Caernarvon

Last-modified: 2019-06-28 (金) 13:08:28

FV221 Caernarvon

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史実

第二次世界大戦後の1945年9月7日、ドイツの首都ベルリンにて連合国による戦勝記念パレードが行われた。
それに登場したソ連軍の最新鋭重戦車、IS-3は西側の将軍達に強いショックを与えることとなる。
IS-2よりも重装甲でありながらほぼ同重量、搭載する122mm D-25Tは大戦中のあらゆる戦車を容易に撃破可能と、
当時西側諸国に存在する戦車ではまともに相手にならないであろうことは間違いなかった。
アメリカはこれに対抗するためにM103重戦車を開発し、イギリスもそれに匹敵する戦車を急ぎ開発することとなった。
しかしIS-3を遠距離から撃破しうる性能の砲となるとかなりの大口径化は避けられず、それを搭載するための車体もシャーマンやクロムウェルとは比べ物にならない大重量となることは自明の理である。
イギリスにはそんな重量の戦車を開発した経験は少なかったため、まずは新開発のFV214車体にセンチュリオン中戦車の砲塔を搭載したFV221「カーナーヴォン」重戦車として運用経験を積むこととなった。
カーナーヴォン重戦車は10両が製造され、試験と訓練に用いられた。本命であるコンカラー重戦車のために実績を積んでいくこととなる。

昔とはもう別車両

昔はともかく、今現在は間違いないTier8HT屈指の強車両であろう。
OQF 32-pdr Gun Mk.IIは単発火力こそ控えめであるものの、その装填時間は6秒を切り、DPMはTier8HT堂々の1位を誇る(100%搭乗員+換気扇でDPM3000程度)。
ただし弾速は遅めなため、長距離射撃はよく狙う必要がある。精度も良好であるためさほど難しくはないが覚えておこう。
防御面においては砲塔に大きく頼ることになる。砲塔の装甲厚は254mm、防盾は269mmと同格の弾は問題なく弾ける。
俯角は10度と十分あるため、ハルダウンが主な戦法となるだろう。車体は決して堅牢ではないためである。
車体装甲は正面上部が130mmと、薄いわけではないが確実に弾いてくれるわけでもない。車体下部は言わずもがな弱点となっている。
また車体側面は76mm(これでも昔より厚くなっているが)と、豚飯をする際にはシビアな角度を要求される。また、ターレットリングが若干はみ出ているためそこを貫通されることがあるということも留意したい。
機動力は可もなく不可もなくといった印象。IS-3等の快速重戦車には及ばないが、登坂や悪路走行は高馬力のエンジンもあって比較的スムーズだろう。
忘れがちだが、改良砲塔は視界が400mもある。レンズ皮膜などで視界をさらに伸ばし、相手よりも先手を打てるようにするのもいいかもしれない。