世界観

Last-modified: 2011-02-22 (火) 10:17:21

二つの種族に分かれて資源を取り合うみたい

フローレスラの言い分

この星は死にかけている。
我々フローレスラは、文明を捨て自然と共に生きる事を選び、環境の回復を一意に行動してきた。
長い長い、悠久の時をかけて荒地に森を作り、水を浄化して川を作り、少しずつ星の傷を癒してきた。
だが、遅かった。全てが手遅れだった。
フローレスラがフローレスラである前から、人類は何千年もの間、この星を痛めつけてきていた。
その傷は深く、もはやこの星は、手の尽くしようがないところまで来ていた。

諦めかけ、星と運命を共にする事を決意したその時、地表に謎の鉱物が表出する。
奇跡の鉱物「アースディウム」。
それ自体がエネルギーを放ち、また、水や土や大気の毒を取り込み浄化する力をも備えた、
まさに奇跡の具現化たる神の資源だ。

これは星の意思だ。星がまだ生きようとしている。
ならば、アースディウムを使って、自然を蘇らせる事が、我々フローレスラに課せられた使命だ!

アースディウムの採鉱が始まった時、突如地底からノーブリアンと名乗る者達が這い出して来た。
我々と似た姿を持つ彼らは、恐らく前時代の戦争によって袂を分かった同胞なのだろう。
彼らはアースディウムが必要だと言う。
我々はかつての同胞に情けをかけ、地表のアースディウムの半分を使う事を許したが、
それは大いなる間違いであった事を、後に痛感する事になる。

ノーブリアンは、続々と地底から出てきては、あろう事か、我々が先祖の代から作り上げてきた森を焼き払い、
川を埋め立て、自分達の町を作り上げていた。
かつての同胞達は忘れてしまったのだ。自らのエゴによって文明を滅ぼした過去の過ちを。
そのような愚か者達に、神の資源たるアースディウムを使わせる事はできない。
その力で、彼らはきっとまた星を汚し、傷つけ、破壊してしまうだろう。
アースディウムの採鉱を禁止すると、彼らは臆面も無く言い放った。
「ならば貴様達を皆殺しにして奪うまで」

お互いが別々の種として進化する程の長い年月を、我々はただ、星を癒し、大地に贖罪して生きてきた。
だが彼らはどうだ。地底でのうのうと生き永らえ、地上の浄化をただ待っていた怠惰な者達。
アースディウムが有用とわかると途端に地上に這い出てきて、また星を傷つけながらのさばり、
挙句の果てに我らを滅ぼすなどと、筆舌に尽くし難き愚者の振る舞い!

ならば我らは大地の意思の代行者となり、大地の怒りを剣に乗せて戦おう。
再びこの星を滅ぼそうとする這い出し者共を冥府に送り返すのが、母なる大地を守る唯一にして最善の方法。
情けは最早無用。敵を根絶やしにするまで戦い続けるのだ!

三行でまとめると

  • 俺らこのままじゃやばい
  • 地面掘ったら資源でたwwwwwww地底人もでてきたwwwwww
  • よろしいならば戦争だ

ノーブリアンの言い分

私達はもうすぐ死に絶える。
汚染された地上を逃れ、地下深くに隠れ潜んで幾星霜。限界は静かに訪れた。
食べる物も、着る物もなく、暖も取れずに冬には多くの人が死ぬ。
子を産んでも言葉を喋る頃までには大半が死に、大人になって生きられるのはごく僅か。
そんな状況が長く続き、もはや種の絶滅は免れないところまで来ていた。

そんな折に、大深度地下にて、とある鉱物が発見される。
奇跡の鉱物「アースディウム」。
それ自体がエネルギーを放ち、加工の手段は無限に存在し、暗闇を照らす事や暖を取る事だけでなく、
まるで全ての困難を解決できるかの如き万能の資源だ。
アースディウムこそが私達ノーブリアンを救う唯一の手段にして、神が贈り賜うた天佑と言えた。

だが、突然の地殻変動により、アースディウムの大半は地上へと隆起してしまう。
そうなれば、死をも覚悟して地上へ舞い戻るしか、私達に残された道はなかった。

決死の思いで地上に戻った私達を、驚きと共に迎えたのは、フローレスラと名乗る者達だった。
前時代の戦争の生き残りだとすれば、彼らはかつての同胞という事になる。
だが彼らは愚かにも、アースディウムは自分達のものだと主張してきた。
袂を分かったとは言え、人間同士で争う事は、私達にとっても本位ではなかった。
地表のアースディウムの半分を相手に譲り、協定を結び、私達は努めて平和的に事を運んだ。

汚染された毒の大気で生きる事すら精一杯の私達は、文字通り必死の思いで森を切り拓き、
川の流れを変え、町を作った。アースディウムの力で、浄化装置を作り上げ、
ついに私達は先祖の代からの悲願であった地上での生活を取り戻した。

そんな折、協定を突然破り、アースディウムの採鉱を一切禁止するとのたまうフローレスラ。
今の生活からアースディウムを取り上げれば、私達は死んでしまう。それをわかっていながら。
我らに死ねというのか!私達の必死の叫びに、彼らは冷徹に答えた。
「それがこの星の意思だ。受け入れて死にたまえ」

気が狂う程に長き年月を、私達はただひたすらに耐え、地上に出る事を夢見ながら、
惨めに、哀れに、地下で這いつくばって生きてきた。
その屈辱の歴史を知らぬ者が、諦めて死ねと言う。ならば私達は何のために生まれてきたのだ!
地上を我が物顔で支配してきた彼らにとって、私達はゴミか虫ケラの如き存在なのだろう。
まるで神の如き驕り!

ならば、生きるという意志の強さが、どれほどの力で深くその身に牙を食い込ませるか、理解させてやろう。
奴等が全て死に絶える頃、その驕りがどれほどの過ちであったかを思い知る事になるだろう!

三行でまとめると

  • 地上捨てて地下潜ってたけどもうだめwwwwwwwwwしぬwwwwwwww
  • すげえ資源見つかって掘りながら追いかけたら地上に人おったwwwwwwww
  • よろしいならば戦争だ