FrontPage

Last-modified: 2020-08-20 (木) 15:43:28

コンパニオンアニマル

 

コンパニオン・アニマル(companion animal)は、伴侶動物として人と共生し、その動物の獣医学、習性や行動、人と動物の共通感染症が解明されている動物に対する呼称。代表的な動物として犬、猫が挙げられる。

 

1、概要
1-1 コンパニオン・アニマル=伴侶動物という概念
1986年頃、日本動物病院協会(現・公益社団法人日本動物病院福祉協会)が人と動物のふれあい活動「コンパニオン・アニマル・パートナーシップ・プログラム( Companion Animal Partnership Program,CAPP)」をスタートさせ「コンパニオン・アニマル」という言葉が誕生する。しかし一般的には商業的にも扱いやすく、且つ覚えやすい「ペット」という言葉が普及した。
現代においては家族の一員として動物がパートナー化したことで、直訳で“愛玩”を意味する「ペット」に抵抗を感じる飼い主が増え、パートナーを意味する呼称「コンパニオン・アニマル」が再び注目されている。

 

1-2 定義または条件
1、人の身近で長い歴史を歩んできた動物
2、その動物の習性や行動が理解されており、教育(しつけ)ができる
3、人と動物との共通感染症が解明されている
4、家族として正しい医療が受けられる  他

 

2、「ペット」との違い
“petting(撫でる)”、あるいは “petty (小さな)”を意味する「ペット」に対して「コンパニオン・アニマル」の“companion“は語源が「食事を共にする人」であったことから、仲間、伴侶、を意味する。
このことからも分かるように、ペットとしての動物との関係性はおおむね主従関係であり、コンパニオン・アニマルとしての動物とは共生を目的とする関係である。

 

3、アニマル・セラピーの現場で活躍するコンパニオン・アニマル
アニマル・セラピーとは、動物とのふれあいを通して症状を緩和・改善させるセラピーのこと。主に犬、猫、ウサギ、モルモットなど人と共に暮らしてきたコンパニオン・アニマルが活躍している。

 

3-1 動物介在療法(Animal Assisted Therapy, AAT)
医療従事者がアニマルセラピストや専門ボランティアスタッフの協力のもと行う医療行為。

 

3-2 動物介在活動(Animal Assisted Activity, AAA)
動物とのふれあいによって生活の質(QOL)を向上させる、あるいは治療的効果をもたらす機会を与える活動。

 

3-3 動物介在教育 (Animal Assisted Education,AAE)
セラピー外ではあるが、生き物を介して生命の尊厳や他者への思いやり、自然環境への関心、配慮などを育むことを目的とした情操教育にもコンパニオン・アニマルが活躍している。
生き物に関する生物学的知識の修学も含み、主に幼児から児童を対象とする。

 

4、コンパニオン・アニマルが必要とされる現場
高齢者施設、ホスピス、病院、学校などの教育現場、収容・矯正を目的とする刑事施設など、動物とのふれあいを必要とする現場は多岐にわたる。日本国内では、株式会社アニスピホールディングスが犬や猫と触れ合える「わおん」「にゃおん」といったグループホームを経営し、注目されている。

 

5、参考文献
・コンパニオン・アニマルが飼主の主観的幸福感と社会的ネットワークに与える影響
Effects of companion animals on owner's subjective well-being and social networks in Japan
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy1926/77/1/77_1_1/_article/-char/ja/

 

・動物と暮らすということ-人は動物に何を求めるのか
https://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n286/n286007.html

 

・アニマルセラピーについて
https://www.jaha.or.jp/hab/

 

・株式会社アニスピホールディングスホームページ
https://anispi.co.jp/

 

・わおん/にゃおん
https://anispi.co.jp/waon/