Bulgaria-Sop/Bistrica Kopanica

Last-modified: 2015-01-14 (水) 21:36:15

Bistrica Kopanica ~ Bistrica, Sop, Bulgaria
ビストリッツァ・コパニッツァ ~ビストリッツァ、ショップ、ブルガリア


この踊りは、ブルガリアの首都ソフィア近郊の町ビストリッツァに伝わる踊りで、コパニッツァのリズムに合わせて踊られるものである。
[Rhythm]  11/16 コパニッツァ Kopanica (ct 1,2,3,4,5)

[Formation]  ナ・レッサのシングル・ライン。

[Figure]
meas   Part 1“Izlizane”
1  右足を右にステップ(ct 1)左足を右足の後ろにステップ(ct 2)右足を右にステップ(ct 3)左足クローズしつつ、両足バウンス(ct 4)両足バウンス(ct 5)
2  meas 1 を左右逆に行う。


Part 2“Bistricata”
1  右足から2歩前進(ct 1,2)上体を前傾させて左足ホップしつつ、右足フック(ct 3)上体を起こして右足から2歩前進(ct 4,5)
2  左足ホップと同時に、右足を前にボール・タッチ(ct 1)左足ホップ(ct 2)右足を左足の後ろにステップ(ct 3)右足ホップ(ct 4)左足を後ろにステップ(ct 5)


Part 3“Ripni Raz”
1  右足から2歩前進(ct 1,2)右足を前から後ろにトー・ブラッシュ(ct 3)右足から2歩前進(ct 4,5)
2-3  Part 2 の meas 1-2 を行う。


Part 4“Ripni Dva”
1  右足から2歩前進(ct 1,2)右足を前から後ろにトー・ブラッシュ(ct 3)左足リフト(ct 4)右足を前から後ろにトー・ブラッシュ(ct 5)
2  Part 2 の meas 1-2 を行う。


Part 5“Pleti”
1  右足から2歩前進(ct 1,2)右足を右斜め前にヒール・タッチ(ct 3)右足を前にヒール・タッチ(ct 4)右足を左足の前にステップ(ct 5)
2  meas 1 を左右逆に行う。
3  右足を前にステップ(ct 1)左足その場にリープ(ct 2)右足スタンプ(ct 3)右足リープ(ct 4)左足スタンプ(ct 5)
4  左足から5歩後退(ct 1,2,3,4,5)
5-6  Part 2 の meas 1-2 を行う。


Part 6“Hlopka”
1  両足をそろえて後ろにチャグ(ct 1)前にチャグ(ct 2)後ろにチャグ(ct 3)左足をその場にリープ(ct 4)右足を右斜め前にスラップ(ct 5)
2  右足をその場にリープ(ct 1)左足を左斜め前にヒール・タッチ(ct 2)左足を前にヒール・タッチ(ct 3)左足をその場にリープ(ct 4)右足を右斜め前にスラップ(ct 5)


[Sequence]  前奏4小節→リーダー・コールにしたがって適当に各フィギュアを行う。リーダー・コールは、そのパートに入る直前にかける(ct 3-5 でかけるとよい)。しかし、実際には以下のような構成で行うことが多い。
 Part 1×2→Part 2×4→Part 3×2→Part 4×2→Part 5×2→Part 6×2→Part 1×2→Part 2×5→Part 3×2→Part 4×2→Part 5×2→Part 6×2
 または、上記の構成の前半と後半を入れ替えてもよい。


[Note] Part 5,6 のヒール・タッチの位置は、「斜め前」と書かれているものは正面から左右に60°くらいずれた方向を指し、「前」と書かれているものは正面から30°くらいずれた方向を指している。しかし、もちろん角度にそれほど厳密である必要はない。
リーダー・コールの発音は、カタカナ表記をすれば以下のようになる。「イズリザーネ」「ビストゥリッツァータ」「リプニ・ラース」「リプニ・ドゥヴァ」「プレーティー」「フロプカ」
Part 6 は、もともとは曲の最後にTポジションで行われるものであったらしいが、現在ではベルト・ホールドのままで行われている。


[Reference]
1979年夏合宿付16期指導部長作成資料「Bistrica Kopanica」
1990年度夏合宿資料集(pp.51-52、27期執行部長作成)


1999 東京大学民族舞踊研究会