Dionaeaの組織培養はこれから組織培養を始める食虫植物にもっとも適しているだろう。
Droseraと比較して、種子がある程度の大きさがあることや、フラスコ内での植物ホルモンに対する感受性の高さ、成長の速さ、種子の入手性などの利点がある。
もちろんDrosera類の種子の大きさ以外はDionaeaと同じようにフラスコ内での培養が容易である。
手順
一般的な蘭の無菌播種と同様の手順で行う。
1.Dionaeaの種子をGA3に12-24hr浸漬する。
2.Ethanol 1min、NaClO(6-15%) 10-15min、H2O2 1min、滅菌水でのすすぎを行う。
3.培地上に播種を行う。
※GA3水溶液も滅菌済みのものを使用する。汚染されている場合、種子の内部まで汚染され無菌化が困難になる。
Dionaeaの無菌播種の手順
| 画像 | 説明 | 備考 |
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