ハチの恩返し
このストーリーは、「志村けんのバカ殿様」で行われていたコントのオマージュになります。
登場するキャラクター
ジャック・オー・ランタン、ミリア・アルガス、両津勘吉
イベント
- 会話1
- (虫の鳴き声)
- ジャック「なぁミリア、虫の鳴き声って綺麗だよな」
- ミリア「そうですね。私も心が和みます」
- リーンリーン
- ジャック「このリーンリーンって鳴き声は何の虫だ?」
- ミリア「あれはスズムシという虫の鳴き声です」
- ジャック「スズムシか。他にも色んな鳴き声聞こえるけど、何の虫が分かる?」
- ミリア「はい、チンチロリンという鳴き声も聞こえますが、あれはマツムシという虫の鳴き声です」
- ジャック「チ◯ポコリンがマツムシ?」
- ミリア「ち、チ◯ポコリン!?チンチロリンですよ!(赤面)」
- ジャック「あぁ、チンチロリンね。オーケーオーケー」
- ミリア「そして、ガーチャガチャがクツワムシの鳴き声です」
- ジャック「色んな種類の虫の色んな鳴き声、たまんねぇな…オイラもあちこちで鳴いちゃおうかな?カーボカボって…ん?」
- ジャックが何かを見つけた
- ミリア「ジャック様、いかがなさいました?」
- ジャック「何だアレ?ハチか?」
- ミツバチが蜘蛛の巣に引っかかっている
- ミリア「蜘蛛に捕まっているようですね」
- ジャック「このままだとどうなるんだ?」
- ミリア「蜘蛛に食べられてしまいますね」
- ジャック「可哀想じゃねぇか」
- ミリア「ですが、ハチは人を刺しますし…放っておいてもいいのでは?」
- ジャック「一寸の虫にも五分の魂ってことわざがあるだろ。ハチミツも作ったりしてんだ、ここは逃がさねぇとダメだろ」
- ジャックはハチを蜘蛛の巣から取り除いた
- ジャック「ほれ、もう大丈夫だから」
- ハチは飛んでいった
- ジャック「今日は何だかいい事したな」
- ミリア「そうですね。ジャック様は本当にお優しい方ですね」
- ジャック「…チンチロリーン」
- ミリア「え?」
- ジャック「チンチロリーン、ガーチャガチャ、リンリンリンのコーロコロー!」
- ミリア「ちょ、ちょっとジャック様!?キャー!!」
- 会話2
- その夜
- ジャック「zzz…」
- ジャックの枕元に謎の美少女が現れた
- ???「もしもーし。もしもし」
- ジャックが目を覚ます
- ジャック「!?お前誰!?」
- 女王バチ「私は女王バチでございます」
- ジャック「女王バチ?」
- 女王バチ「はい。昼間、あなたに危ういところを助けていただきました。本当にありがとうございます」
- ジャック「あっ、思い出したぞ!お前、あのハチか!」
- 女王バチ「はい。命の恩人であるあなたに、お礼をするために参りました」
- ジャック「いやいや、別にお礼なんていらねぇよ」
- 女王バチ「甘いハチミツ、いかがですか?」
- ジャック「ハチミツ?」
- ジャックはハチミツを口にした
- ジャック「甘っ!これメチャクチャ美味ぇ!」
- 女王バチ「それでは、もっと甘いものを…」
- ジャック「もっと甘いもの?どういうこと?」
- 気付けば、ジャックの顔にキスマークが付いていた
- ジャック「すご~く甘い…♥」
- 女王バチ「うふふ…♥」
- それを屋敷の外から見ていた両津は
- 両津「ジャックの奴、あんなにモテやがって…よし、こうなりゃワシも…!」
- 会話3
- 両津は昨日の蜘蛛の巣がある場所を探していた
- 両津「蜘蛛の巣があったのは、確かこの辺だったはずだが…おっ!あったあった!へへへへへ…」
- ハチが蜘蛛の巣に引っかかっている
- 両津「やった!ちょうどハチがいるぜ!今助けてあげるからな!」
- 両津はハチを蜘蛛の巣から取り除いた
- 両津「ワシがお前の命の恩人、両津勘吉だぜ。ワシの顔、ちゃんと覚えといてくれよ。今晩頼むぜ。飛んでけ~!」
- ハチは飛んでいった
- 会話4
- その夜
- 両津「あークソ、遅ぇな!妖精の奴何してんだよ全く!」
- 両津はなかなか女王バチが来ず苛立っていた
- 両津「あーもう!全然来ねぇじゃねぇか!」
- すると、ハチのコスプレをした肥満体の中年女性が現れた
- ???「もしもーし」
- 両津「おっ、来た来た…って、うわぁ!?」
- 母親バチ「昼間、あなたに助けていただいたハチの母親でございます」
- 両津「母親!?」
- 母親バチ「娘の代わりにお礼に参りました」
- 両津「いや、いらねぇし!てか娘の方がいいのに!」
- 母親バチは両津を押さえ込む
- 両津「うわっ!ちょっと待て、お前どっちかって言うとクマバチだろ!」
- 母親バチ「蜜をどうぞ」
- 両津「蜜じゃなくてキス…グェェェ!力強い力強い!殺されるゥゥゥ!」
- 両津は母親バチに何度もキスされる
- 両津「助けてくれ!殺される!」
- すると大家とアパートの住人が駆けつけてきた
- 住人「おおぉ!?」「何だ何だ!?」
- 大家「これはどういうことなの!?」
- 両津「どうもこうもねぇよ…誰か助けてくれ…!」
- だが全員気持ち悪がって逃げていった
- 両津「おーい!行かないでくれぇ!本当に殺されるゥゥ!」