ヒーラーアタイア

ひーらーあたいあ/Healer's Attire

白魔道士アーティファクト防具一式のこと。

⇒白AFクエスト

外観

♂		♀
前	後	前	後

アートディレクター相場良祐氏によれば、従来のFFの白魔道士のイメージを崩さないよう気をつけたとのこと。そのため過去のFFの白魔道士の衣装である白地に赤い三角の切り込み模様を踏襲したデザインをしている。（と言う割には赤色が目立ちすぎているが…。）その清楚な雰囲気から、女性キャラクターに人気が高い一式であろう。*1

実装当初はルーズソックスを連想させる個性的なデザインのため、特に髭ヒュームなどの男性キャラクターが装備しているとネタにされることが多かった。

タルタルに最も似合うAFのうちの一つ。
なんと言ってもその魅力は「パジャマ」の雰囲気である。
「パジャマ」風な装備は他にもあり、チュニック系全般、白魔道士装束である「ブレスドシリーズ」、高級感漂う「ノーブルチュニック」、また召喚AF等が挙げられる。

小さなタルタルの体をゆったりと包み、ボディラインを強調しないそのデザインは、タルタルが着用すると小脇に枕を抱えていてもおかしくないような就寝前の(眠れずに大人の部屋へ来た)子供さながら。
短い脚に纏ったパンタロン部分と、そこから覗くダックビルの小さなつま先もたまらない。
ちなみにダックビルは背後からは見えず、パンタロンの裾を地面に引きずっているようにも見える。

停止しているタルタルは左右に揺れているので、ゆったりしたデザインにもかかわらず、揺れに合わせてズレる胴部分の動きによって、タルタルのたわわなお腹の膨らみが強調される結果になっている。

言わずもがな、この帽子(通称イチゴ帽子)が最も似合う種族もタルタルであろう。
このイチゴ帽子も「就寝前」の雰囲気に拍車をかけている。

そして目立ちはしないが意外と大きな視覚的効果を持っているのが「ミトン」。
このミトンを着用したタルタルが胴の前で手のひらを上に向け両手を小さく広げ、白魔法を唱える。
この時タルタルの手のひらから腕にかけてが小さく円を描くように動く。
詠唱完了時には、踵を軽く上げ、体を伸ばし、右腕を高く頭上まで上げる。
このどちらの動きの際にも、タルタルのもみじの様な可憐で小さな手のひらがミトンに包まれ柔らかく動く。

赤と白の暖色系の色使い、ゆったりしたパジャマ風デザイン、左右に揺れるタルタルの柔らかな動き、可愛らしい手を包む柔らかそうなミトン、控えめなダックビルとそれを包むパンタロン、そして白魔道士の「回復」という力とそのイメージからくる清潔感。
それら全てが融合し、なんとも言えない「暖かさ」を醸し出している魅力溢れるAFである。

性能

性能的には白魔道士が必要なステータスとスキルが一通りブーストされる。しかし上位装備が数多く存在するため、通常70代からブレスド装備やエラント装備に置き換えるケースが多いだろう。

ヒーラーアタイア+1

ヒーラーアタイアの各部位に、アポリオンで手に入るベネディクトヤーン、テメナスで手に入るベネディクトシルク、合成素材、獣人古銭を添え、ジュノ港のNPC「Sagheera」にトレードすることで、以下の装備に打ち直すことができる。

全体的にMNDとMPの強化が施されて、ヒーリングMPが付加されている。
しかしエラント装備やブレスド装備という高性能なライバルがあり、必要になる獣人古銭も多いため、必ずしも打ち直す必要があるかどうかは意見が分かれる。
高レベルになっても歴代シリーズの白魔道士に似た恰好をしたいというプレイヤーは、この装備を試してみるのも良いだろう。