勢力/クロン教団

Last-modified: 2008-08-20 (水) 01:10:57

クロン教団

 死からの生・・・つまり蘇生を望む人々は尽きない。世界的にも「悪」とされながらも、ゾンビや
スケルトンのような不死たる存在を肯定し、それを積極的に取り入れた宗教で、代表なものはやはり
このクロン教団であろう。

成り立ち

 起源ははっきりしないが、神話の時代より続いている神の一人エクシアドが、彼は規律が緩く、自由
を謳歌していたときに、「気まぐれにも」死という力を用いて人々を堕落(エクシアドはこれをあくま
でも解脱と呼んでいる)させ、蘇生を願う人々を次々と信者にして、このスラーナ世界を全国的に支配
していった。A.I80年頃に発生したあるモンスターの預言者が唱えたと言われている。この預言者の試み
は成功し、やがて裏社会に確実に取り入っていった。この状況に、スラーナを元とした政界、司法界の
表社会の人間たちは、この教団を一斉に非難し、存在すら認めようとしなかったが、A.I.150年頃には、
既にクロン教団の信者は、種族に関わらず100万人を越えていたという…。特にゴブリンやオークら
人間に痛めつけられていた種族は、好んでこの強力な教団員になっていった。

国家闘争の介入

 クロン教団は強大に成るにつれ、独自の軍隊を持つようになった。ゾンビやスケルトンだけでなく、
熱心な信者で構成されたこの万を越える軍勢は、度々カルドレア国家を脅かしてきた。驚くべき事に、
政界にも介入するようになり、国教として認められるべく、信者が政界に現れては操作をし始めていた
という事実さえある。その発端がAI150年代に起きたエルクのクロン戦争で、この討伐のために組織さ
れたインフェルノ騎士団が、なんとかエルクを守ったものの、存在を知らなかった人々には十分に衝撃
を与えた。

クロン教団はこれに留まらず勢力を伸ばし、カルドレア全域に及ぶようになる。彼らは組織だった集団
であるが、不思議にも「総本山」は存在しない。つまり全てが統一された存在ではないらしく、カルド
レア大陸の北部と南部では、別のクロン教団ではないかと類推する説もある。しかし何らかの連絡は
あったらしく、どうやら各地の「支部」が連携を取りながら、ピラミッド式の組織を持っていたよう
である。

北部クロン教団の最期

 220年代に入り、ネルヴァや続くエルクそしてハイゼン戦役と、各地で革命と変化の嵐が起きる。クロン
教団もネルヴァの黒騎士勢力やハイゼンと手を組み、争乱の一方の側として、ついに表舞台で活動しだす。
しかし同盟していた側が敗北を喫すると、クロン教団も縮小する方向に行かざるを得なくなった。前司教
ダーリマンはエルクにて戦死すると、各地で「邪教」として弾圧が始まる。クロン信者たちは逃げ、
地下組織と化していく。この間に何十万といた信者は、どんどん減らしていったという。特に国家組織
が強固となったカルドレア北部では、クロン教団がアルデを一時的に占領するまでに至るも、最終的には
ネガル島まで追い詰められ、そこでダーリマンの後任だった大司教ガロンが死亡した。
こうして、あれだけ国を傾ける程悩ませていたクロン教団は、これをきっかけに崩壊の道を辿っていく。

南部クロン教団の敗北

北部でのクロン勢力が衰退している中、南部のクロン教団は大司教デフロスが、ドラゴンレルムやラムセン
王国にて勢力を振るっていた。こちらは人間や種族の及ばない混沌した政治情勢のため、大軍勢を率いて
各地で支配を強めていく。特にデスシティ周辺ではアンデッドの聖地ということもあり、クロン教団に
とっては格好の支配地であった。しかし、反抗勢力であったクロスホードとネルヴァ、ドラゴンレルムの
竜騎士軍勢の同盟軍とデスシティでの攻城戦にて敗北を喫し、軍勢はそこで消滅(多くは離散)してしまう。
ここに、組織だったクロン教団は、南北ともに滅亡したのであった。

その他のクロン教団

別大陸サルバニアの地にも、クロン教団が手を伸ばしていたという事実がある。だがこれは新興勢力だった
らしく、組織だった姿は見られない。とある飛行船の冒険者達によって壊滅させられたと風の噂である・・。