『Wargame: European Escalation』は戦術級~作戦級のウォーシミュレーションゲームです。
フランスのEugen Systems社が開発した東西冷戦時代を舞台にしたRTSゲームで、様々な点で同社が開発したRUSEに似ています。
しかしRUSEでは連合国(アメリカやイギリス等)と枢軸国(ドイツや日本)が同じチームとして戦えましたが、WargameではNATO軍とPACT軍が同じチームになる事が不可能であったりと一味違ったテイストに仕上がっています。
ゲーム概要
プレーヤーはNATO軍(以下NATO)もしくはワルシャワ条約機構軍(以下PACT)の司令官としてプレイし、当時実在した地上兵器とヘリコプターを駆使した地上戦を楽しめます。
また索敵、補給、射線の概念があり、これらがよりリアルさをかもし出します。
なお艦船・航空機は登場しませんので海戦好き・空戦好きな方はご注意ください。
陣営ごとにそれぞれ4カ国の兵器を扱え、兵器は計361種類に及びます。
NATO:西ドイツ/フランス/イギリス/アメリカ
PACT:東ドイツ/ソ連/チェコ/ポーランド
兵器の操作よりも采配に重点が置かれており、戦術家による図上演習をゲーム化したような仕上がりです。
戦闘の規模はいわゆる戦術級~作戦級の間で、旧システムソフト社の現代大戦略シリーズに近いものです。
Wargameはかなり遅めのゲームスピードでプレイされています。この点がRTSの代表作とみなされているStarcraftやCompanyofHeroesと異なるところです。
膨大な操作量を要求されるこれらRTS作品とは違い、戦闘一つ一つでは無く大局を見て判断する戦略性に比重が置かれた作品になっていますので、逆にRTSが苦手な方、RTSが初めてな方にもオススメ出来るかもしれません。
ゲームモード
CPUと戦うソロとインターネットを介して世界中のプレーヤと戦うマルチプレイからなり、ビギナーから熟練プレーヤーまで楽しめます。
ソロ
ソロにはスカーミッシュと呼ばれるCPUとの1vs1を楽しむモードと、連続してミッションを遂行するキャンペーンの2モードがあります。
スカーミッシュではマップが11種類ありCPUの強さをEasy、Medium、Hardの3種類から選べるので、マルチプレイの練習にも使えます。
キャンペーンには4種類のシナリオがあります。
シナリオでは、東西冷戦が終結せずついに第三次世界大戦の火蓋が切られたという1975年から1985年までの歴史IFが楽しめます。
CPUの強さを設定できないこともあいまり、かなりハードなキャンペーンという評判ですが、やはり最初はキャンペーンからプレイすることをおすすめします。
キャンペーンの詳細はキャンペーンを参照。
マルチプレイ
スカーミッシュと同じ11種類のマップが用意されており、1vs1から4vs4までのチーム戦が楽しめます。
マルチプレイではユニットを設定したデッキを使います。どのようなユニットをデッキに設定するかでユーザ毎の個性が出せます。
また、初心者だからとマッチに入ることを遠慮していても始まりません。
基本的な操作をスカーミッシュやキャンペーンで覚えたら、遠慮せずマルチプレイヤーへ一歩踏み出してみましょう。より楽しい世界があなたを待っているはずです。
マルチプレイは2012年8月現在でもそこそこの活況を呈しています。
動作環境
最小構成 | 推奨構成 | |
OS | Windows XP(SP3)/Vista(SP2)/7(32bit) | 同左 |
HDD | 10GB以上の空き | 同左 |
CPU | Intel Dual Core 2.5GHz または同等のAMD CPU | Intel Dual Core 3.2GHz または同等のAMD CPU |
メモリ | 1GB(XP) 2GB(Vista/7)以上 | 3GB以上 |
ビデオ | ATI Radeon X1800 GTO または NVidia GeForce 7600 GT (256MB、DirectX9およびshaders 3.0対応必須) | ATI Radeon 3850 または NVidia GeForce 8800 (256MB、DirectX9およびshaders 3.0対応必須) |
サウンド | DirectX 9対応サウンドカード | 同左 |
インターネット環境 | アクティベーション時およびマルチプレイ時に必要 | 同左 |
DVDドライブ | パッケージ版を購入した場合に必要 | 同左 |
※ノートパソコン、スリムデスクトップ、モニターと本体が一体型のパソコン、およびマザーボード上にグラフィックチップがあるパソコンは動作保証外とのこと。
上記以外の動作実績はこちらへどうぞ。
- Core i5 2500K(4.0GHz).RAM:8GB,GTX460の構成でグラフィック設定中(一部中以上)での動作を確認。 -- 2012-08-14 (火) 03:07:32
- 上記構成外ですが、Win7(64bit)かつCPU内臓GPU(AMD A8-3870K)で動作しています。ミッションとランキングゲームしかやっていませんが、設定「中」で遊べています。 -- 2012-08-14 (火) 03:13:12
- Ultrabopk(core i7 3667U RAM8GB intelHD4000)でグラフィックス設定低で快適に動作します。一部設定を中に上げても何とかなりそうです。 -- 2013-02-12 (火) 19:58:53
- windows7 64bitでプレイできますか -- 2014-01-13 (月) 15:34:49
- 私はその環境ですが問題なくプレイできますよ -- 2014-01-20 (月) 02:12:25
言語
2012年2月23日発売当初は英語版のみでしたが、有志により日本語化されています。
英語版を購入して日本語化したい方は日本語化のページを参照。
その後2012年7月13日にサイバーフロント社より「ウォーゲーム ヨーロピアンエスカレーション【完全日本語版】」が発売されました。
これから購入する方でかつ日本語でプレイしたい方はこちらの方がおすすめでしょう。
完全日本語版ではありますが、ナレーションだけは英語のままで日本語字幕がつきます。
いずれにせよ、海外プレーヤーとマルチプレイする際にはある程度の英語力が必要です。(中学生程度?)
購入方法
パッケージ版とダウンロード版が用意されています。
完全日本語版
パッケージ版:
アマゾン:¥6981(2012/8/13現在、¥8190から15%オフ)
→アマゾンはこちらから←
ダウンロード版:
GameLiner:¥6200(2012/8/13現在)
※結局のところSteamからのダウンロードになります。
→GameLinerはこちらから←
英語版
ダウンロード版:
Steam $39.99(2012/8/13現在)
→Steamはこちらから←
GamersGate $39.99(2012/8/13現在)
→GamersGateはこちらから←
※英語版のsteamの.exeはGamersGateの.exeと仕様が違うので有志による日本語化などに対応出来ない場合が有ります。
(詳細情報求む)
各店ともたまにセールされています。
FAQ
よくある質問ページを参照。
リリースノート
パッチページを参照。
日本語化
日本語化ページを参照。
各種リンク
リンクページを参照。