Crusader

Last-modified: 2019-06-28 (金) 13:09:30

Cruiser Mk.VI Crusader (A15)

shot_018.jpg

史実

重巡航戦車の開発が頓挫した後、イギリス陸軍はより軽量な巡航戦車としてA13Mk.III(カヴェナンター巡航戦車)の開発に着手した。
重量にサスペンションが耐えられなかったA14の失敗を活かし、車重を抑えるためA13巡航戦車とは別のエンジンを搭載することとした。
このメドウズ社製のエンジンにはかねてから懸念があったようで、カヴェナンター巡航戦車の開発に失敗したときの保険として同時に新たな戦車の開発が進められることになった。
これがA15巡航戦車であり、カヴェナンター巡航戦車より先に1939年夏に試作車完成ののち1940年末に巡航戦車Mk.VI「クルセイダー」として正式化されることとなる。
外見はよく似ているが、エンジンはカヴェナンター巡航戦車が搭載したものより高出力大型であり、そのため転輪が片側1個ずつ増えている。
特徴的な点として操縦手席の隣に銃塔を備えていたが前線では取り外されることも多く、改良型のクルセイダーMk.IIでははじめから省かれていた。
主砲として50口径2ポンド砲、同軸機銃と前述の銃塔に7.92mmベサ機関銃と、当時の標準的な巡航戦車としての武装を備えていたが、ドイツのIII号戦車に対抗するためMk.IIIからは6ポンド砲を搭載するようになった。
カヴェナンター巡航戦車よりも常識的な構造ではあったが、北アフリカの過酷な環境もあり稼働率は高くなく、1941年のバトルアクス作戦では半数が機械的トラブルにより失われる程であった。装甲も薄くIII号戦車の5cm砲には容易に貫徹されうるなど苦戦を強いられたが、それでも旧式の巡航戦車よりはよほど強力であり、大戦序盤のイギリス陸軍を支えた戦車であることは間違いないであろう。

そんでWoTじゃどうなのさ

ぱっと見はそのまんまカヴェナンターのように諸兄は思うことになるだろう。実際その通りである。因みに俯角も若干下がっている。
しかも若干最高速度が下がってしまっているため、カヴェナンターと同じような間隔で動くと逃げ遅れることもあるかもしれない。早め早めの行動を心がけよう。
また2種の6ポンド砲はバレンタインと共通であるため、そちらを先に開発しておくと手間が省ける。
2秒に1発という圧倒的な連射力で敵戦車のHPはみるみるうちに削れてゆくだろう。下がったとは言え俯角は-10°を超えているため、射撃位置に苦労することも少ない。カヴェナンターで培った技術を存分に活かすチャンスだ。
ただ、装填速度に照準速度が追いつかないため、適度に加減して連射しよう。撃ちまくっていると弾が尽きていることもままある。

足こそ前身に比べて遅くなってしまったが、それでも十分な地形追従性と圧倒的な手数は長所として恥ずかしくない点である。
被弾は極力避け、相手への嫌がらせを重点として行動しよう。ちなみに相変わらず榴弾砲で即死する。