救うという最終目的」「その破滅が水面下で長期的に準備が整えられている」という物語の作品は、シリーズでは稀なパターン。
さらにエンディング後に主人公が英雄視されるであろう流れはもっと珍しい。
移植
2001年にはワンダースワンカラー版として、移植版が発売。→【ロマンシング サ・ガ WSC版】
2009年には携帯アプリとしても移植。→【Romancing SaGa 携帯アプリ版】
リメイク
2005年にはリメイク版の【Romancing SaGa -Minstrel Song-】がPS2で発売された。
余談
スクウェア・エニックスがこのシリーズの現代的なリマスター化を決定した際、オリジナルのSFC版ではなく、要素やシステムが拡張されたリメイク版のMSが優先的に選ばれた。
その結果、2022年にリリースされたのは、MSをベースとし、グラフィックのHD化や利便性の向上を図った【Romancing SaGa -Minstrel Song- Remastered】であり、Nintendo Switch、PlayStation 4/5、スマートフォン、PC(Steam)など複数の現代的なプラットフォームで展開されている。
これに対し、オリジナル版であるSFC版RS1、あるいは後に発売されたWSCや携帯アプリの移植版は、独立した高精細なフルリマスター版としては発売されていないのが現状である*1。
そのため、オリジナルのドット絵グラフィックやSFC版固有のシステムをそのまま体験できるのは実機のみ。
MSリマスターは、物語の根幹は受け継ぎつつも、グラフィック、楽曲、システム面でオリジナル版とは大きく異なる別物と位置づけられる。
