大星淡

Last-modified: 2014-04-20 (日) 23:32:24

『終わり始める星』
他家の配牌を重くする能力。
ダブリーが出来る能力。
山の最後の角を越える直前に暗槓が出来、槓をすると槓裏がモロ乗りする能力。
山の最後の角を越えた直後に和了出来る能力。
 
能力詳細
 
・自身以外の配牌を五向聴以下にする
麻雀はどれだけ配牌が悪くとも、六向聴より悪くはならない。
なぜなら七対子があるからである。
七対子はその名の通り、対子が七つ必要な手役のため、対子が一つもない手牌でも6枚同じ牌を重ねれば張れるので、六向聴となる。
つまり五向聴以下六向聴以上がこの能力の限界となる。
ただし対子が一つもない状態から七対子を目指すくらいなら、通常の手を目指したほうが早いため、実質的に六向聴より悪い配牌というものが存在する。
通常の手のみで和了りを目指す場合、最悪塔子ゼロで八向聴となるが、この実質八向聴にされると目も当てられない配牌と言える。
彼女の配牌悪化は作中、最悪でも塔子は一つ残しているので、実質七向聴が限度と思われるが、塔子ゼロにされない保証があるとは言えない。
逆に考えると五向聴までなら手の形を良くすることも出来ると考えられ、両面塔子が二つに対子が一つでも五向聴だが、この形は下手な愚形三向聴よりも手が早いと言える。
 
『終わり始める星』で悪く出来るのは配牌までで、第一ツモ以降は普通に手が伸びる。
五向聴以下でも、手牌にある数枚の字牌を一つ一つただ切っていくだけで、配牌から受ける印象よりも遥かに良い牌姿となるので、配牌五向聴はそれほど悲観する状態ではないが、それでも一人だけ手が軽い彼女を追いかけるのは骨が折れる。
 
配牌から最速でも4巡までは聴牌不可能のため、この4巡以内に振り込むことは理論上あり得ない。
彼女はこれを「絶対安全圏」と呼んでいる。
絶対安全圏はたった4巡しか存在しないため、4巡程度の安全に高い価値はないが、それでもなお無条件に配牌から4巡の安全圏が存在することは、彼女にとってある種のステータスとなっている。
高校生最強の宮永照ですらこの絶対安全圏は破っていないことから、そう易々と破れるものではないことが伺える。
しかし一定以上の能力水準があれば可能であり、実際に複数人が達成している。
また、最速5巡で聴牌が可能なため、5巡目以降に張れれば十分な場合これをわざわざ破る必要はないので、これを破れないこと自体はさほど問題にならない。
絶対安全圏を突破出来ず、尚且つ五向聴によって聴牌速度に大きく影響が出る場合この能力は脅威なのである。
 
・ダブリーが出来る
親なら配牌の時点で、子なら第一ツモの時点で必ず聴牌することが出来る。
ただし聴牌までが限度で、地和や天和は和了ることが出来ない。
子の場合、第一ツモを含めず聴牌することもあり、地和寸前まで迫ることがあるが、配牌で和了することはやはり不可能。
他家の配牌を異常に重くし、自身の手を最大限まで軽くすることが出来ることから、重力を無くしたり増やしたりするイメージの能力と言える。
 
また、役はダブリーのみで、タンヤオや平和といった基本役ですら付けることが出来ない。
ダブリーのみしか付かないので、この手自体に振り込んだ所で大きなダメージとはならないが、この能力はダブリーのみで和了ることを目的としていない。
 
・山の最後の角を越える直前に暗槓が出来る。
麻雀は山を積んだ時点では角が四つ存在するが、配牌を取り終わった時点では角は二つしか存在しない。
配牌を取り終わり、王牌の分を差し引くと、ツモ山には角が常に二つしか残らないのである。
つまり最後の角とは二つ目の角であるが、この角を越える直前、厳密には角前の4枚目から1枚目の間にツモる牌で暗槓が出来る。