聖霊石と神霊兵器/高町なのは(Strikers)
Last-modified: 2024-04-21 (日) 15:21:36
- 会話1
- ナレーション「高町なのは。かつてロストロギアによる事件を全て解決した伝説の魔導師。現在は機動六課でスターズ分隊の隊長を務めている。ある日、任務で異変が起きている平行世界に向かう。そこは魔力とは異なる超常の力『聖霊力』が存在する世界だった。」
- なのは「あの沢山の歪み・・・この世界で一体何が起きているんだろう?」
- 会話2
- なのはは現地を調査している。
- なのは「何だろう・・・空の歪みから力が溢れているのを感じる」
- ペトラ「貴女、どうやら聖霊力を感じ取れるようですわね」
- なのは「ん?貴女は?」
- ペトラ「私は西欧聖霊庁のペトラ・ヨハンナ・ラーゲルクヴィストと申します。貴女も何処かの組織の手の者のようですが、ここから先は、部外者には手を引いてもらいます」
- なのは「それは出来ないよ。私もこの異変を治める為に来たんだから」
- 会話3
- ペトラ「なんて強さかしら・・・貴女は一体?」
- なのは「私は高町なのは。この世界の異常事態を治める為に、時空管理局より派遣された魔導師です。この世界で何が起きてるのか、教えてもらってもいいかな?」
- ペトラ「時空管理局・・・そんな組織が存在していたとは・・・良いでしょう、お話ししましょう。現在、日本各地の上空に次元の歪みが発生し、その歪みから発生する聖霊力により、超常現象が起きています。」
- なのは「なるほど・・・だからさっきから何もしていないのに魔力が充実しているような感じがするんだね。これなら、少しぐらいは無理をしても大丈夫そうかも。」
- ペトラ「・・・あれで全力では無かったとでも?まったく、底知れぬ方ですわね。」
- ペトラはなのはに聖霊石の原石を渡した。
- なのは「・・・この石は、何?」
- ペトラ「これは聖霊石の原石。次元の歪みから聖霊界より流れてくる聖霊力エネルギーの結晶、とでも呼びましょうか。西欧聖霊庁の情報では、この石を狙っているある組織が、今回の騒動の元凶と睨んでいます。」
- なのは「つまり、これを持っていたら、この騒動を起こしている人たちと会えるかもしれないということかな?・・・でも、いいの?私にこれを預けても・・・」
- ペトラ「貴女も異変の解決のために動いているのでしょう?我々も何人か専門家を雇い、日本各地の聖霊石を先手を打って確保しています。つまりは、貴女を私たちの協力者として認めるということです。」
- なのは「ありがとう、えーと・・・ペトラちゃん、って呼んでいいのかな?」
- ペトラ「貴女は年上なのですから、私のことは好きにお呼びになれば良いのです。できれば、ちゃん付けは止めて欲しいところですが」
- 会話4
- はぁと「あーっ!それは聖霊石の原石!それ、私に譲って下さい!どこか安全な場所に捨ててきますから!」
- なのは「貴女もこの異変を解決しようとしてるの?でもごめんね、これはペトラちゃんから預かった物だから渡せないわ」
- 会話5
- はぁと「そうなんだ。ぺとらんがなのはさんに譲ったんだね」
- なのは「ペトラちゃんと知り合いなの?」
- はぁと「はい、ぺとらんとは友達です!ぺとらんが信じたんなら私もなのはさんの事を信じますね」
- なのは「ありがとう」
- 会話6
- なのははヴァイスと出会う。ヴァイスは聖霊石を持っていた。
- ヴァイス「初めましてなのはさん。私はラーゲル・・・いや、ペトラさんと同じ西欧聖霊庁のヴァイスと申します」
- なのは「ペトラちゃんと同じ西欧聖霊庁なの?」
- ヴァイス「なのはさん、提案があります。本作戦の最終段階を迎えるにあたり、聖霊石の原石の所有権を・・・いえ、どうか聖霊石をこちらに渡して後は私に任せてもらえませんか?」
- なのは「・・・もしかして一人で背負おうとしてるの?それはダメだよ。貴女一人に全てを背負わせるなんて」
- 会話7
- なのは「貴女は何かを隠している・・・一体何を隠しているの?」
- ヴァイス「それに答えるわけにはいきません・・・それに」
- ヴァイスはなのはの聖霊石を奪っていた。
- ヴァイス「聖霊石は貰いました。失礼します」
- ヴァイスは立ち去った。
- なのは「!?いつの間に・・・ヴァイスちゃん待って!」
- 会話8
- なのははヴァイスを追って種子島に来た。ヴァイスはある人物と出会っていた。
- ヴァイス「シャルラッハロート、ここにいたのか。消息を絶ったのは機関の最後の計画を阻止する為だと予測していたが」
- シャルラッハロート「そう、神霊兵器の起動を阻止する。ソフィー、貴女のいる世界を護るために。私と、貴女の、世界を護るために」
- ヴァイス「何故、単独で動いた?私とふたりで作戦にあたれば、速やかに解決でき」
- シャルラッハロート「私は貴女のためにひとりで行動した!それなのに貴女は追いかけてくれない!私の為に、動かない!私の為に!」
- するとシャルラッハロートはヴァイスを拘束し、聖霊石の原石を全て奪った。
- ヴァイス「シャル‥‥‥ラッハ‥‥‥ロート‥‥‥放せ‥‥‥どうした‥‥‥?聖霊石の原石を‥‥‥どうする気だ‥‥‥?」
- シャルラッハロート「このまま貴女を殺して私も死ねば、私たち、ずっとずぅっと、一緒でしょ?貴女は私のもの、私は貴女のもの‥‥‥それなのに」
- シャルラッハロートはなのはを見る。
- シャルラッハロート「邪魔する奴がいる‥‥‥ソフィー、待っててね。先に殺さなきゃいけない奴がいるから」
- ヴァイス「‥‥‥何を言ってる?私たちは機関から解放された。もう誰も殺す必要もない!」
- なのは「この子もヴィヴィオと同じ・・・悪い人の勝手な目的に利用されているんだ・・・待ってて今助けるから!」
- 会話10
- シャルラッハロートはなのはに敗れた。
- なのは「目を覚まして、貴女の大切な人を傷つけてしまう前に!」
- シャルラッハロート「あはは‥‥‥ふふふ‥‥‥どうして邪魔するの‥‥‥?どうして私とソフィーの邪魔するの?死ねばいいのに。みんな死ねばいいのに。死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねうふふ‥‥‥あはははははははは!!」
- 聖霊石の原石は全て何処かに飛んで行く。
- なのは「何!?聖霊石が飛んで行く?」
- 会話11
- シャルラッハロートによって起動した神霊兵器がなのはの目の前に見えていた。
- 「聖霊エネルギー供給源、聖霊核接続。1番、2番、3番、4番、5番、接続完了。聖霊エネルギー補給開始」
- 神霊兵器の各部が機動し始める。
- 「特殊聖霊貫通弾「グングニル」起動。推進用聖霊エネルギー充慎開始。弾頭聖霊コーディング起動。8連聖霊クラスターロケット「スレイプニル」起動。推進用聖霊エネルギー充慎開始。」
- 神霊兵器は富士山火山の方角を見る。
- 「日本列島沈没作戦攻撃座標指定、FJ35-2139YM138-4339、富士山火口設定完了。」
- 神霊兵器は起動する。
- 「神霊兵器「ラグナロク」設定完了。グングニル充慎完了までカウント30。スレイプニル充慎完了までカウント60。ラグナロク射出までカウント70。‥‥‥69‥‥‥68‥‥‥67‥‥‥66‥‥‥65‥‥‥64‥‥‥63‥‥‥62‥‥‥61‥‥‥」
- なのは「そんな事絶対にさせない!私の全力全開で止めてみせる!」
- 戦闘後
- 「聖霊エネルギー補給源、喪失。聖霊エネルギー補給不能。防衛システム沈黙。」
- なのはに聖霊石の原石を破壊された神霊兵器は崩れ始める。
- 「オーディン、スレイプニル、グングニル、聖霊エネルギー充填シークエンス停止。神霊兵器「ラグナロク」射出シークエンス、実行不能、緊急停止」
- なのは「はぁ、はぁ・・・少し無茶したけど、止められて良かった」
- クリア後
- ペトラ「今回は感謝いたしますわ」
- なのは「良いの、当然の事をしただけだから。それよりあの子は?」
- ペトラ「シャルラッハロートは病院で眠っていますわ。けど命に別状はなくいずれ目覚めるはずよ」
- なのは「そう、無事で良かった」
- ペトラ「それより、貴女も急ぎなさい。でないと次元の歪みが閉じて帰れなくなりますわよ」
- なのは「そうだった。それじゃあ、さよなら」
- なのはは次元の歪みに入った。それと同時に最後の次元の歪みは消えた。
- ヴァイス「行ってしまいましたね」
- ペトラ「えぇ・・・高町なのは。いずれまた会う事があるでしょう」
- ナレーション「こうして、日本列島沈没作戦は一人の魔導師によって阻止された。そしてなのはは元の世界で日々の暮らしに戻るのだった。」