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日本語化の現状 
日本語化をするにあたり(株)オカヤ・システムウェア *1 の日本語化キットが必要になります。
この日本語化キットのあらましについてはこちらを参照ください。日本語化にいたる歴史が書かれています。
2007年9月時点で現在は既に販売を停止しており入手が困難な状況にあります。現在入手を考えればYahooオークションなどで手に入れるしかないと思いますがなかなか最近では単体では出てきません。
この日本語化キット(通称JKIT)には日本語のFEPとエディタであるMIFESが付属しておりましたがそれをのぞいたソフトウェアのJKIT-Freeが後に登場します。これはFHPPCフォーラムにて公開されておりました*2が現状では既にニフティ自体がサービスを停止しており現在では入手が困難な状況です。
JKIT-Freeの入手 
入手はインターネットで探せば見つかります。ただし正規の方法ではないのでリンクを示すことがためらわれます。実際の中をみるとREADMEの再配布条件に作者の方の承諾があれば可能と記載されています。ネットで検索すると現在でも使われている方が同様に探しているのがわかります。今後上記の配布しているサイトもいつまであるかわからずこのまま公開されない状況になるのでしょうか。もしそうであれば非常に寂しいですね。
その他の日本語化 
JKITを使用しない場合には、日本語フォント、ディスプレドライバ、EMMドライバなどを用意することによっても代用が可能です。初めて何もない状態から始める場合にはこちらの方を詳しく書いた方が良い気もします。
日本語化(JKIT)キットによる日本語化 
省略
JKIT-Freeによる日本語化 
JKIT-Freeには日本語FEP(日本語フロントエンドプロセッサ)が導入されていません。従って日本語が表示できる環境は作られるのですが日本語を「入力」する事が出来ません。JKITでは、AIソフトのWX2+が含まれており使用する事が出来ます。
現在入手できるDOS/V用のFEPは新規にはないと言っても良いと思います。従って入手するためにはオークションなどで入手しなければいけません。よく使用されている物はATOK8、WX2+/WX3があるみたいです。現在で手に入りやすいのはMS-IMEです。Windows95/98に含まれているMS-IMEはWX系統のものでこちらを利用しても200LXにて日本語が使えるようになります。Windows95/98のメディアであればまだ持っている人も多いと思いますしオークションでも入手が楽です。
導入手順 
パッケージの展開 
Jkit-freeの圧縮ファイルを展開すると以下のようにファイル群が出来ます。適当なメディアからC:\にコピーします。
ファイル名 | タイムスタンプ | 備考 |
\FONT\LXHN08X.FNT | 10-01-01 1.11a | 16X8 半角フォント |
\FONT\LXHN11X.FNT | 10-01-01 1.11a | 16X11半角フォント |
\FONT\LXHN16X.FNT | 10-01-01 1.11a | 16X16半角フォント |
\FONT\LXZN08X.FNT | 10-01-01 1.11a | 16X8 全角フォント |
\FONT\LXZN11X.FNT | 10-01-01 1.11a | 16X11全角フォント |
\FONT\LXZN16X.FNT | 10-01-01 1.11a | 16X16全角フォント |
\JKIT\EMSINST.EXE | 10-01-01 1.11a | EMS領域確保プログラム |
\JKIT\LXEMM.EXE | 10-01-01 1.11a | EMSドライバ |
\JKIT\FEPIO.COM | 10-01-01 1.11a | FEP100利用ドライバ |
\JKIT\FEPIO.DOC | 10-01-01 1.11a | FEPIOドキュメント |
\JKIT\JKIT.ID | 10-01-01 1.11a | JKIT-Free利用キー |
\JKIT\LXANSI.EXE | 10-01-01 1.11a | エスケープシーケンスドライバ |
\JKIT\LXDSPD.EXE | 10-01-01 1.11a | MS-DOS日本語表示ドライバ |
\JKIT\LXDSPD.INI | 10-01-01 1.11a | LXDSPD設定ファイル |
\JKIT\LXVM.COM | 10-01-01 1.11a | モード調査設定ツール |
\JKIT\LXDSPS.COM | 10-01-01 1.11a | SYSMGR日本語表示ドライバ |
\JKIT\LXFONT.EXE | 10-01-01 1.11a | フォントドライバ |
\JKIT\LXFONT.INI | 10-01-01 1.11a | フォントドライバ設定ファイル |
\JKIT\LXFBUF.EXE | 10-01-01 1.11a | フォントバッファ指定プログラム |
\JKIT\LXIME.EXE | 10-01-01 1.11a | SYSMGRでFEP利用のためのドライバ |
\JKIT\LXJEX.SYS | 10-01-01 1.11a | 各ドライバをコントロールするドライバ |
\JKIT\LXKKC.SYS | 10-01-01 1.11a | FEPを利用するために必要なドライバ |
\JKIT\SERCTL.COM | 10-01-01 1.11a | シリアルをコントロールするプログラム |
\JKIT\SERCTL.DOC | 10-01-01 1.11a | SERCTLのドキュメント |
\CONFIG.SYS | 10-01-01 1.11a | CONFIG.SYSのサンプル*3 |
\SM.BAT | 10-01-01 1.11a | JKIT-Free起動用BATファイル*4 |
\JKITFREE.TXT | 10-14-01 1.11a | このドキュメント*5 |
\LXFNPAT4.LZH | 10-14-01 1.11a | でじやま氏作成のLXFONT用パッチ*6 |
JKITFree.txtより抜粋
config.sys 
C:\CONFIG.SYSを以下のように修正します。
files=20 buffers=20 shell=d:\dos\command.com /p /e:512 device=c:\jkit\lxjex.sys device=c:\jkit\lxfont.exe -fc:\jkit\lxfont.ini device=c:\jkit\lxdspd.exe -fc:\jkit\lxdspd.ini device=c:\jkit\lxansi.exe device=c:\jkit\lxemm.exe
lxfont.ini 
c:\font\lxfont.iniを以下のように変更します。容量が無い場合にはa:\に置いても構わないです。
c:\font\lxhn08x.fnt c:\font\lxhn11x.fnt c:\font\lxhn16x.fnt c:\font\lxzn08x.fnt c:\font\lxzn11x.fnt c:\font\lxzn16x.fnt
既に記述されている行があれば何れかを優先します。
EMMの設定 
C:\JKIT\LXEMM.EXE を使用してEMSエリアを作成します。
EMSエリアは、C:\以下に隠しファイルとして作成されます。作成するページ数を大きくするとC:\のメモリを圧迫しますので注意が必要です。可能であれば20ページ以上を確保した方が良いです。
c:\_dat>a:\jkit\emsinst
何ページ作成するかを聞かれますので数値を入力します。
有効にするために{Ctrl}+{Alt}+{Del}にてリセットして確認します。