「ハリー・ポッター」シリーズ4作目「炎のゴブレット」で、ハリーに紳士的に一騎打ちを挑むヴォルデモートのセリフ。
あの闇の帝王がおじぎをするという強烈なインパクトを与え、ネットでおじぎキャラとして定着した。
映画(日本語吹替)
「決闘のやり方は学んでいるな? まずは互いにおじぎだ・・・」
「格式ある儀式は守らねばならぬ、ダンブルドアは礼儀を守れと教えただろう」
「おじぎをするのだ!!」
原作(日本語版下巻34章463P)
「ハリー、互いにお辞儀をするのだ」
ヴォルデモートは軽く腰を折ったが、蛇のような顔をまっすぐハリーにむけたままだった。
「さあ、儀式の詳細には従わねばならぬ・・・・・・
ダンブルドアはおまえに礼儀を守って欲しかろう・・・・・・死にお辞儀するのだ、ハリー」
死喰い人たちはまだ笑っていた。ヴォルデモートの唇のない口がほくそ笑んでいた。
ハリーはお辞儀をしなかった。
殺される前にヴォルデモートに弄ばれてなるものか・・・・・・そんな楽しみを与えてやるものか・・・・・・。
「 お 辞 儀 し ろ と言ったはずだ」
ヴォルデモートが杖を上げた---
すると、巨大な見えない手がハリーを容赦なく前に曲げているかのように、
背骨が丸まるのを感じた。
死喰い人が一層大笑いした。
「よろしい」
ヴォルデモートがまた杖を上げながら、低い声で言った。
ハリーの背を押していた力もなくなった。