SCP-052-LCOP

Last-modified: 2025-05-04 (日) 15:34:07

アイテム番号: SCP-052-LCOP


メタタイトル: 凍傷した料理家


オブジェクトクラス: Euclid


画像:Screenshot_2025-04-28_17.31.56-removebg-preview.png


特別収容プロトコル: SCP-052-LCOPはサイト-内の中型人型生物収容室に収容されます。SCP-052-LCOPの移動を試みる際にはいかなる場合でも事前に鎮静状態にしておかなければなりません。移動の最中は、SCP-052-LCOPはクラスIII人型生物制限ハーネスの中に固定し、2人以上の武装警備員によって監視しなければなりません。

SCP-052-LCOPが攻撃的になった場合、アブラナ*1の精油を散布すると実体に鎮静効果がもたらされることがこれまでに確認されています。一度鎮静すると、SCP-052-LCOPは通常従順になり、その後ほとんど抵抗することなく収容室へと戻ります。

現在行われているSCP-052-LCOPの収容を容易にするため、実体には1週間に1度、調理用として食用植物を700g提供します。SCP-052-LCOP-Aとなった植物は、SCP-052-LCOPの収容セルから撤去し焼却処分します。SCP-052-LCOPは人間を含む動物と相互作用することは許可されず、動物やDクラス職員の提供を要求することは却下されます。


説明: SCP-052-LCOPは人型の実体で身長は11.8フィート(3.6m)あり、中国のキョンシー(殭屍)の外観をしています。SCP-052-LCOPはその職業を示す髪隠しと赤灰色の中華服風エプロンを着用しているように見えますが、実際にはこれらの衣類は時間をかけてSCP-049の肉体から生成されているようであり、その下にあるどのような外見は現在もほとんど不明です。これにもかかわらず、X線によればSCP-052-LCOPがその外層の下に人型の通常な骨格構造を有していることが示されています。

SCP-052-LCOPは様々な言語を話す能力がありますが、中国語を好む傾向にあります。SCP-052-LCOPは通常情に厚くそして財団スタッフに対して協力的ですが、自身が「飢餓*2」と称しているものの存在に直面していると感じた場合は特に苛立ち、時には完全に攻撃的になることがあります。この飢餓の正確な性質は現在のところ財団研究員らに知られていませんが、それはSCP-052-LCOPにとって計り知れないほど大きな関心事であるようです。

SCP-052-LCOPは、自身の主観で飢餓に侵されていると見なした人物に対して敵対的になり、万が一そのような人物に遭遇した場合にはしばしば財団スタッフが拘束しなければならなくなります。それを抑制されないままにしておいた場合、SCP-052-LCOPは通常そのような人物に対し例外なくSCP-052-LCOP-Aを振る舞おうとし、「どんな料理が食べたいか」を執拗に聞いてきます。

SCP-052-LCOP-Aは、SCP-052-LCOPによって「調理」された生物です。これらは元の質量がどうであれ、それはSCP-052-LCOPが調理したい料理になっているように見えます。これらは通常非活性化的であり、ほとんどの場合はそのまま料理として摂食す事ができますが、誘発された場合またはSCP-052-LCOPの意思によってそう指示された場合、活性化します。活性化したSCP-052-LCOP-Aを摂食した場合、SCP-052-LCOP-Aを摂食した対象者は指先から徐々に凍傷に似たような症状を発症し、最後はそれが心臓部か脳に達すことで、絶命します。SCP-052-LCOPはしばしば対象者らが「満たされた」ということを述べます。


画像参照元 https://wikiwiki.jp/un-deusex/%E5%B9%BB%E6%83%B3%E4%BD%93/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A8%E3%83%B3
また、内容はそれらと関係ありません、

*1 Brassica rapa
*2 Jī'è