118-119停電

Last-modified: 2009-01-12 (月) 16:02:47

118 :それも名無しだ:2008/06/21(土) 12:38:41 ID:s4HMWGEX
ザアアア
ショウコ「はぁ…こう毎日雨が続くと洗濯物がはかどらないわ」
コウタ「ああ…あの生乾きの嫌な臭いは勘弁してほしいぜ」
ショウコ「下着はともかくシーツは場所を取るから干すのに一苦労よ」
コウタ「ところであのばか犬はどこに行ったんだ?」
ショウコ「今日もアイビスさんのとこ…大雨注意報が出されてるのに…」
コウタ「あいつなら覇気とかで吹き飛ばしそうだよな…フォルカも出来るんじゃねーの?」
フォルカ「雨雲を吹き飛ばせばいいのだな」
ショウコ「ちょっと!浅草の上空だけ吹き飛ばしたら大問題よ!」
ゴロゴロ
ピカッ
フォルカ「!!」
ショウコ「きゃああ!フォルカ!!…ってあれ?」
フォルカ「……」
コウタ「…うつ伏せになって倒れてるぞ」
フォルカ「…二人とも何をしている!?雷が鳴った時は死んだふりだぞ!!」
コウタ「それは熊にあった時だろ」
ショウコ「熊でも間違ってるけどね」
フォルカ「何!?違うのか?…幼いころ兄さんにこう教えられていたのだが?」
ショウコ「…ということはフェルナンドも?」

 

ゴロゴロ
ピカッ
フェルナンド「……」
アイビス「…えっと」
フェルナンド「何をしている!?うつ伏せになって死んだふりだ!!」
アイビス「え?う、うん」

 

イルイ「何をしてるんだろうね?」
ツグミ「伏せの練習でしょ」

 

119 :それも名無しだ:2008/06/21(土) 12:40:07 ID:s4HMWGEX
フェルナンド「なんだ、違ったのか…それとも地球では死んだふりをしないのか」
アイビス「たぶん修羅でもやるのはフェルナンド達だけだよ」
ツグミ「それよりもだいぶ暗くなってきたけど帰らなくて大丈夫?」
フェルナンド「む?…雨のせいで暗くなるのが早いな」
カチ
アイビス「へ?ちょ、やだ停電!?」
フェルナンド「ま、真っ暗だぞ!!」
ツグミ「たしか懐中電灯があったはず…ちょっと取りにいってくる…イルイ手伝って」
イルイ「うん」

 

アイビス「ちょっと遅くない?」
フェルナンド「途中で生き絶えたか!?」
アイビス「そんなわけないでしょ!!」
フェルナンド「見に行ってくる」
アイビス「ちょ、危ないって…きゃ」
フェルナンド「うお!こんなところにいたのか!危ないだろうが!」
アイビス「いきなり歩くのは危険だってば…こういう時はしゃがんで手でまさぐって回りに何があるのか確認したほうがいいよ」
フェルナンド「なるほど」
ムニュムニュ
アイビス「ちょ、や…ど、どこまさぐってんのよ!!」
フェルナンド「ん?温かかったぞ?今のはなんだ?」
アイビス「お、教えてやんない!!///」

 

イルイ「あの二人うまくやってるかな?」
ツグミ「部屋の電気を消しただけで停電だなんてべたよね」