283-286新修羅王

Last-modified: 2009-03-06 (金) 13:29:47

283 :それも名無しだ:2008/08/07(木) 15:27:27 ID:VdMcjel/
コウタ「だがなっ!新修羅王っつったって、ここじゃああいつらはただのニートだ!」
ショウコ「そんなことないもん!少なくともフォルカは家のお手伝いしてくれるもの!誰かさんと違って!」
コウタ「けっ、家の手伝いしたって稼ぎがねえんじゃしょうがねえだろ!」
ショウコ「お金を湯水のように使って前借前借ばかりするお兄ちゃんよりはずっとずっとずぅうううううっと素敵よ!」
コウタ「な、なにぉうっ!江戸っ子ってのはなぁ―――」
ショウコ「なぁにが江戸っ子よ!時代錯誤も甚だしい!」
フォルカ「ショウコ」
ショウコ「何よ?」
フォルカ「いいんだ。コウタの言うことももっともだ」
ショウコ「で、でもっ」
フォルカ「確かにこの世界では、俺達のような闘争だけを生きがいとしていた者たちは何の役にも立たない。
     この世界で必要なお金というのも生み出すことは出来ない。いつもショウコに厄介になってばかりいる」
ショウコ「そ、そんなことないよ」
フォルカ「だが俺は、ショウコのためにこの世界にいたいと思った。修羅としてではなく、フォルカ・アルバーグとして。
     だから、ショウコが望むなら、俺はどんなことでもする。お金と言うものが必要ならば、それを手に入れる仕事とやらをしよう」
ショウコ「いいの、いいのよそんなこと!私だって、フォルカが修羅王だとかそんなこと関係なしに、大好きだよ。
     だから、お金のこととか心配しなくてもいいの。フォルカは私の傍にいてくれればいいの、ずっと」
フォルカ「ショウコ……」
ショウコ「フォルカ……」
コウタ「おい、なんだよっ、何見つめ合ってんだよお前らちょっ、近っ、近いだろ顔っ、おい、やめろっ!兄の目の前でやめろぉおおおおおおおっ」
ロア『いい加減認めてやればいいものを……』

 

アイビス「ところでさ、修羅王になると何かいいことってあるの?」
フェルナンド「当たり前だ!修羅王とは、修羅の中で一番に力有る者ということだ」
アイビス「で、その力があると何になるの?」
フェルナンド「何、とは……?」
アイビス「だからさあ、具体的にどうなるの?」
フェルナンド「……」
アイビス「フェルナンド?」
フェルナンド「……すまんっ、修行してくる!!」
アイビス「あ、フェルナンドー!」

 

アリオン「面白味のない答えだが、修羅王になっても別にいいことはねえぞ
むしろ責任ってもんが重くのしかかるから大変な役職だ
…歴代修羅王はそんなのお構いなしな豪の者ばっかりだったようだが」
フェルナンド「だそうだ」
アイビス「まあ、国家元首だからね」

 

メイシス「責任か…ならフェルナンドが適任だな」
フェルナンド「何?」
メイシス「フォルカはいくら修羅の掟に疑問を持ったとは言えあっさりと我々を裏切ったしな」
フォルカ「む…」
メイシス「こいつは問題外だ」
アリオン「こいつは手厳しいね」
ショウコ「そういえばフェルナンドって意外と真面目だし」
メイシス「公私混同しないしな」
イルイ「優しいよ」
アイビス「責任感もあるし」
フォルカ「やはりフェルナンドが適任だな」
アリオン「よろしく頼むぜ修羅王様」
フェルナンド「お、お、俺がか!?」
フォルカ「修羅王の仕事は大変だぞ…まずは買い物に部屋の掃除、食器洗い」
アリオン「部下の世話も修羅王としての務めだぜ」
ツグミ「アイビスとのODEな夜を過ごすのも忘れないでね」
フェルナンド「お、おう」

 

イルイ(騙されてる!!)ガビーン
アイビス「ツグミまで何言ってるの!!」