報告番号019 “Il-76”

Last-modified: 2025-10-16 (木) 12:34:00

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ロシアの輸送機「Il-76」 に寄生した019(019-A)。中心的な媒介体はこの画像に写っているこの一機だとみられる。

報告番号019

備考

報告番号019の完全捕獲・殲滅は現状不可能と見なされている。航空交通管制局と財団フロント組織は協力し、感染が疑われる航空機の監視を継続すること。019-Aを含む感染機体の撃墜は、都市部から十分に離れた空域に限定される。目撃情報の拡散を防ぐため、報道には航空事故として偽装される。

特徴

  • 感染した航空機の機首部に、裂けた牙状の口腔構造が形成される。
  • 機体強度および耐久性が異常に増加し、損傷した部位は低レベルの速度で再生する。

パワーレベル

生態系破壊クラス

対象の最終目標

報告番号019の目的は不明である。しかし観察結果から、あらゆる航空機を感染・支配し、群体的な「空の捕食種」と化すことを指向している可能性が高い。感染が大規模化した場合、航空輸送網の崩壊を引き起こし、文明レベルでの壊滅的影響が避けられないと推定される。

説明

報告番号019は航空機に寄生し、機体を異常に変質させる未知のウイルス性存在です。
最初に確認された感染体は、ロシア空軍所属Il-76輸送機(登録番号抹消、以後019-A)です。

019に感染した機体は以下の異常性を示す:

  • 機首部に形成される裂け目状の「口」。内部には鋭い牙が並び、捕食・破壊動作が確認されている。
  • 機体表面の異常強化と、金属組織の自己修復。主翼や尾翼などが破損しても数時間以内に再生する。
  • 内部構造から流出する赤黒い液体(分析では血液に近似)による腐食。外装は血まみれのまま錆び、異常に劣化して見える。
  • 狂気的な敵対性。非感染航空機を発見すると即座に攻撃し、体当たりや咬合動作で強制的に感染を拡大させる。

⸻記録概要

記録019-イ ― 無線交信ログ(██空港管制塔 / 019-A)

管制塔:「Il-76、こちら██管制塔。応答願います」
[沈黙10秒]
管制塔:「進入経路を外れています、███、応答を──」
[記録: 獣の咆哮に類似する異音、金属の摩擦音]
管制塔:「……なんだ?これは……」
[記録途絶]

⸻記録019-ロ ― 事案概要

  • 発生地点:██空域上空
  • 概要:019-Aが付近を飛行中の民間旅客機に急接近。主翼で激突し、相手機の主翼をへし折る。直後、旅客機は制御不能に陥り市街地に墜落。数分後、墜落機から報告番号019の感染兆候が確認された。
  • 補足:激突時、019-Aの主翼は大破したが、約4時間後には完全に再生していた。
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