激突!聖女同盟軍VS蛇女選抜メンバー

Last-modified: 2024-06-16 (日) 23:39:12

※このイベントはマルチイベント「聖霊石と神霊兵器/雅緋」をクリアすると解禁される隠しイベントです。

登場するキャラクター

雅緋、紫(閃乱カグラ)、忌夢、両備、両奈、愛乃はぁと&パルティニアス、廿楽冴姫&ヴァンリー、朱鷺宮神依&アヌトゥパーダ、このは&モリオモト、ペトラ・ヨハンナ・ラーゲルクヴィスト&ジラエル、ヴァイス&ゴットフリート、シャルラッハロート&バルドゥール

イベント

  • 会話1
    • 日本各地の次元の歪みの発生、それに続いた神霊兵器騒動が秘立蛇女子学園の悪忍選抜メンバー・雅緋の手により解決されて数日後…
    • 雅緋は種子島にて闘い、記憶を失い負傷した人為聖女・シャルラッハロートを保護し、蛇女子学園で治療を行っていた。
    • シャルラッハロートのケガは軽く、身体の傷は数日も経たずに治癒した。だが、記憶の方は戻らず、虚ろな顔をして日々を過ごしていた。
    • 雅緋「彼女の様子はどうだ?」
    • 両備「・・・ダメね。日常行動は支障ないけど、それ以外はまるで置物のようにボーッとしてるわ。食事も手伝わないと食べないのよ。」
    • 忌夢「話しかけても、『ソフィー』という名前をボソボソと呟くだけ。これはそうとうキツい洗脳を受けたみたいだね。」
    • 両奈「でも~、闘うことについては体が覚えているみたい!この前運動にって戦闘訓練に連れてってたら、両奈ちゃんのこと鎖でバシバシ殴ってくれたの~!」
    • 両備「このバカ犬!病人になにやらせてんのよ!!」
    • 紫「・・・・・・あの~・・・雅緋さんが気になるのも分かりますが、医者に診せてあげたほうがいいのではないでしょうか・・・?」
    • 雅緋「身体の治療が目的なら最初からそうしていたさ。だが今回の問題は記憶喪失だ。これは普通の医者では治療するのは難しい。昔の私がそうだったようにな。」
    • 忌夢「雅緋の時は蛇女子学園が怨楼血(おろち)により崩壊したことで、記憶が蘇ったんだよね。この子の場合は、何がきっかけになるんだろう?」
    • 雅緋「まぁ、それが見つかるまでここでゆっくりしてもらえばいい。何なら彼女の関係者を洗い出し、連絡を取っても・・・」
    • その時、蛇女子学園の警報が鳴り響く。
    • 生徒「雅緋さま!敵襲です!相手は6人と少数ですが、門番や警備の生徒が次々と撃退されています!」
    • 忌夢「何だと?相手は誰だ?半蔵か?月閃か?」
    • 生徒「いえ、そもそも敵は忍学生では無いようです!見た目は女学生ですが、得体の知れない力に吹き飛ばされ我々では手も足も出ません!」
    • 雅緋「・・・こちらから接触を図る前に、向こうから出向いてきたようだな。しかも随分と乱暴なやり方で・・・」
  • 会話2
    • 話は少し前に遡る。
    • 神奈川・西欧聖霊庁ローゼンベルク支部の司令室に、はぁと達聖女が集められていた。
    • ペトラ「失踪したシャルラッハロートの所在が掴めました。秘立蛇女子学園という組織に誘拐されているようです。」
    • はぁと「学園・・・ということは学校にいるんだ。まさか誘拐犯も学生なの?」
    • ペトラ「はい。情報により、こちらの蛇女子学園・・・便宜上『蛇女』と略しますが、この学園の代表生が今回の主犯と見られています。このような顔をしています。」
    • ペトラが提示した雅緋の顔写真を見て、冴姫・神依・このはが目を見開く。
    • 冴姫「この人・・・朱鷺宮先輩に変装していた人じゃない・・・!」
    • 神依「あぁ、見間違うはずも無い。先日のドレクスラー機関絡みの騒動で、私を打ち倒した女だ・・・!」
    • このは「そんな・・・あの忍に神依さままでもが・・・!」
    • 神依「・・・だが、先日神霊兵器が起動した直後にその動きを止め、何者かによって破壊された時にも彼女らしき者の姿が確認されたと報告されている。もし神霊兵器を破壊したのが彼女であれば、何故誘拐などを・・・!」
    • ヴァイス「・・・理由はどうでもいい。まずは、シャルラッハロートの奪還に向けて、こちらから行動を起こすべきかと進言いたします。ラーゲルクヴィスト司令官。」
    • ペトラ「先程から何度も連絡を試みておりますが、何らかの手段により通信の類が一切遮断されており、交渉により彼女を取り戻すことは困難な状態です。そこで、直接蛇女の現地に出向き、可能であればシャルラッハロートをその場で保護したいと思います。」
    • 神依「そういうことなら、是非この私にも参加させてくれ。この女には借りがある。」
    • はぁと「電話も手紙もダメなら、直接会って話すしかないよね!冴姫ちゃんに酷いことしたことも謝ってもらいたいし、私も協力するよ、ぺとらん!」
    • 冴姫「はぁと・・・・・・ありがとう。でもあなたに任せっきりにはしない。私も行くわ。」
    • ペトラ「よろしい。ですが蛇女は悪の企業や悪徳政治家からの依頼を受けて動く忍の養成所という情報があります。ご自身の身は自分自身で守っていただくように。」
    • ヴァイス「了解です、司令官殿!このヴァイス、必ず奪還任務を果たしてみせます!」
    • こうして、6人の聖女が即席チームを結成し、蛇女子学園に乗り込むこととなった。
  • 会話3
    • 秘立蛇女子学園の正門から強行突破したはぁと・冴姫・神依・このは・ペトラ・ヴァイスの6人は、蛇女の忍学生の迎撃を次々といなしていった。
    • 神依「さすがは忍の養成施設・・・兵の数は多いな!」
    • このは「神依さま、ここはこのはにお任せあれ!参るぞー!このは百分身の術!!」
    • 無数に分身したこのはが、忍学生の群れを次々と打ち倒していく。
    • このは「ほひひ、このはの里の忍に比べて、そなたらはまだまだ修行不足でするな!」
    • ??「ザコを倒した程度で調子に乗ってんじゃないわよ、犬コロ忍者!」
    • 神依「このは、危ない!」
    • 遠距離から銃弾がこのは目がけて飛んでくるが、それを神依が間一髪刀で防いだ。
    • このは「わふっ!?神依さま、かたじけない!こらー!遠くから銃で撃つなど、卑怯ではござらぬかー!」
    • 両備「フン、アンタも一応忍なんでしょ?だったら卑怯だのずるいだの言ってるんじゃないわよ。」
    • 選抜メンバーのアジトである天守閣の1階の入り口で、両備・両奈姉妹が待ち構えていた。
    • ペトラ「貴女・・・この蛇女子学園のそれなりの地位に居る方とお見受けします。貴女がたが我々の仲間・・・シャルラッハロートを誘拐したことは調べはついています。大人しく彼女を引き渡しなさい。そしてリーダーの方には我々の元へ出頭を願いますわ。」
    • 両備「ふ~ん、あのツインテール娘、呼びにくい名前しているのね。答えはノーよ。そっちこそ、大人しく引き下がらないと全員その胸に風穴開けちゃうわよ。」
    • ペトラ「交渉は決裂ですわね。それでは、実力行使といきましょう!皆さん!私の銃撃を合図に先に行きなさい!」
    • ペトラがエーテル銃を抜き、銃弾を連射する。
    • ヴァイス「ラーゲルクヴィスト司令官殿、感謝します!お先に失礼します!」
    • 蛇女忍学生たちの一瞬の隙を突き、はぁと・冴姫・神依・ヴァイスが天守閣に突入した。
    • 両備「あんた、初めからそのつもりだったのね・・・!」
    • ペトラ「射撃は屋内より屋外の方がその実力を発揮しやすい・・・故に、外に出てくるだろうと推測しました。そして銃を持つ相手であれば、この私が対応するのがベストと考えた・・・それだけのことですわ。」
    • 両備「チッ、何から何まで気に入らないわ、アンタ!」
    • 両奈「あぁ~ん、両奈ちゃん話に入っていけな~い!これって放置プレイ?」
  • 会話4
    • 天守閣正面玄関前。両備と両奈、そしてペトラとこのはの4人が残っていた。
    • ペトラ「貴女、朱鷺宮神依の従者でしょう。彼女と行動を共にしなくてもよろしいのですか?」
    • このは「ぺとらどのはお1人で、相手は2人!このははこの場に残り、助太刀するでする!先程の銃撃を放ったあのおなごにも、一泡吹かせなければこのはの恥でする!」
    • 両備「ふ~ん、誰に一泡吹かせるって?あの髪の毛ドリルもムカつくけど、まずは躾のなっていない犬ッコロを狩るのが先ね。・・・両奈、あっちよろしく。敗けたらお仕置きだからね」
    • 両奈「は~い!両備ちゃんの命令なら、両奈頑張っちゃう!」
    • 両奈が二丁拳銃を持ち、ペトラに向けて構える。
    • 両奈「というわけで~あなたの相手はこの両奈ちゃんで~す!その変わった銃・・・さっきは目くらましの威嚇だったけど、実際に当たったらどれだけ痛いのかなァ~・・・楽しみ~♪」
    • ペトラ「・・・随分と、変わったご趣味ですわね。生憎、こちらは人を苦しめる趣味はありませんの。苦痛を感じる間も無く・・・眠りなさい!」
  • 会話5
    • 両備「あんたら中学生なんですって?それにしては、どいつもこいつも随分と育ちすぎてるじゃないの!・・・一番小さそうなこの犬ですら、見た所両備と互角*1じゃない・・・ムカつくわ・・・!」
    • このは「わふーっ!それは背丈の小さいこのはに対するイヤミでするかー!さきほどから人を罵ることばかり言って、無礼でござるよー!このははこれからまだまだ成長するのでするー!」
    • 両備「・・・これから成長する、ねぇ・・・もういいわよ。このイライラ、全弾ぶち撒けて晴らしてやるわ!両備、悪の誇りを舞い掲げる!」
    • このは「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前!小犬丸忍術・このは、いざ出陣!」
  • 会話6
    • ペトラ・このはは両備・両奈を倒した。
    • 両奈「あはぁ~ん!!あの人の銃、撃たれても撃たれても痺れるだけで全然傷つかないのォ~!!これなら何百発も浴びても平気だし、両奈絶対クセになっちゃいそぅ~!!」
    • 両備「・・・本来の目的忘れて一人で楽しんでんじゃないわよ、このボケ犬・・・・・・」
    • このは「両備どの、これに懲りたら人への悪口は控えるべきでござる!天に唾を吐く者はその唾を自ら浴びるのでするぞー!」
    • ペトラ「エーテル銃の弾丸をあれだけ受けて気を失わないなんて・・・日本の忍というものも、中々侮れないものですわね。」
  • 会話7
    • 天守閣2階に登るはぁと・冴姫・神依・ヴァイス。内部の忍学生を退けつつ3階に続く階段に向かうが、突如4人の足が止まる。
    • 神依「何だ?この不穏な瘴気は・・・足が進まぬ!」
    • 紫「ひぃ、ふぅ、みぃ、4人・・・そんなにここまで上がって来たんですね・・・うぅ、帰りたい・・・」
    • 冴姫「それならさっさと帰ればいいじゃない。そこを通しなさい!」
    • 紫「・・・それはできません。雅緋さんとお姉ちゃんを守るために・・・ここは通しません・・・」
    • 紫の身体から「禍根の力」が放たれ、辺りを包む。ヴァイスが斬りかかろうと飛び掛かるが、攻撃も阻まれてしまう。
    • ヴァイス「クッ、ゴットフリートの刃が・・・通じないだと?」
    • はぁと「・・・もしかしたら、いけるかも!パルちゃん、お願い!」
    • はぁとの契約アルカナ、パルティニアスが放つ光が紫の禍根の力とぶつかり、互いに相殺された。
    • 神依「なるほど。愛の聖霊の力であの力を打ち消したのか。障壁が解かれた今こそ好機!」
    • 冴姫「ごめん、はぁと・・・ここは頼むわね!」
    • 冴姫・神依・ヴァイスが紫の横をすり抜け、天守閣3階に登っていく。
    • 紫「あぁっ、行かないで・・・あなたが余計なことをしたから、役目が果たせなかった・・・・・・また、役立たず扱いされて見捨てられちゃう・・・!」
    • はぁと「え~と、こっちも仲間を助けたいし・・・ゴメンね?」
    • 紫「・・・・・・ダメ、許さない・・・貴女には、ここで死んでもらう・・・・・・!」
  • 会話8
    • はぁとは紫を倒した。
    • 紫「うぅ・・・足止めにも失敗して、敵を一人も倒せなかった・・・もう駄目・・・私はまた見捨てられて、暗い部屋で引きこもる生活に戻るんだ・・・・・・!」
    • はぁと「そんなことありませんよ!何なら私、紫さんのお友だちになっちゃいますから!ぜーったい、紫さんを一人にはしないよ!」
    • 紫「・・・・・・貴女からは、たくさんの人の匂いがする。・・・きっと、あなたは皆にそう言ってるんでしょう?」
    • はぁと「言われてみれば、そうかも。・・・・・・でも、もし私に友達が居たとして、それが紫さんと仲良くしてはいけない理由になるのかな?」
    • 紫「・・・・・・本当に、いいのですか?年上なのに、こんなオドオドして暗い、頼りない人が貴女の友達になっても・・・」
    • はぁと「もっちろん!私、忍者のお友だちってこのこのやなずなずやあかねーねしか知らなかったから、もっと色々な忍術を見てみたいな!」
  • 会話9
    • 天守閣3階に登った3人を、突然上空から何者かが襲った。衝撃により冴姫は神依・ヴァイスと引き離される。
    • 神依「廿楽!」
    • 冴姫「私に構わず、先に行って下さい!敵の狙いは私のようですから・・・!」
    • 神依・ヴァイスが天守閣最上階へ向かう。冴姫を襲撃した忍・忌夢が不敵に笑う。
    • 忌夢「フッ、これで作戦通り。ボクがボーッと突っ立って待ち受けていると思ったのかい?3人の中で最も弱そうなキミを奇襲で潰す。その後追いかけて雅緋を援護すれば、何の問題も無いということさ。」
    • 冴姫「・・・随分と勝手なことを言ってくれるわね。」
    • 忌夢「違うのかい?前に雅緋が変装していたことにも気づかず、あっけなくやられたんだろう?本来ならこの戦いに同行することすら場違いだよ。」
    • 冴姫「あの時は不意を突かれただけよ。完全に油断の無い私に、死角は無いわ!」
    • 冴姫が契約アルカナ・ヴァンリーの力により紫電を纏う。
    • 忌夢「へぇ・・・そんなことができるんだ。でも電撃ならボクにも扱える。どっちが格上か教えてあげるよ!」
  • 会話10
    • 冴姫は忌夢を倒した。
    • 忌夢「ぐっ・・・読みが外れたか・・・!だが、ボクはまだやれるぞ・・・お前を倒して、雅緋を助けにいくんだ・・・!」
    • 冴姫「大した執念ね。そんなにあの雅緋という人が大事?」
    • 忌夢「当たり前だ!ボクにとって、雅緋は全てなんだ・・・!雅緋のためなら、ボクは死んだっていい!お前にこの気持ちが分かるか!」
    • 冴姫「分からなくも無いわね・・・私にも、命を懸けてでも守りたい友達が居るから。でも私ははぁとのために死んだっていいとは思わないわね。私が今ここで死ねば、はぁとは確実に悲しむだろうから。」
    • 冴姫は落雷を落とし、忌夢を気絶させた。
    • 忌夢「!・・・・・・雅・・・緋・・・・・・!」
    • 冴姫「そして、貴女が無理をして取り返しのつかないことになれば、貴女の仲間は悲しむはず。だから、今は休みなさい。」
  • 会話11
    • 神依・ヴァイスは天守閣の最上階にたどり着いた。そこには雅緋が待ち構えていた。
    • 神依「また会えたな。秘立蛇女子学園のリーダー、雅緋・・・」
    • 雅緋「朱鷺宮神依か。ここまで登って来るとは・・・やはりお前は強いな。」
    • ヴァイス「警告する。貴女が誘拐した我々の仲間・・・シャルラッハロートの身柄をこちらに引き渡すことを要求する。シャルラッハロートは何処にいる・・・即答せよ!」
    • 雅緋「・・・そちらは初めて見るな。彼女は、天守閣の屋根に居る。連れて行きたくば、勝手に連れ帰るがいい。」
    • 神依「なぜそこまで明らかにする?お前たちは彼女を誘拐していたのではないのか?」
    • 雅緋「それはそっちがそう思い込んでいただけだ。私は負傷したままで種子島に放置するのも忍びないと思い、一時保護していたに過ぎない。何ならこちらから連絡を取ろうとしていたぐらいなんだぞ。・・・そこのお前。お前は赤髪の彼女・・・シャルラッハロートの何だ?」
    • 雅緋はヴァイスを指さし問う。
    • ヴァイス「物心ついた時からずっと一緒に居た、全てを分かち合い、分かり合える存在・・・私にとってシャルラッハロートは『家族』だ。そう呼ぶと愛乃はぁと教官は私に教えて下さった。」
    • 雅緋「・・・そうか、ならば今の彼女に会う資格はあるだろう。・・・行くが良い。この奥が天守閣の屋根に登るための梯子に繋がっている。」
    • ヴァイスは部屋の奥に向かう。残った神依と雅緋が向かい合う。
    • 雅緋「・・・実は、シャルラッハロート・・・彼女はまだ記憶を失っている状態だ。彼女にとって本当に大切な存在であるならば、あの娘が彼女の記憶を取り戻すことができるだろう。・・・さて、神依。待っているだけでは退屈だろう。2人が戻ってくるまで・・・少し私と遊ぶか?」
    • 雅緋は七支刀を抜き、笑みを浮かべる。
    • 神依「余裕だな・・・良いだろう。だが千年守の使命を背負うこの私に二度の敗北は無い。朱鷺宮神依・・・推して参る!」
  • 会話12
    • 神依は雅緋を倒した。
    • 雅緋「な・・・なんだ?身体が思うように動かない・・・!まるで私の時間だけが止められているような感覚だ・・・成程、これがお前の真の力ということか、朱鷺宮神依・・・!」
    • 神依「『本不生の意』。時と空間を操る古代聖霊・アヌトゥパーダの力により貴様の時間を止めた。・・・卑怯とは言わさぬ。この力を使うに足る強敵であると、アヌトゥパーダが私に認めた故使わせてもらった。」
    • 雅緋「フ・・・ならばこちらも出し惜しまず行くか・・・絶・秘伝忍法!」
    • 神依「待て、雅緋!」
    • 雅緋が秘められた力を解放しようとするが、それを神依が止める。
    • 神依「先程貴様は『遊び』と言った。余興ならばこの辺でお互い矛を収めるのが妥当ではないか?ここから先はお互いに命の奪い合いになる・・・『妖魔』を倒す前に、人間同士で殺し合うこともあるまい。」
    • 雅緋「・・・何故、忍でも無いお前が妖魔の存在を知っている!」
    • 神依「私は千年守として、この世界に起きている超常現象や怪異から現世を守るために動いている。忍の闘いにより発生する魔族・・・妖魔についても当然把握している。討伐対象としてな。」
    • 雅緋「ならば、我々は妖魔に対する同士という訳だな。・・・奴らと本格的に闘う時には、貴女と共に戦えるかもしれない。私の深淵の力を見せるのは、その時までお預けとしよう。」
  • 会話13
    • ヴァイスは、天守閣の屋根にて空を眺めているシャルラッハロートに遭遇する。
    • ヴァイス「シャルラッハロート、見つけたぞ!」
    • シャルラッハロート「ソフィー・・・・・・ソフィー?ソフィーなの?」
    • ヴァイス「あぁ、私だ。ヴァイスだ。拉致されていたお前を救出しに来た。さぁ、一緒に帰還しよう。」
    • シャルラッハロートに手を差し伸べるヴァイス。だがヴァイスに対しシャルラッハロートが冷たく睨みつける。
    • シャルラッハロート「・・・・・・違う。貴女はソフィーじゃない。本当のソフィーなら、私があの時居なくなった時点で私を真っすぐ追いかけて来てくれたはず。でも実際に来たのは私が仕事を頼んだどうでもいい奴だった。きっと、今もソフィーに化けたニセモノが私を騙しているんだ。」
    • ヴァイス「・・・何を言っているんだ?シャルラッハロート。あの時はドレクスラー機関の最終作戦を阻止するため、私は日本各地で任務を遂行していた。てっきりお前も同様の任務を命じられていたものだと思っていたが・・・」
    • シャルラッハロート「貴女の為に何でもしてあげるのが私の存在意義・・・・・・なのにソフィーは私と一緒にいてくれない・・・貴女なんて私のソフィーじゃない。そんなの・・・・・・そんなの、いらないッ!!」
    • シャルラッハロートが戦闘態勢を取る。
    • ヴァイス「シャルラッハロート!?どうした、何故、私と闘う必要がある!?私とお前は・・・!」
  • 会話14
    • ヴァイスはシャルラッハロートを倒した。
    • ヴァイス「シャルラッハロート・・・どうも発言に混乱が見られる。・・・まさか、何らかのショックで記憶を失っていたのか?」
    • シャルラッハロート「・・・・・・ええ。ついさっきまで、私の意識はずっと暗闇に閉じ込められていた。覚醒したのは・・・貴女と全力で戦って、打ち負かされた直後の事よ。・・・ソフィー。本来なら、神霊兵器を起動させた時点でドレクスラー機関の洗脳は解けるはずだったんだけど。」
    • ヴァイスとの戦闘により倒されたソフィーが起き上がり、呟く。その目には先程から失われていた生気が戻っていた。
    • ヴァイス「・・・そうか。お前はずっとドレクスラー機関の呪縛と闘っていたんだな。ずっと近くに居たにも関わらず、気づけなかったとは・・・何という失態だ。先ほどの宣言が聞いて呆れる・・・」
    • シャルラッハロート「何て言ったの?ソフィー。」
    • ヴァイス「あぁ、先程私とお前の関係を問われた時、こう答えたんだ。シャルラッハロートは私の『家族』だ、と。だがこの様では・・・」
    • シャルラッハロートがヴァイスを抱きしめる。
    • シャルラッハロート「・・・いい。ありがとう、ソフィー。ソフィーがそう言ってくれたのなら、私は全て許す。」
  • クリア後
    • こうして、記憶を取り戻したシャルラッハロートはヴァイスと共に戻り、天守閣の各エリアで闘っていた聖女と蛇女忍学生の闘いにも決着がついた。
    • ペトラ「・・・雅緋さん。貴女のシャルラッハロートの誘拐容疑については、彼女に危害を加えず保護していたこと・・・及び、神霊兵器を破壊し、その脅威を未然に防いだことを考慮し、不問といたします。また、ドレクスラー機関に洗脳されていたシャルラッハロートから請け負った忍務についても、正規の依頼料を西欧聖霊庁ローゼンベルク支部にて立て替えさせていただきます。」
    • 雅緋「ほぅ、それは何よりだ。タダ働きになると思っていたが・・・蛇女の運営資金として有難く頂戴しよう。ところで、妖魔については西欧聖霊庁の方でも・・・」
    • ペトラ「・・・勿論、討伐対象ですわ。妖魔専門の特別顧問として、来るべき時が来た時はお声がけします。・・・次は連絡が取れる環境をご用意下さいね?」
    • 雅緋「フッ、こちらは忍ゆえ連絡を取れる手段を広めるのは難しいところだが・・・まぁ善処しよう。」
    • こうして、聖霊石と神霊兵器の騒動により起きた、聖女と忍たちの闘いは終わった。
    • 数日後
    • 闘いのために出遭った聖女たちと忍たちは、日常でも出遭うようになった。
    • 新宿区神楽坂、神依が借りている屋敷にて・・・
    • 両備「あのバカ犬はどこだ!どこにいる!!」
    • 両備が銃を構えて乗り込んできた。
    • このは「て、敵襲でござるーっ!!!!」
    • 神依「お前は蛇女子学園の・・・どうした、何があった?」
    • このは「神依さま!この曲者・・・バカ犬を探していると!きっとこのはを逆恨みして夜討ちに来たのでする~!!」
    • 両備「違うわよ!バカ犬ってのは私の姉の両奈のことよ!あいつ、『ペトラちゃんと踊って来る~♪』って言い出して飛び出して行ったのよ!きっと聖霊庁に行ったと思ったけど、ペトラって奴はここに居るんじゃないの?」
    • 神依「ここは私の仮住いだ。彼女は西欧聖霊庁のローゼンベルク支部だから・・・神奈川だな。」
    • 両備「神奈川ね!分かったわ!」
    • 神依「やれやれ、放ってはおけんな・・・このは、ついて来てくれ。」
    • 神奈川県相模原市、ローゼンベルク学園理事長邸。
    • 両奈「あ~!ペトラちゃん、ようやく見つけた~!!ねぇねぇ、また両奈ちゃんのこといっぱいそのエーテル銃で撃ってイジめてぇ~!両奈ちゃんに終のロンド捧げてぇ~!!」
    • ペトラ「貴女はこの前の・・・!いえ、曲者です!容赦は要りません・・・全力で叩きだしなさい!」
    • 両備「居たわねこのバカ犬!連れ帰る前にたっぷりお仕置きしてやるわ!それこそ地獄に墜ちる程のキツいのをね!」
    • 神依「馬鹿者、姉妹同士で真剣勝負の喧嘩をして何になる・・・」
    • このは「両備どのも両奈どのも、落ち着くでござるよ~!」
    • 一方、北区赤羽「喫茶あいの」にて・・・
    • 紫「はぁとさんに誘われたから久しぶりに外に出てみたけど・・・何か騒がしい・・・帰りたい・・・」
    • はぁと「あぁ~、ゴメンね紫ちゃん。丁度、ぺとらんから2人にケーキの作り方を教えてあげてって頼まれちゃって・・・紫ちゃんやみんなも試食に協力してくれたら嬉しいな!」
    • 雅緋「私たちもいいのか?紫の付き添いで一緒に来たのだが、悪いな。」
    • 忌夢「・・・ボクは別に素人の作った菓子なんか・・・」
    • 冴姫「食べないなら帰りなさいよ。」
    • 忌夢「はぁ?ボクに雅緋と別れて先に帰れと!?ふざけるなよ!・・・お前、もう1回ボクと闘うか?」
    • 冴姫「ここでやると、はぁとの家に迷惑でしょ。貴女って知略家ぶってる割には、常識が無いわね。」
    • 忌夢「ぐぬぬぬぬ・・・・!!!」
    • はぁと「まぁまぁ、2人とも・・・」
    • ヴァイス「愛乃はぁと教官殿!材料を切り分けようとしたら、辺りが木端微塵になってしまい・・・次の工程はどうすれば・・・!」
    • シャルラッハロート「・・・教官。ソフィーがゴットフリートで食材を切ろうとして、キッチンが破壊されたわ。私も止めようとしたけど・・・」
    • はぁと「えー!?冴姫ちゃん、紫ちゃん、雅緋さん、忌夢さん!悪いけどちょっと片付け手伝って~!!」
    • 雅緋「ハハハ、流石だな人為聖女の力とは。蛇女でスカウトしようと忌夢が目をつけていただけはある。」
    • 忌夢「そんなぁ雅緋、ボクが慧眼だったなんて褒めてくれるなんて・・・嬉しい♪」
    • 冴姫「そこの2人、惚気てないで手伝いなさい!」
    • 紫「・・・・・・怖い・・・・・・やっぱり帰りたい・・・・・・!」
    • 聖女たちと忍たちの、騒がしくも平和な日常が続くのであった。

*1 両者の原作でのバストサイズはどちらも69cm。ただし両備は忍転身前の数値。