キャラクターパースペクティブ
直訳しても意味不明のため、鈴木裕の造語と思われます。
簡単に言ってしまえばキャラチェンジ。
涼の他にシェンファやレンを操作できます。
ただし、既存のゲームによくあるものとはちょっと違っています。
- 選択されたキャラクター独自の行動選択肢を持つ
涼なら真正面から挑むけれど、レンなら相手の虚を付いた行動に出るかもしれない。
シェンファなら男が考え付かない、女性ならではの方法で動くはず。
というように、キャラの外見や性能が変わっただけではなく、選択肢から行動原理まで変わるシステムです。 - 行動原理とは
昨今のオープンワールドはキャラクターが際限なく自由に動けます。
それこそ一般市民を殴ったり、スリなどの犯罪が出来たり、または悪態をついてヒールになったりなど。
しかしシェンムーの場合、プレイヤーキャラが確固たる人格を持っています。
選択肢はそこから生み出されたものであり、大きく外れることはありません。
涼が通行人をいきなり殴ったり、話し相手を罵るなどの行動はありえないのです。
技書システム
技を覚えるために必要なアイテムであると同時に、新たな技を生み出すためのスキルツリーの根本でもあります。
シェンムー3では、ツリー式になっており、強力な技を修得するためには複数の技書が必要になるようです。
QTE
シェンムーはQTEの元祖と言われてますが、正確には少し違います。
レーザーディスク*1と呼ばれる光ディスク記録メディアを使ったゲームで、突然現れる画面の指示にしたがってボタンを押してプレイする物は存在していました
(スキップボタンの延長みたいなものです)。
しかし、それをゲームシステムに昇華した初のタイトルがシェンムーであり、
クイックタイムイベントという名前を付けた発祥でもあります。
ですから、
QTEシステムの元祖はシェンムーだが、そのもとになったゲームはわずかながら存在していた
というのが正しい捉え方でしょう