Chapter5
【若いクロモドの憂鬱】
私の父、クロピノは偉大なる魔法師だった。
村を豊かな地に変えた父の魔法は、とてつもない副作用をもたらしていた。
魔法により森の精霊が暴走をし、
突然変異で生まれた巨大な昆虫が発生していることを知った。
この事実を村の人々が知ったら、父が偉大なる魔法師から、
最低のペテン師にされてしまうのは時間の問題だ。
私は父の名誉を傷つけたくないばかりに、
真実を隠してひとり、グリンデル村を脅かすものたちと戦うことにした。
幼い頃の誓い。
私は今も、戦い続けている。
神秘的な魔法の植物を作り出し、荒れ地だったこの場所を、緑豊かな村に変えた。
まったく手をかけなくても一年中すくすくと育つ巨大な果樹、
再生の湖からは絶えず清らかな水が湧き出る。
この恵みを受けた村の人々は、魔法の植物を作り出した父を、
偉大なる魔法師と崇めた。
そして父は、偉大なる魔法師のまま、この世を去った。
その時までは・・・・・・私は父を尊敬していた。
内容
酔払い村長が現れたけど、こいつがクロモドの父親を崇拝しっぱなし
だけどクロモドの評判はすこぶる悪い何故かってーと
おっとここはネタバレだ
なんとクロモドはちょんまげだった
色々あって羽の生えた幼女が襲われてたから助けるピンコちゃんご一行 ※勇者ロトは逢引中
ちょんまげと幼女の仲の良さを見せ付けられた