94-96ペンギンスーツ※not felbis

Last-modified: 2008-12-30 (火) 10:50:58

94 :1/3:2008/06/14(土) 08:16:23 ID:2mpNaM0C
~空梅雨に入り湿度と不快指数がうなぎのぼりの浅草おんぼろアパート206号室~

 

むしむしじめじめ…

 

女修羅A「…あ゛~…、あ゛ちゅい゛…」 パタパタ
女修羅B「…何なの、この湿気と熱気…」 ウダウダ
女修羅C「…はぁ…ふぅ…」 ハァハァ
女修羅A「…あ゛ぁーっ! もう! おかしいと思わない!? 何なのこの世界! 何なの日本って!!」
女修羅B「…やめてよA、怒鳴られるとイライラするんだから…」
女修羅C「そうですよ…ほら、メイシス様だって頑張っておられるんですから」
女修羅A「…メイシスさま、ねぇ。何なんだろうね、アレ」
女修羅B「…なんなんだろうねぇ…」

 

よち、よち、ぺた、ぺた、ぺたり。

 

メイシスinペンギンスーツ「まったく、だらしがないぞお前たち。修羅ならばシャキっとするのだ」
女修羅C「あ、は、はぁ。申し訳ございません…;」
女修羅B(…うっわー、メイシスさまったらすごい汗)
女修羅A(チッ、顔以外全部あの着ぐるみに包まれてるし、何なのアレ。あてつけ?) イライライライラ
女修羅C(ちょ、ちょっとA;)
メイシス「いいか? 修羅たる者は日々鍛錬なのだ。あらゆる状況においても己の力を万全にだな」 ダラダラ
女修羅A(…っていうか、さ。メイシスさまがあんなの着てるからこの部屋の不快指数あがってんじゃないの?) イライラ
女修羅B(…暑いなら脱げばいいのに…あ、だめ。なんか見てるだけで気持ち悪くなってきたよ…;)
メイシス「…おい、聞いてるのか?」
女修羅C「あ、は、はい! 申し訳ございません!」
メイシス「全く。いいか? 修羅たる者がこの程度の暑さでへこたれてどうする。アルティス様はこうおっしゃられて…」 ダラダラクドクド
女修羅A(…あー、ね、脱いでいい?)
女修羅B(…ふぇ?)
女修羅C(ぬ、脱ぐ?)
女修羅A(脱いでいいよね、どーせ女しかいないんだし、なんかもうシャツとか気持ち悪いんだよね…) 脱ぎ脱ぎ…
メイシス「つまりはだな…む? どうしたお前?」
女修羅A「あー、メイシスさま。暑いので服脱いでいいすか? いいっすよね? えーい」 ポイッ、ベチャッ
メイシス「む?」
女修羅B「…あ、おっぱいだ」
女修羅C「!! だ、ダメだよAちゃん! メイシス様の前で、は、はしたないっ!」
女修羅A「あ゛ー、気持ち涼しい。メイシスさまも脱いだらどうすか? 気持ちいいっすよ? あはははは」 パタパタ
メイシス「…む。いや、私はこれでいい」
女修羅A「だめっすよー、そんなの着てたら死んじゃうっすよー? ほらぁー、脱ぎましょうよー」
女修羅B「脱ぐ…あー…そだよねー、女しかいないんだしねー…」 脱ぎ脱ぎ、ベチャッ
女修羅C「や、やめなよ! ちょ、Bも!」
メイシス「コラ、だらしないぞお前たち。ほら、ちゃんと隠せ」
女修羅A「いいからほらぁ、とっとと脱ぎましょーよー」 チィー…
女修羅B「…あー、ほんとだ。気持ち涼しいかも…」
メイシス「こ、コラ! 背中のチャックを下げるな!」
女修羅C「や、やめなよA! メイシス様に失礼だよぉっ!」

 

ペチャッ。

 

女修羅C「…え?」
メイシス「む?」

 

ペチャペチャ…。ペチャッ。

 

女修羅C「…あれ? メイシス様のスーツの周り、なんか結露してる…?」
メイシス「…! あ、あー、これは汗だ。修羅たるものは日々精進をだな」
女修羅A「ええいガタガタぬかすなー、メイシスさまも脱ぐっすー♪ あはははは」 チィーッ
メイシス「! あ、お、おいっ!」

 

チィー、ざ、ざらざらがらがらがらがらーっ

 

女修羅A「うぉわっ!?」
女修羅B「あーあーあーあー」
女修羅C「な、何!? こ、これって…氷?」
メイシス「あ、あー、せっかく細かく砕いていれてたのに」
女修羅A「氷…ってぇ、メイシスさまそのスーツに氷をギッシリいれてたっすかぁ!?」 ジガーン
女修羅B「あー、だから平気だったのかぁ。つうか顔の汗も結露だったんですねぇ」 パタパタ
メイシス「あ、い、いや。これはだな;」
女修羅A「ずーるーいーっ! メイシスさまずっこいーっ! あたしも入るーっ!」 抱きゃッ
女修羅B「…あ、じゃああたしもー」 寄り添い寄り添い
メイシス「こ、こらお前たちっ! ひゃぁ!? ど、どこを触っているっ!!」
女修羅C「や、やめなよ二人とも! あ、あう…なんか頭が;」
コンコン。
女修羅A「…うわー、メイシスさまの肌、冷たくて気持ちいいー///」 ヒンヤリ
女修羅B「あー、ほんとだ。このまま寝れそー///」 スリスリ
メイシス「っく! やめろお前達っ! くぁ!? た、体温が熱すぎだぁ!! と、溶けるぅっ!」
女修羅C「う…確かにシャツ、気持ち悪いな… い、いいよね? みんな脱いでるし」
女修羅A「あー、なるほどなー。今夜からメイシスさまに寄り添って寝ればいいのかー」 ゴロゴロ
メイシス「え、ええい! やめろ! 気持ち悪いからすりすりするなっ!!」
コンコン。
女修羅B「違いますよー、これは身辺警護の一環ですよー///」 ヒンヤリ
女修羅C「私だけ脱いでないってのも、その、輪を乱してるっていうことだし、い、いっか。えいっ」 脱ぎ脱ぎ…
女修羅A「おーおー脱げ脱げ。つうかこっち側があいてるよー」
メイシス「!! や、やめろC! お前はそんな子じゃないはずだっ!」
女修羅C「お、お邪魔します…///」
メイシス「や、やめ…ひゃぁ!? こ、こらC、そんなとこ掴むんじゃないっ!!」

 

カチャッ

 

バイト「…あ、開いてる。ちわーっ! 宅配便でs」
女修羅A「あ」
女修羅B「…へ?」
女修羅C「え?」
メイシス「や、やめろっ! あぅ!? は、離せぇーっ!!」

 

………

 

…酒池肉林?

 

バイト「し、しししし失礼しましたぁーっ!!!」 ドサッ、ガチャンッ! ドタドタドタドタ…
女修羅A「…あー」
女修羅B「あ、あぁあ゛!!?」 カァァ
女修羅C「~~~ッ!!」 ←我に返って服着込み中
メイシス「ええいっ! 貴様らいい加減にしないと…!」 ピキピキッ
女修羅B「ち、違うっ! これは誤解だぁーーーっ!!」 ガチャーンッ、ドタドタバタバタ
女修羅C「ちょ、ちょっとBちゃーんっ! 上着! 上着ぃーっ!」 ヒョイッ、トタタタタタタ
メイシス「…む?」
女修羅A「あー、宅配便っす。冷凍イカが届いてるっすよー」
がしっ、ぐりぐりぐり…
メイシス「誤魔化せると思うなよA…」 グリグリギリギリ
女修羅A「くひゃぁ!? い、いたいいたいいたいっす! こめかみ割れるっすぅ~っ!!」