大人数でテラリア 第18話

Last-modified: 2019-09-16 (月) 10:13:00

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メイジとアリスが拠点に戻ってきた。
「ちょっとボクは横になるのですよ」
早々にアイがすぐそこの部屋(作業室)の中に入ってしまった。
「むう、早く治ると良いんだが」
「大丈夫だよ。」
なぜかアリスが柔らかい。
お前本当にアリスかと思ったが撃たれそう(マスケットで)なので自重する。
ガイドに報告すると、
「お疲れさん。後はまぁ装備を整えろ。準備だ。」
「……何かあるの?」
アリスが聞いた。
「備えあれば憂いなしというやつだよ。そろそろ外で枠内の存在がやってくるだろうから。」
ガイドが意味不明になった。
「まぁ要は探索しろということだろ」
そして出ていこうとする二人だったが、
「そうだ、銃器を持っているなら武器商人が来るはずだ。待ってみるのも良いと思うが」
ガイドが引き止めた。
ちなみにこの拠点は今のところは大きな洋館のような形になっている。
効率と見栄えを重視した結果だ。
メイジとしても、実際に目の前に存在される人に何もない場所を与えたいとは思わない。
このあとかなり待った。
だがその前に絵描きがやって来た。
「やあ、まさかの絵描きが早かった」
「……わかってる。俺に存在価値なんてない」
(……こいつの武器、かなり強いんだよな)
その直後。夜になるギリギリに、
テレル(ぶきしょうにん)がやってきた!
「きた!武器商人きた!」
「(やんなきゃだめ?)これでかつる!」
「いや実際アリスにはものすごくいいことだと思う」
武器商人は遠距離武器を販売している商人だ。
「あ、じゃ僕は地下探索してくる」
ひとまずアリスは武器商人を探す。
(ん……?言い争い……?)
何か激しい声が聞こえる。
(……二階)
そして足場に足を掛けようとしたとき、何か飛んできた。
……アイだ。
「あっ、アリスさん。メイジさん知りませんか?」
「地下行ってたよ」
「そうなのですか……」
「どうしてここに?」
「言い争いを止めるためです」
……よし。行こう。
二階に上がる。
そこにはガイドと武器商人らしき人がいた。
「撃ってやる。」
「まぁまぁ、そんなに怒らなくても。ただ……」
呆然としていたアリスのそばに誰かが来る。
「はぁ、いつか収まるから不浄をどうにかしてよ」
(……この人知っているのです、ドライアドさんなのですよ)
(……気が付かなかった)ログ出てたっけ?
「とにかく、今日はブラッドムーン。貴方は防衛した方が良いんじゃない?」
「……なっ!?」
その瞬間、下の部屋のドアが破られる音がした。
ブラッドムーンの 夜が はじまる……

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