イカ焼き

Last-modified: 2022-10-06 (木) 08:23:23

概要

「なんで甲子園にイカ焼き売ってへんの?」
2022年6月15日の阪急阪神HD株主総会での質問より

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なぜ「イカ焼き」なのか

2022年6月15日に行われた阪神タケーズの親会社である阪急阪神ホールディングスの株主総会において、株主の1人が「なぜ甲子園ではイカ焼きが販売されていないのか?」と質問した事に端を発する。
株主が言う「イカ焼き」とは阪神百貨店の地下食堂街で販売されているイカ焼きの事であろう。この阪神百貨店で売られているイカ焼きは1つ154円(税込み)と非常にお手頃で子供のお駄賃でも買える上にとても美味しい事から老若男女問わず人気が高い。梅田に遊びに来たついでや仕事帰りにちょっと一杯ひっかける際のおつまみなどでよく食べられる。

甲子園で売られていない

そんな美味しい「イカ焼き」ではあるが、実は甲子園で売られていないのである。甲子園と言えば知らない日本人などいないほど有名な球場ではあるが、球場内に名だたるお店が並んでいるのにイカ焼きを取り扱ってる店がないのである。百貨店のイカ焼きが大好きであろう株主にとって、イカ焼きを食らいながら阪神タケーズを応援したいと思ったのだろう。

これは「イカ焼き」なのか?

上にある画像を見て関西圏以外の人間が見たら「これはイカ焼きなのか?」と疑問に思うかもしれない。大阪人にとって「イカ焼き」は卵の衣で挟んだものを指す事が多い。他県の人間がよく見るイカ焼きは大阪の人間にとって「姿焼き」であり、イカ焼きとはまた別物なのである。そもそも大阪人にとって生でイカやタコを頬張るよりもお得意の粉もので調理するのが一般的なので姿焼きはあまり好まれない(全く食わないというわけではないが・・・臭いのである)。
そもそも上のような粉ものに仕上げた方が食べ方のバリエーションが増えるという利点がある。醤油派、ソース派、塩派、何もかけない派など、食べる人に応じて食べられるのがこのイカ焼きの利点である。姿焼きはこれが出来ない点で大阪の人間にはウケが悪い理由の1つである。

阪急阪神HDの回答

「売りたいと検討した事はありますが阪神百貨店で売ってるあのクォリティーを甲子園でも出すにはかなり難しい。」
それもそのはず、阪急百貨店で売られているイカ焼きは半世紀前から売られている名物である。生半可な物を出せば簡単に阪神ファンの怒りに火が付くために下手な事は出来ないのである。半世紀かけた販売ルートがあってこそ成り立っている阪神百貨店のイカ焼きであるからして、そう簡単に甲子園で出せるとは限らない。

ウマ娘の世界でもある「イカ焼き」

ウマ娘でも関西風のイカ焼きは存在するようで、タマモクロスのSRサポートカードで確認出来る。また、ウマ娘のゲーム中でもタマモクロスとオグリキャップがイカ焼きについて触れており、"イカ焼き"について激しく論争している。
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