アイテム番号: SCP-009-LCOP
メタタイトル: くねくね
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-009-LCOPは日本全土で発生するため、正確な収容を行うのは非常に困難です。そのため、SCP-009-LCOPは装着された発信機によって出現を感知されると同時に、機動部隊-Μが出現地域付近を封鎖し、カバーストーリー「生態系の大型調査」を流布します。
説明: SCP-009-LCOPは日本全土の、住居者10~20人の農村に出現する異常実体です。SCP-009-LCOPは、2003年頃からインターネット上で流布している「くねくね」という怪談です。起源があいまいであることが多いインターネット上の伝承としては珍しく、最初の発信源が特定されている事例です。遠目から見ると青白く「くねくね」しているため、「くねくね」と呼ばれています。SCP-009-LCOPは情報災害的特性を持ち、SCP-009-LCOPに接近すればするほどその影響が深刻になっていきます。(補遺1を参照)
補遺1: 以下はDクラスを用いてSCP-009-LCOPの影響を調べた実験の記録です。
対象:D-009
インタビュアー:シェリカ博士
<録音開始>
(Dクラス職員は録音機とGPSを持っているということを留意してください。)
シェリカ博士: あ、あ~、マイクテストマイクテスト。D-009、私の声が聞こえるかね?
D-009: あ?ああ、聞こえる聞こえる。
シェリカ博士: D-009、態度は考えろよ。
D-009: はいはい。んで?俺ぁ何をすりゃいいんだ?
シェリカ博士: あなたはSCP-009-LCOPを注視しながら近づくだけでよい。
D-009: んだよ、簡単じゃねぇかよ。
シェリカ博士: では観察もお願いしよう。
D-009: はいよ。……おい、あれか?
シェリカ博士: そうだ、近づきながら特徴を言っていけ。できるなら正体を教えてくれ。
D-009: えーと、青白くて、くねくねしている。目は、なさそうだな。耳も毛もない、口は、うげっ、なんかニヤけてるな。正体って言うと………。
シェリカ博士: おい?D-009?聞こえているか?
D-009: ………。
シェリカ博士: おい?正体が分かったのか?
D-009: ………分かった、だが、わカらナいホうガいイ………。
(ここでGPSは原因不明の故障が起きている)
シェリカ博士: おい!おい!
<録音終了>
