Never on Sunday
ネバー・オン・サンデー(日曜はだめよ)
~クリティ、ギリシア
ネバー・オン・サンデー(『日曜はだめよ』)は、1960年度カンヌ映画祭グランプリ、アカデミー映画主題歌賞を獲得した、ギリシアを舞台にした映画である。ギリシア語の原題は『しあわせな娼婦』という。踊りはクリティ(クレタ)島のシルトスである。
[Rhythm] 4/4 (ct 1,2,3,4)
[Formation] Vポジションのシングル・サークル。
[Figure]
meas Part 1 Basic Misirlou pattern“Basic”
1 円内を向き、右足をその場にステップ(ct 1)ホールド(ct 2)左足を前にトー・タッチ(ct 3)ホールド(ct 4)
2 左足を後ろにステップ(ct 1)右足クローズ・ステップ(ct 2)左足を右足の前にステップ(ct 3)左足ピボットでCCWに1/4回転して逆LODを向く(ct 4)
3 右足からツー・ステップをゆっくり行い、前進する(ct 1,2,3)左足ひざから下を曲げて右足ふくらはぎの後ろにつけ、同時に右足ベンド(ct 4)
4 左足を後ろにステップ(ct 1)右足クローズ・ステップ(ct 2)左足を後ろにステップ(ct 3)左足を少しリフトし、円内を向く(ct 4)
Part 2 Two single crossing“Crossing”
1-2 Part 1 の meas 1-2 を行う。
3 右足を左足の前にステップ(ct 1)右足ピボットでCWに半回転してLODを向く(ct 2)ct 1-2 を左右逆に行い、逆LODを向く(ct 3-4)
4-5 Part 1 の meas 3-4 を行う。
Part 3 Two extra 3-steps“Extra”
1-2 Part 1 の meas 1-2 を行う。
3 右足からツー・ステップをゆっくり行い、前進する(ct 1,2,3)右足ピボットでCWに半回転してLODを向く(ct 4)
4 左足からツー・ステップをゆっくり行い、前進する(ct 1,2,3)左足ピボットでCCWに半回転して逆LODを向く(ct 4)
5-6 Part 1 の meas 3-4 を行う。
[Sequence]
前奏11小節→リーダー・コールによって Part 1-3 を行う。リーダーは、必ず“Basic,”“Crossing,”“Extra”の順にコールする。“Extra”の次は再び“Basic”に戻り、何周しても、また各フィギュアを何回行ってもよい。しかし、以下の回数で行うと音楽にも合っていてよいと思われる。
- Basic×4→Crossing×2→Extra×4→Basic×2→Crossing×4
- Basic×4→Crossing×4→Extra×3→Basic×1→Crossing×4
- Basic×4→Crossing×4→Extra×1→Basic×4→Crossing×4
リーダー・コールは、そのパートの最初(meas 1 の ct 1-2)か、前のパートの最後(最終小節の ct 3-4)にかける。
[Note]
- 古い資料によると、“Crossing”が Part 3、“Extra”が Part 2 になっている。また、各パート2回ずつと書かれたものもある。
- Part 1 は、実はミザルーと全く同じである。
- シルトスなので、足を引きずるように踊ること。
- <2012年3月19日追記:46期 田村>東大お茶では近年、Part 1の1回目で最初のステップを行わない(左足タッチから始める)ことになっている。
- <2012/3/20追記への追記 : 46期 増田>というのは事実なんですが…これはおそらく単にどっかでステップを消してしまっただけで、特に根拠があってやってるわけではない(実際上の代のひとは右足から踊っている)ので、この部分はコール書の通りでよいと思います。
- <2017年4月28日追記:53期 分部>リーダーコールは、Basic×4→Crossing×3→Extra×3→Basic×2→Crossing×3→Extra×1 でも気持ちよく終われます。
- 〈2018年3月5日訂正:55期 坂巻〉前奏を13小節から11小節に訂正しました。
[Reference] - 1991年度27期指導部長 作成資料集
- 作成者等不明資料「NEVER ON SUNDAY」(caller: 日下部、羽多野両氏)
© 1999 東京大学民族舞踊研究会