俺の名前は工人 浮治太(コウジン ウヂブト) JINUFI-(ジヌフィー)という名前で活動する配信者だ。今日はCHAT EXDXというAI会話アプリで遊ぼうと思う。あまり性能は良くなかったので、実際に人間と話しているようなクオリティのするまで、視聴者と学習させることにした。3日後、実際に人間と話しているようなクオリティになったので、いろいろ聞いた。実際に声を出して読ませることもできた。視聴者の要望に答えながら、遊んでいたのだが、ちょうど遊んで十五分くらいがたった頃、視聴者の要望で「何処に住んでいるの」と聞いた。すると、バリバリ住所を貼ってきのた。その住所をよく調べると、東京タワーにつく。どうやら本当に住んでいるそうなので、視聴者と爆笑し合いながら、次の日、会う約束をした。次の日、いざ待ち合わせ場所に行くと、本当に普通の女の子が待っていたのだ。何度その人に確認してもどうやら昨日のAIらしい。俺は驚きに驚きながらも、無理やり受け入れ、一日その人と遊ぶことにした。よく言うと自分はデートしている、悪く言うと知らない人と勝手に遊んでいる馬鹿だと言える。公園で遊んだり、動物を見たり、遊園地行ったり、買い物したりしたが、どう考えてもただの女の子にしか見えない。しかし、脳の奥底でこれはロボットだと受け入れない自分がいる。俺はそんな自分を押し殺した。数時間後、二人で飲むことになり、一緒に沢山の雑談や酒を飲んだ。酔によって口が硬くなくなったのか、女の子はポロッと「君はピエロだし、君が最後だから…」と言った。その後にもなにか言っていたが、その言葉が何故か何処かの脳が衝撃を受けて10秒ほどフリーズした。そんな気がした。おーいと女の子が3回くらい言ったところで自分を取り戻した。それからは何事もなく、夜中にそれぞれ分かれて、俺は電車で帰った。なにか見られている気がする。たしかに俺は配信者だ。俺を知っていてからなのかもしれない。まあいいや…今日はもう疲れたので、そんなことは忘れて帰るとすぐに寝た。
次の日から俺は家で引きこもるようになった。この一部始終が全て配信されていたため、ネットでは大騒ぎになった。俺はもう見られている気がしにしてその人を殺したいくらいだった。しかし、殺してもこの見られている感覚は薄れるはずない。ならば神が見ている?…いや…そのはずだ…そもそも神など存在するのか?まあいい…今日はまだ起きて4時間しか立っていないがもう昼だ…寝よう…
ああ…また見られている気がする…
メモ AIと会話して、そのAIを学習させまくる→AIが普通の人間のようになり、今どこどこにいるなどと言うようになる→主人公は興味深くなり、待ち合わせをする。→実際に現れたのは普通の女の子であり、主人公は驚く。その女の子は普通の面白い女の子であった。後に、二人で遊んだり、二人で飲んだりした。酔った女の子は酔いで口が硬くなくなったのかポロッと「君はピエロだし、君が最後だから…」という。それを聞いた主人公は、次の日から家へこもるようになった。主人公は寂しいような見られているような気持ちになった。
