33 :1/2:2008/06/03(火) 15:10:05 ID:z05gCWNW
しとしと…
アイビス「あー、日本の雨季って面倒だなぁ…ん?」
フェルナンド「じぃー」
アイビス「…フェルナンドだ、おーい、どうしたの?」
フェルナンド「ん? ああ、これだ」
うご…うご…。
アイビス「うっ; こ、コレって、えっと、なんだっけ…」
フェルナンド「…わからん。なかなか面白い形状をしているんで気になった」 ツンツン
アイビス「うー、気持ち悪いから触らないほうがいいよ、毒持ってるかも毒」
フェルナンド「殻つきの軟体生物か…面白い。持ち帰って調べてみよう」
アイビス「え、持ち帰るの!?」
フェルナンド「ああ。ひょっとしたら美味いかもしれん」
アイビス「た、たべっ?!」 ゾクリ
~女子寮~
ツグミ「結論から言うと、美味しいわよ?」
アイビス「ギャーッ!!」 ゾワゾワゾワッ
フェルナンド「そうなのか!」 ジュルリ
イルイ「…かたつむりさん、食べるの?」
ツグミ「まあ、これは食べれないけどね。イタリアでは無菌の食用を養殖しているわ」
フェルナンド「なんだ、つまらん」 ショボーン
アイビス「ほっ」
イルイ「ほっ」
ツグミ「っていうか、カタツムリぐらい知っときなさいよアイビス」
アイビス「い、いやだよそんな気持ち悪い;」
ツグミ「…ほれ」 ヒョイッ
アイビス「ギャーッ!! 裏側見せないでよーっ!!」
フェルナンド「ふん。食えないのなら仕方ない。元に返してくるとしよう」
アイビス「そうしてそうして、もうすぐ戻してきて」
(ピコーン!) ←ツグミの頭に電球光る
ツグミ「あ、丁度今そこに観賞用のケースがあるけど、飼ってみる?」
アイビス「ギャーッ!!」
フェルナンド「飼う? 飼うのか? コレを?」
イルイ「かたつむりさん、飼うの?」
アイビス「や、やめよ? ね? なんかそれ気持ち悪いし、ね?」
ツグミ「あー、増えたら食べれるかもよ?」 キラーン☆
フェルナンド「よし、飼う!」 ジュルリ
アイビス「 ギ ャ ー ー ー ッ ! ! ! 」
うご…うご…。
イルイ「うふふっ♪ かたつむりさん、可愛いね♪」
フェルナンド「…しかし歩みの遅いヤツだ。そんなことでどうするのだ」 ツンツン
ツグミ「そのために殻があるのよ。それに篭って身を守るの」
フェルナンド「! なるほど、己の弱点を補うとは、意外に賢いヤツだ」
アイビス「うー、やめてよ、そんなのあたしの部屋で飼わないでよ;」
ツグミ「ほれほれ、アイビスも近くに寄って見たら? 意外と愛嬌あるわよ?」
アイビス「 断 固 拒 否 ! 」 ズパッ
フェルナンド「ほら、きびきび動け! なんばーぜろふぉー」
アイビス「ふぇ!?」 ガーンッ
イルイ「がんばれー、なんばーぜろふぉー」
アイビス「な、なぁんだその名前はぁーっ!!!」
ツグミ「ああ、私がつけたの。可愛いでしょ?」 ニヤニヤ
アイビス「あてつけ!? あてつけなの!? あたしに対するあてつけなのね!!?」
フェルナンド「遅い! 遅すぎるぞなんばーぜろふぉー! それでも修羅か!!」
アイビス「うぁ」 グサッ
イルイ「ほらそっちにキャベツがあるから、頑張れー、遅くても頑張れー」
アイビス「く、くぅ~っ!!」 イライライライラ
ツグミ「オホホホホ♪」 ニヤニヤルンルン♪