306お盆

Last-modified: 2009-05-12 (火) 17:26:31

306 :それも名無しだ:2008/08/11(月) 07:02:42 ID:deiVW8mP
ツグミ「お盆ねえ」
アイビス「それがどうしたの?」
ツグミ「あ、ううん、なんでもないよ」
アイビス「?」
ツグミ「(お盆は実家に帰省してお墓参りとかあるけど、アイビスの実家はもう……)」
アイビス「ツグミ?」
ツグミ「お盆は祭典の日なの!さあって、追い込むわよ~」
アイビス「ああ、あれね……まあ、ほどほどにね」
ツグミ「そうそう、今日もショウコちゃんとフォルカがうちに来るから、あなたはフェルナンドのところに行ってね」
アイビス「解ってるって」

 

アイビス「というわけで、今日もまたショウコちゃんはツグミのところで缶詰してます」
キサブロー「まるでどこぞの締め切りに追われた漫画家じゃのう」
アイビス「正規の漫画家じゃないんですけどね、ははっ……」
キサブロー「まあ、お前さんには迷惑な話じゃろが」
アイビス「い、いえっ、迷惑じゃないです、全然!」
キサブロー「ほっほっほ、それはフェルナンドがおるからでないか?」
アイビス「ちちちちちちち違いますっ///」
キサブロー「なぁに、照れんでもええぞぉ、ほっほっほ」
アイビス「(フェルナンドのこともあるけど……ここは、とっても懐かしい感じがするんだ。
     おかしいよね、住んでいた場所も環境も人たちも違うのに。ここには、あたしが失くした思い出があるんだ)」

 

ちりん、となる風鈴の音を聞きながら、アイビスは久しぶりに故郷を思い出した。

 

アイビスの生まれはニューヨークのチェルシーらしい。
そんでもって隕石とか異星人とかの影響でニューヨーク一帯は壊滅的被害があったそうな。
と、wikiで調べたらそう載っていたぞ。
だから、全然毛色が違うけど、アズマさん一家の家は、どことなく故郷を思い出させるものがあると思うんだ。
勝手に思ってみたけれど。