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TESの世界

The Elder Scrollsはシリーズ通してTamriel(タムリエル)という大陸が舞台になっています。
Tamrielにはいくつかの国や地域が存在し各国が戦争を繰り返しながら大陸の覇権を争っています。
ここではTamrielに存在する国や地域の歴史などを解説していきます。
Tamriel -歴史の始まり
Tamriel初期
元々この地にはエルフ族も人間族も住んではいなかったと言われている。
Merethic Era(神話紀)初期にはKhajiit(カジート)やArgonian(アルゴニアン)などの祖先である獣人が文字を持たない原始的な生活をしていた。
Aldmerの移住
最初にこの地に入植したのはすべてのエルフ族の始祖であるAldmer(アルドメリ)である。彼らはMerethic Era(神話紀)中期に今はなきAldmeris(アルドメリ大陸)*1という大陸からTamriel(タムリエル)へとやってきた。
Aldmerは最初、Summerset Isle(サマーセット島)に定住し、その後、Tamriel本土へと移り海岸線に沿って、居住地の拡大を開始した。居住地の拡大に伴い先住民である獣人と遭遇したが、アルドメリの洗練され、科学的にも発展した文化は、彼らをジャングルや沼地、山、荒地へと追いやった。
Aldmerは、新しい環境に適応していく中で、文化的にも身体的にも変遷*2していき最終的にはまったく異なる種族に分かれることになった。
Summerset Isleに残った者たちはAltmer(アルトマー)*3として、Valenwood(ヴァレンウッド)ではBosmer(ボスマー)*4として、Morrowind(モロウィンド)ではChimer(チャイマー)*5およびDwemer(ドゥーマー)として、Cyrodiil(シロディール)ではAyleid(アイレイド)として、そしてHigh Rock(ハイロック)においては、Nedic(ネディック)*6とAldmerの間に生まれた者たちがBreton(ブレトン)としてそれぞれ知られるようになった。
Nedicの登場
Merethic Era(神話紀)中後期頃になるとNord(ノルド)やImperial(インペリアル)の祖先であるNedic(ネディック)の一族が極寒の大陸Atmora(アトモラ)からTamriel(タムリエル)の北部にやってきた。
この時、一族を率いたのはYsgramol(イスグラモル)という人物で人類初の歴史学者と言われている。
一族は最初、Skyrim(スカイリム)最北端にあるBroken岬(ブロークン岬)のHisaarik Head(ヒサアリク・ヘッド)へと上陸した。
エルフとの抗争 -Night of Tears
しばらくして一族はFalmer(ファルマー)と呼ばれるエルフの一部族と遭遇する。この第一接触では両者共に比較的友好な関係を結び、Ysgramolは彼らに敬意を評しこの地をmerethと名付けた。
周辺の安全を確保したNedicは新たにAtmoraから親族を呼び込み伝説都市saarthal(サールザル)を建設する。Nedicはこの新しい土地で順調に栄え始めていた。
しかし、これを見たFalmerは彼らが自分達の勢力を上回ることを恐れ、攻撃部隊を編成、saarthalへ夜襲をしかけ住民達を虐殺した。Ysgramolとその息子達は懸命に応戦するも適わず、彼らだけが命からがらAtmoraへと逃れたが、saarthalの住民は皆殺しにされ街も跡形も無く焼き払われた。
この一連の事件は現在でもNight of Tears(涙の夜)として悪名高く伝えられている。
Nedicの逆襲 -Five Hundred Companions
命からがらAtmoraへと辿り着いたYsgramolは仲間を招集、後に伝説として語り継がれるFive Hundred Companions(500人の同胞達)を結成し、再びSkyrimへ帰還した。
そして、Falmerを駆逐し、かつてのsaarthalの地を取り戻した。
現代でもこの伝説のFive Hundred Companionsの末裔がSkyrimの都市、Whiterun(ホワイトラン)にCompanions(同胞団)として存在している。

