聖霊石と神霊兵器/シルバーフレイム
Last-modified: 2024-04-02 (火) 12:34:41
- 会話1
- ナレーション「シルバーフレイム。太古の昔に存在した「災滅族」の一人にして伝説の剣士。神帝「グランドカイザー」が支配する世界を救うために反乱軍と共に戦っている。
ある日発生した次元の歪みに巻き込まれ、漂流したシルバーフレイムがたどり着いたのは、過去の日本だった。
異世界へ迷い込んだシルバーフレイムは、あてもなく彷徨うしか無かったのだが・・・?」
- シルバーフレイム「どうやら私は過去に来てしまったらしいな・・・」
- 会話2
- シルバーフレイム「しかし、この歪んだ空は・・・この時代で何か異変が起きているのか?」
- ペトラ「えぇ、貴方のおっしゃる通りですよ」
- シルバーフレイム「・・・誰だ?不思議な力を感じるからには唯の人ではないな」
- ペトラ「それは聖霊力を感じ取った貴方も同じ事、私は政府より密命を受けて動く者とでも申しましょう。この場所は一般人は立ち入り禁止ですわよ」
- シルバーフレイム「すまないな、こちらも調べたいことがあるのだ」
- ペトラ「そうですか、それでは実力行使をさせてもらいますわよ」
- 会話3
- シルバーフレイム「聖霊力・・・不可思議ながらも応戦できた。ん?これは」
- シルバーフレイムの足元に聖霊石が落ちてきた。
- ペトラ「聖霊石の原石・・・まさか此処で出てくるなんてね」
- シルバーフレイム「知っているのか?教えてくれ」
- ペトラ「・・・良いですわ。その前に貴方が何者か説明してくださる」
- シルバーフレイム「・・・私はあの渦に飲まれてこの時代に来た未来人とでも言っておこう」
- ペトラ「成程、貴方もですか」
- シルバーフレイム「何?」
- ペトラ「この空にある渦は次元の歪み・・・次元の歪みは聖霊界などの異世界に繋がり、超常現象をこの地に引き起こしているの」
- シルバーフレイム「だから私はこの時代に」
- ペトラ「その聖霊石はそれを封じる為に必要な高純度のエーテル体の結晶なのよ」
- シルバーフレイム「成程、そういう事か」
- ペトラ「貴方の強さを信じてその聖霊石は預けますわ。ですがこれからの行動は管理させてもらいますわよ?」
- シルバーフレイム「構わん・・・私も私でこの異変解決の為に行動する」
- 会話3
- ゼニア「貴様か、銀の衣の剣士は?」
- シルバーフレイム「私を知っている・・・もしや彼女の仲間か?」
- ゼニア「確かに私はペトラ上官の補佐だ。しかし」
- シルバーフレイム「・・・何だ?」
- ゼニア「貴様の様な何処の馬の骨とも知らぬ者が聖霊石を持っているのは不安しかないな」
- シルバーフレイム「・・・なら私を試すか?もし君が私より強ければ聖霊石は君に渡す」
- ゼニア「ほう・・・なら貴様の力、試させてもらうぞ!」
- 会話4
- シルバーフレイム「私の実力に満足したか?これでもまだなら続けても構わん」
- ゼニア「いや、もう十分だ。貴様の実力は理解した。私は任務に戻らせてもらう」
- ゼニアは去っていった。
- シルバーフレイム「行ったか・・・!」
- シルバーフレイムは何か気配を感じたが、既に逃げていた。
- シルバーフレイム「・・・逃げたか」
- 会話5
- シルバーフレイムはヴァイスと出会う。ヴァイスは聖霊石を持っていた。
- ヴァイス「民間人、警告する。違う‥‥‥そこの貴方、お願いです。作戦行動の阻害は強制排除、いえ、私の邪魔をしないでください‥‥‥?」
- ヴァイスはシルバーフレイムに警告してきた。
- シルバーフレイム「この感覚・・・あの時私を監視していたのは君か?」
- ヴァイス「交渉の余地無しと判断、無力化し、奪取…ではなく‥‥‥こちらの要求に応じないのならば手荒く譲ってもらいたい‥‥‥できた!」
- 会話6
- シルバーフレイム「随分と加減された技だ・・・何が狙いだ?」
- ヴァイス「‥‥‥よし!殺さないように手加減できた!もう私は機関の戦処女ではない‥‥‥もう敵を殺す必要もない、殺さなくていい」
- ヴァイスは何か呟いていた。
- ヴァイス「民間人の所有する・・・貴方の持っていた聖霊石の原石は譲ってもらった。私は次の任務に向かう」
- ヴァイスは立ち去った。
- シルバーフレイム「それが狙いだったか、だが逃がしはしない!」
- 会話7
- シルバーフレイムはヴァイスを追って種子島に来た。ヴァイスはある人物と出会っていた。
- ヴァイス「シャルラッハロート、ここにいたのか。消息を絶ったのは機関の最後の計画を阻止する為だと予測していたが」
- シャルラッハロート「そう、神霊兵器の起動を阻止する。ソフィー、貴女のいる世界を護るために。私と、貴女の、世界を護るために」
- ヴァイス「何故、単独で動いた?私とふたりで作戦にあたれば、速やかに解決でき」
- シャルラッハロート「私は貴女のためにひとりで行動した!それなのに貴女は追いかけてくれない!私の為に、動かない!私の為に!」
- するとシャルラッハロートはヴァイスを拘束し、聖霊石の原石を全て奪った。
- ヴァイス「シャル‥‥‥ラッハ‥‥‥ロート‥‥‥放せ‥‥‥どうした‥‥‥?聖霊石の原石を‥‥‥どうする気だ‥‥‥?」
- シャルラッハロート「このまま貴女を殺して私も死ねば、私たち、ずっとずぅっと、一緒でしょ?貴女は私のもの、私は貴女のもの‥‥‥それなのに」
- シャルラッハロートはしるシルバーフレイムを見る。
- シャルラッハロート「邪魔する奴がいる‥‥‥ソフィー、待っててね。先に殺さなきゃいけない奴がいるから」
- ヴァイス「‥‥‥何を言ってる?私たちは機関から解放された。もう誰も殺す必要もない!」
- シルバーフレイム「この者は呪縛に捕らわれている・・・ならばそれを断ち切ろう!」
- 会話8
- シャルラッハロートはシルバーフレイムに敗れた。
- シルバーフレイム「取り戻すのだ、己の心を・・・君の望みはこんな事ではないはずだ」
- シャルラッハロート「あはは‥‥‥ふふふ‥‥‥どうして邪魔するの‥‥‥?どうして私とソフィーの邪魔するの?死ねばいいのに。みんな死ねばいいのに。死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねうふふ‥‥‥あはははははははは!!」
- 聖霊石の原石は全て何処かに飛んで行く。
- シルバーフレイム「何だ、聖霊石が!?何が起きる・・・あれは?」
- 会話12
- シャルラッハロートによって起動した神霊兵器がシルバーフレイムの目の前に見えていた。
- シルバーフレイム「神霊兵器・・・この時代の人にこんな物を創り出す術があったと言うか?」
- 「聖霊エネルギー供給源、聖霊核接続。1番、2番、3番、4番、5番、接続完了。聖霊エネルギー補給開始」
- 神霊兵器の各部が機動し始める。
- 「特殊聖霊貫通弾「グングニル」起動。推進用聖霊エネルギー充慎開始。弾頭聖霊コーディング起動。8連聖霊クラスターロケット「スレイプニル」起動。推進用聖霊エネルギー充慎開始。」
- 神霊兵器は富士山火山の方角を見る。
- 「日本列島沈没作戦攻撃座標指定、FJ35-2139YM138-4339、富士山火口設定完了。」
- 神霊兵器は起動する。
- 「神霊兵器「ラグナロク」設定完了。グングニル充慎完了までカウント30。スレイプニル充慎完了までカウント60。ラグナロク射出までカウント70。‥‥‥69‥‥‥68‥‥‥67‥‥‥66‥‥‥65‥‥‥64‥‥‥63‥‥‥62‥‥‥61‥‥‥」
- シルバーフレイム「それが目的ならばさせはしない・・・災滅族の一人として断ち切る!」
- 戦闘後
- 「聖霊エネルギー補給源、喪失。聖霊エネルギー補給不能。防衛システム沈黙。」
- シルバーフレイムに聖霊石の原石を破壊された神霊兵器は崩れ始める。
- 「オーディン、スレイプニル、グングニル、聖霊エネルギー充填シークエンス停止。神霊兵器「ラグナロク」射出シークエンス、実行不能、緊急停止」
- シルバーフレイム「災厄・・・此処に断った」
- クリア後
- ナレーション「神霊兵器に備わった聖霊石がシルバーフレイムに破壊された直後、突如種子島上空の次元の歪みから光が降り注いだ。
強烈な光が消えた後、シルバーフレイムの姿はそこには無かった。
残されたヴァイスは理解のできぬ出来事に困惑しながらも、眠るシャルラッハロートを抱えてその場を後にした。」
- 光に包まれたシルバーフレイムが目を開ける。
- シルバーフレイム「・・・帰ってこれたのか?」
- シルバーフレイムは周囲を確認すると、そこはアジトがある雪山の近くだった。空には次元の歪みは現れていない。
- コウヤ「シルバーフレイム!」
- シルバーフレイム「コウヤが」
- コウヤ「急に居なくなったから皆で探したぜ。何があったんだ?」
- シルバーフレイム「・・・何も」
- コウヤ「そうか・・・じゃあ戻ろうぜ。皆待ってるから」
- シルバーフレイム「分かった」
- ナレーション「こうしてシルバーフレイムの過去の旅は終わった。次元の歪みという運命のいたずらにより過去は救われた。
しかし、シルバーフレイムの時代はまだグランドカイザーに支配されている。グランドカイザーを倒すまでシルバーフレイムの戦いは続く!」