SCP-096-LCOP

Last-modified: 2025-09-26 (金) 16:51:32

アイテム番号: SCP-096-LCOP


メタタイトル: 近畿地方のある場所について


オブジェクトクラス: Keter


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特別回避プロトコル: SCP-096-LCOPが存在する奈良県██町の山岳地帯は、サイト-Ε担当の財団フロント企業「██観光開発株式会社」により立入禁止区域として指定されております。定期的に警備員を装ったエージェントを巡回させ、一般人が侵入しないよう管理してください。

当該区域の調査は巷説部門のレベル3以上の研究員2名以上の立会いのもと、サイト-Εの特殊重要財団職員の同行を必須とします。特に██時から██時にかけては異常現象が活性化する傾向が確認されているため、調査活動はこの時間帯を避けるよう徹底してください。


説明: は近畿地方の山岳部に局所的に存在する、半径約1.2kmに及ぶ異常現象領域です。領域内部においては、以下の現象が確認されています。

①方位磁針、GPS、時計などの計測機器が無作為に誤作動すること。

②被験者は進行方向にかかわらず、必ず同一の鳥居状構造物(以下「ゲート」と呼称)に到達すること。

③「ゲート」を3度通過した被験者は、外部世界における存在記録(戸籍・映像記録・音声記録等)が消失すること。

④消失した被験者は夜間に限り、当該領域において「太鼓および笛の音」と共に一時的に再出現すること。再出現した被験者は会話不能であり、常に「ゲート」の方向を注視し続けること。


補遺: 財団は██年██月██日、地元住民による「帰還しない参拝者」の伝承を端緒としてSCP-JP-███を発見いたしました。伝承内では当該区域を「影の社」と呼称し、「三度の門をくぐりし者はこの世の者にあらず」との記録が残されております。