第二部.定理10

Last-modified: 2007-07-28 (土) 10:31:19

第二部.定理10

人間は物質のように存在することはどうやってもできない。物質はもう間違いなく永遠に存在するんだけど、人間の本質のどこをさがしても物質っぽい要素なんかありゃしない。
言い替えると、物質が不滅だということとまったく違う理由で、人間はかろうじて人間の形を保っているだけだ。人間の形や外見なんて、絶対に物質のように不滅じゃない。人間は必ず死ぬ(笑)。

理由

  1. まず、第一部.定理7で説明したから言うまでもないことだけど、物質必ず永遠に)存在してしまう。まずこれはいいよね?
  2. ここで、もし人間の本質がまるっきり物質とおんなじだ、と仮定したとすると、物質が(永遠に)存在してしまうのとまったくおんなじように、人間も必ず存在してしまうはずだ(第二部.決めごと2の言い方を使えばね)。
    1. そうなると、人間も永遠に存在することができてしまう。
      1. 最悪でも、ある部分だけでも永遠に存在できてしまうことになる。
  3. でもそれじゃ、第二部.ルール1と合わなくなってしまうから、今の仮定は間違っているわけだ。
  4. だからこの定理は正しいということになる。
    ちょっと見え見えだったかな(笑)。
    おしまい。