第一部.定理4
ぼくたちがものごとを区別できるとしたら、その根源である物質の性質か、でなかったらその物質の化身が違っていてくれないといけない。そうでないと、区別しようがない。
理由
- 「存在している」ものは、「そいつ自身の中に存在している」か、「他の何かの中に存在している」か、そのどっちかしかありえない(第一部.ルール1を読み直そう)。
- それに、第一部.決めごと5で決めてあった通り、ものごとを理解するには、そいつの根源である物質の「性質と化身」の他には、当てにできるものなんかないんだ。
言い換えると、ものごとをその物質そのものから理解するか、でなければその物質の「性質と化身」を手がかりに「そいつを理解すること」で区別するしかないんだ。
おしまい。タイトルと同じことを繰り返しただけの説明になってしまったけど、そういうことなんだ。