蒼き狼
新潮文庫
著者―井上靖

皆様お久しぶりです。新年度も始まり、授業も始まり、誰にとってもなかなかに忙しい時期ではないでしょうか。
さて、今回は井上靖の小説「蒼き狼」です。
ご存知の方どころか親身になられた方も多いと思われるこの作品、私は日々の合間に読んでいたのでちょっと時間がかかってしまいました。しかし読み始めるとモンゴルの雄大な高原に入り込んでしまい、どんどんページをめくってしまいますね。
この本はモンゴルの英雄チンギスハンの生涯を描いた作品で、彼が「自分は本当に蒼き狼の血筋であるのか」という疑いを持ち続ける葛藤の話でもあります。(彼を母親が身ごもったとされるときはちょうど母親が他部族に奪われてしまった時期と重なるからです。)
モンゴルの英雄も私たちと同じように(あるいはそれ以上に)思い悩むのだと、彼に親近感を抱くと同時に、やはり英雄たり得たわけも感じることができました。
もしお読みでない方がいらっしゃましたら、これを機に表紙を開いてみてはいかがでしょうか。きっと忘れられない一冊になることでしょう。
先週以前の数冊
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- ブンとフン
- ねじの回転
- かもめ食堂
- りっぱな犬になる方法
- スローターハウス5
- 八月の博物館
- 太陽の塔
- プラナリア
- スカイ・クロラ
- ロシアより笑いをこめて
- 新版 大統領に知らせますか?
- 船乗りクプクプの冒険
- 農協 月へ行く
- 神を見た犬
- サクリファイス
- 時計じかけのオレンジ
- パイロットフィッシュ
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- ある夏のお見合いと、あるいは空を泳ぐアネモイと。
- 告白
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- 私家版 日本語文法
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