5時20分18秒
【本日のクイズ】
マンモスに関するクイズ
★6 (大学院博士～国際会議レベル？)
問1
マンモスの絶滅に関する分子遺伝学的研究では、古代DNA（aDNA）を用いたゲノム解析が有効である。絶滅過程の解析において、集団ゲノム解析やDNAメチル化パターン解析が果たす役割を述べ、どのような進化的・環境要因が影響したかを明らかにするための具体的な手法を説明せよ
問2
マンモスのゲノム解析から、寒冷適応に関わる遺伝子変異が複数同定されている。その中でも、体毛の密度や脂肪蓄積に関与するとされる特定の遺伝子を1つ挙げ、現存するゾウ類と比較しながら、その遺伝的変異と生理学的機能について説明せよ。
問3
クローン技術によるマンモス復活において、現存するアフリカゾウやアジアゾウの細胞との遺伝的な違いが技術的課題となる。その中でも、最も深刻な発生学的・遺伝的な問題を1つ挙げ、それを克服するための具体的なアプローチを述べよ
問4
マンモスは氷期の草原生態系において重要な役割を果たしたと考えられる。シベリアでのプレイステン・パーク（Pleistocene Park）の取り組みを例に挙げ、マンモスの行動が生態系と炭素循環に与える影響について、炭素固定・メタン排出・植生維持の観点から論じよ
問5
マンモスのDNAは永久凍土内で保存されているが、分解メカニズムによって損傷を受けやすい。DNAの劣化を引き起こす主な物理・化学的要因（酸化・加水分解・微生物活動など）を説明し、最適なDNA保存環境について、温度・湿度・酸素濃度の観点から考察せよ
問3やってみます
永久凍土中で冷凍されたマンモスの精子を、現代の雌ゾウの卵子に顕微授精して50%雑種のマンモスを誕生させます。 これで雌が生まれれば、再びその卵子にマンモスの精子を顕微授精し、75%マンモスを作出します。 これを繰り返すことにより100%マンモスに近い動物が誕生できます。
上記の文章をもとにすると、同一個体から遺伝子を受け取るため、近親交配による遺伝的疾患や先天的障害が発生しやすくなります。それに伴い種全体の遺伝子が近くなりすぎるため、伝染病により絶滅する可能性が高まります。
これは多くの他個体から精子、ないし遺伝子を受け取ることによって解決するだろうと考えられます。