240 :それも名無しだ:2008/07/27(日) 14:06:23 ID:cwJfefhJ
~女子寮inアイビスの部屋~
どーんっ!
フェルナンド「何だっ!?爆撃か!?」
アイビス「違う違う、花火だよ。近所で花火大会なんだ」
フェルナンド「ハナビ?」
アイビス「えっと、実物を見た方が早いから……行こう」
というわけで、花火デートねvとツグミに妙な笑顔で見送られつつ、フェルビスは近所の河川へ。
フェルナンド「何だこいつら!?どっから湧いてきた!?」
アイビス「みんな花火を見にきたのよ」
フェルナンド「花火とはそれほど人間を惹きつけるものなのか!?」
アイビス「まあねえ、すっごく綺麗だもの」
フェルンナンド「?」
アイビス「見てて、今上がる」
ひゅるるるるるるぅ……どーんっ!
空に響く大きな音。
そして闇を一瞬明るく照らす、輝く大輪の花。
光はすぐに数多の粒になり、流れ落ちる雨のように崩れ落ちた。
フェルナンド「な、何だ、あれはっ」
アイビス「あれが花火だよ。夏の風物詩。綺麗でしょう」
フェルナンド「……ああ」
アイビス「それでね、花火が上がるとこう叫ぶのがお約束なの。たーまやー!」
フェルナンド「!?」
アイビス「かーぎやー!!……ほら、フェルナンドも!」
フェルナンド「あ、ああ……たーまやー!」
アイビス「かーぎやー!」
フェルナンド「何の呪文だ?」
アイビス「さあ?でも昔からそう言ってたみたいだよ?」
フェルナンド「やはり、よく解らん世界だ、ここは」
アイビス「こういうの、嫌い?」
フェルナンド「……いや、悪くはない」
アイビス「良かった。フェルナンドには、もっとこの世界の楽しいこと、面白いこと、知ってもらいたいんだ」
フェルナンド「……(その笑顔は反則だろう)」
アイビス「?どうしたの?」
フェルナンド「な、何でもないっ(ぷいっ)」
アイビス「?」
241 :それも名無しだ:2008/07/27(日) 16:41:24 ID:rjT5jexw
~花火大会の帰り道~
フェルナンド「よし、そろそろ帰るか」
アイビス「そうだね…」(ちょっと残念…)
フェルナンド「うおっ!?なんだ人が…」
アイビス「そりゃ一気に帰るのだもの…きゃ」
フェルナンド「ア、アイビス!?」
アイビス「だ、大丈夫…だけどこの人ごみじゃ…」
ギュ
アイビス「はぅ!?」
フェルナンド「俺の手を離すなよ」
アイビス「う、うん///」
フェルナンド「くっ…一体どこから沸いてくるんだ、こいつらは」
アイビス「う、うん…きゃ」
フェルナンド「ど、どうした!?アイビs…」
ベローン
アイビス「む、胸元が…」
フェルナンド「ど、どこのどいつだ!!」
アイビス「フェルナンド!落ち着いて!直せるから!!」
フェルナンド「しかし!…うおっ!!」
アイビス「フェルナn…きゃあ!」
グチャグチャ~
アイビス「もう!浴衣がぐちゃぐちゃ」
フェルナンド「いかん!このままでは二人とも脱がされてしまう」
アイビス「そ、そこまではいかないと思うよ…とりあえずフェルナンドも胸元を隠しなよ…着崩れてる」
フェルナンド「いや、こいつらの目的は俺たちを脱がすことだ!こうしてはいられん!!」
ガシ!!
アイビス「きゃ、きゃああ!!お、下ろしてよ///」
フェルナンド「こうすれば脱がされんだろ?」
アイビス「だ、だからってお姫様だっこは恥ずかしいよ///」
クスクス・・・
アイビス(笑われてる!?)ガビーン
フェルナンド「さ、帰るぞ」
アイビス「ふぇ~~~」
242 :それも名無しだ:2008/07/27(日) 16:42:24 ID:rjT5jexw
~吾妻家~
フェルナンド「ただいま~」
イルイ「あ、アイビス達だ!おかえr…」
ツグミ「二人とも遅い!先に帰っt…」
ショウコ「スイカ切ってあるわよ~食b…」
アイビス「あはは…た、ただいま…」
フェルナンド「はぁ、はぁ…さすがに疲れたぞ」
ショウコ「着崩れた二人…しかも疲れているフェルナンド」
ツグミ「お姫様だっこされてるアイビス…ま、まさか立てないほどに激しかったの…」
フェルナンド「ん?確かに(人ごみが)激しかったな…アイビスも途中で暴れるし」
アイビス「当たり前だよ!!あんな抱かれ方!!せめて後ろ(おんぶ)の方がよかった!!」
フェルナンド「そうか?俺は前(だっこ)の方が抱きやすくてよかったのだが…」
コウタ「ぶふぉ!!」バタ
ショウコ「ああ!お兄ちゃんが鼻血出して倒れちゃった」
フェルナンド「なんだ貧血か?だらしないやつめ」
イルイ(二人のことだからたぶんまた違うことを言ってると思うけど楽しいから黙ってようっと)